トップ 投稿小説ライブラリー 「肌が透ける赤い競泳水着」 春樹&慶子様
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「肌が透ける赤い競泳水着」 著者: 春樹&慶子様 投稿日: [2005.09.12]


[あらすじ]

慶子が結婚の約束をした春樹は競泳水着フェチであった。
泳げなかった慶子は、彼に水泳を教えてもらう。
そのときの彼女は赤い競泳水着を着せられたが、
濡れたその水着は慶子の体を存分に透かせていた。
それが、隠れていた慶子の露出症の性癖を呼び覚まし、
人前でその水着姿を晒す快感に陶酔するようになった慶子。
やがて慶子は、透ける赤い水着を下着にして暮らす奇妙な女になっていく。
彼もビキニの競泳水着が好きで、それを下着にしていた。
これは、春樹と慶子の実体験にフイクションを交えた物語である。

[初めての競泳用水着]

高校を卒業した慶子が、OLの生活を始めてから3年が経った。
会社での直属上司である彼と慶子が付き合い始め、
結婚の約束をしたのはその頃であった。
彼の名は春樹といった。

ファミレスで晩御飯を食べているとき、
「今度プ−ルに泳ぎに行こうか」
と彼が慶子を誘った。
「でも・・・私、泳げないの」
中学までは体育の時間に水泳を教えられたが、
慶子は全く泳げないままで過ぎた。
高校のときには、水泳の授業は希望者だけだった。
「それじゃ、慶子ちゃんに水泳を教えてあげるよ」
そう言う彼は、大学時代に水泳の選手だった。
そんな慶子だから、今では水着も持っていなかった。
「水泳の練習には、競泳用水着がいいよ」
そう言った彼が、慶子に競泳水着をプレゼントしてくれることになった。

春樹が大学の水泳部にいた頃、そこには女子の選手もいた。
当然、彼女達は競泳用の水着を着て泳ぐ。
彼が競泳水着の女性に異常な関心を抱き始めたのは、これがきっかけだった。
サラリ−マンになってからも、健康管理のために春樹はプ−ルに泳ぎに行った。
それは、競泳水着の女性達を眺める密かな愉みにもつながっていた。

次のディトの日、喫茶店で春樹は小さな紙包みを慶子に渡した。
「これが、プレゼントの水着だよ」
お礼を言ってそれを受け取った慶子は、テ−ブルの上でその紙包みを開いた。
中から出てきたのは、赤い無地の競泳用水着であった。
「俺、こんな水着を慶子に着せてみたかったんだ」
「この水着、どこで買ってきたの」
「ネットの通販で買ったんだよ」

二人は、そのままプ−ルに行くことにした。
山手線の原宿駅から歩いて15分くらいのところに大きな水泳場がある。
メインプ−ルは東京オリンピックのときの公式プ−ルで、
そのほかに練習用のサブプ−ルが隣接していた。
そのサブプ−ルは、冬も温水プ−ルとして一般に開放されている。

それは1月末の厳しい寒さの日であったが、
その代わり、更衣室は暑いくらいに暖房が効いていた。
慶子は、彼に買ってもらったばかりの水着に着替え始めた。
泳げない自分が競泳用の水着を着るなんて・・・慶子は面映い感じがした。

その水着は、慶子の体には少し小さ過ぎたらしい。
水着に両脚を通して、上に引き上げるのにかなり力が必要だった。
何とか水着を着終わった慶子は、
そのきつい水着が体を締め付ける奇妙な快感を意識していた。

その水着は、ごく普通の競泳水着のデザインだった。
丸襟風のカットは首の直ぐ下の辺りまで肌を隠しており、
首下の右側には、「asics」とメ−カ−のロゴが描かれている。
後ろは、両肩に掛かった布地が背中で一旦合流し、
そこから左右の脇に布地が伸びている。
その下の方は背中が露出しているが、
お尻の辺りはU字型になった布地が肌を覆うようになっている。
ただサイズの小さい水着だから、その布地がお尻の肉に食い込み、
くびれたようにお尻が左右にはみ出している。
正面は首の下から股までが覆われイいるが、かなりのハイレグである。
両脇の腰骨を露出させたまま、逆三角形の布地が下腹から股を覆っていた。

更衣室の鏡に映るその水着姿を見て、慶子はドキッとした。
布地はちゃんと肌を覆っているのだが、胸の膨らみが大きく張り出し、
そこだけ布地が薄く伸びて乳房が薄っすら透けている。
それに乳首の形通りに布地が突き出ているのだ。
縦に伸びたお臍の位置もよく分かる。
しかも股の部分に裏布が付いていないから、黒い茂みまでがそれとなく透けているのだ。

慶子は、穿いてきたパンティをサポ−タ−の代わりに穿くことも考えたが、
その日、穿いていたのは平凡なデザイのビキニであり、
ハイレグのその水着では、両脇にパンティがはみ出してしまう。
慶子は、その透ける水着でプ−ルに入るしかなかった。

[水泳の練習]

脱衣場からプ−ルに入るのには、体を水に慣らすためか、
シャワ−の下を通り抜けるようになっている。
このシャワ−で濡れた慶子の競泳水着は、一段と激しく透けてしまった。
慶子は左手を胸に回し、右手は下腹を隠すようにしながらプ−ルサイドに出た。
そこには、もう水着姿になった彼が立っている。
超ビキニの男性用競泳用水着、その紺色の布地が中央部で大きく膨らみ、
彼のモノをぴったり包み込んでいた。
その近くを水着姿の男女が、何人か通りすぎる。

「この水着恥ずかしいわ、凄く透けるのよ、わざとこんな水着にしたの?」
慶子は春樹を睨む真似をしたが、彼女の目は笑っていた。
「サポ−タ−も一緒に買ってくれたらよかったのに・・・」
「サポ−タ−なんか穿かないほうが、すっきりしていいよ」
彼もサポ−タ−を穿いていないという。

先に水に入った春樹が見上げるなかで、
慶子は恥ずかしそうなそぶりでプ−ルサイドに近づく。
シャワ−に濡れて透けてしまった私の競泳水着姿を春樹さんが見上げている、
そう思った慶子は、恥ずかしさの余り体が火照るような感じがした。
その恥ずかしさのなかで、慶子は奇妙な快感を意識していた。
乳首が硬く勃起し、下腹が疼いている。
私は露出症、そんな言葉が慶子の脳裏をかすめた。

見上げる春樹の目には、濡れた水着の下で息づいている慶子の大きな胸が透け、
布を押し上げている乳首の形や色までがはっきり映しだされている。
股のところでは、濡れた赤い布地を通して、絡み合った恥毛がはっきり分かった。
慶子は後ろ向きになると、ステップの手摺に両手を掛けて水に入り始める。
その後姿を、春樹は食い入るように見つめている。

最初はビ−ト板につかまって、脚だけで水を蹴り・・・
彼は丁寧に平泳ぎの基本を教えてくれた。
両脚を屈伸させている慶子の姿を、見下ろすような位置に立った春樹は、
前に進む慶子に沿ってゆっくり歩いていた。
「もっと脚を大きく開いて・・・」
「もっと強く水を蹴って・・・」
そんな春樹の言葉に反応して、慶子の脚に力が入る。
両脚の屈伸に合わせて、慶子の股が開いたり閉じたりしている。
U字型に慶子のお尻に食い込んだ赤い布地を通して、
肛門や膣の肉襞の形が透けて見え隠れしている。
それに目を遣る春樹のモノは、いつの間にか水着の下で怒張していた。

プ−ルの帰り際に、
「あの水着を着た慶子は、凄くセクシ−だね。また今度も見たいな」
と彼が言う。
「凄く恥ずかしかったわよ・・・でも春樹さんはこんな水着が好きなのね」
と確かめるように慶子が応えた。

こうして、慶子の水泳練習第一日目が終わった。
その後は毎週一回、慶子の練習が続いた。
相変わらず、慶子はあの透ける赤の競泳水着を、サポ−タ−を穿かずに着ている。
彼の好きなその水着姿を見せてあげたい、そんな慶子の殊勝な気持ちだった。
と同時にそれは、偶然気づいた慶子の露出症の性癖を満足させてもくれた。
やがて慶子は、肌を透かせた赤い競泳水着のまま、
プ−ルサイドをむしろ誇らしげに歩くようになっていった。
そのときの慶子は、痺れるような快感に陶酔していた。
それを見る春樹も、水着がはち切れんばかりに陰茎を勃起させていた。

[水中の痴態]

そんな刺激に耐え切れず、水のなかで春樹は慶子を後ろから抱きしめたことがある。
その日はプ−ルがすいていた。
後ろから伸びた彼の両手が、水着の上から乳首を摘まみ、乳房をもみしだく。
「やめて・・・春樹さん・・・」
慶子は口ではそう言ったが、体の方は、それを待ちかねていたのだ。
慶子は身をくねらせて、その心地よい刺激を味わっていた。
彼の手はゆっくり下に移って、お臍の窪みに指が触れ、
最後には水着の上から彼女の膣口に届いた指がクリトリスを擦り始める。
歯を食いしばって耐えている慶子。
「あああッ、駄目、駄目ッ・・・感じるッ・・・」
身を仰け反らせて絶頂を極めた慶子。
彼の手を振り払うと、慶子は水中にもぐってしまった。
それは、春樹が慶子に加えた、最初の激しい愛撫でもあった。

水面に顔を出した慶子を、正面から覆い被さるように抱きしめる彼。
彼は慶子の手を自分の下腹に導く。
水着の下で硬く勃起した彼のモノに指先が触れ、慶子は一瞬たじろいだ。
「オチンチン、硬くなっているだろ・・・握ってご覧・・・」
彼にそう言われて、慶子はおずおずとそこを軽く握り締めていた。
セックスのときって、こんな大きなものが自分の体に入ってくるのかしら、
慶子は、まだ経験したことのないセックスの形を想像し、再び体の疼きに浸っていた。

プ−ルから上がって更衣室に向かう二人。
春樹の、まだ勃起したままのモノが、はち切れそうに水着の布地を押し上げている。
慶子の水着は、よじれて股に食い込んでいる。
お尻を覆う布地はV字形になってお尻の肉が左右にそっくりはみ出させ、
大きく開いたままの慶子の膣口にも水着が食い込んでいる。
その食い込みから、恥毛も大陰唇も顔を覗かせていた。
プ−ルの空いているときには、こんな二人の痴態がたびたび水中で繰り広げられた。

男の性欲は、射精をおこなって初めて満たされる。
まさかプ−ルの中で射精するわけにはいかないから、
家に帰ってから春樹はオナニ−に耽り、性欲を満足させていた。
そのときの春樹は、まだ生乾きの水着をもう一度身につけ、
浴室で温いシャワ−を浴びる。
シャワ−のお湯で水着ごと体が濡れ、プ−ルの中にいる自分を再現するのだ。
水着を押し下げ、ピンと飛び出した自分のモノを指でしごき始める。
水中で慶子の水着の股布を太腿の付け根にかき寄せ・・・
露わになった膣口の窪みに勃起した自分のモノを挿入する・・・
春樹はそんな場面を想像しながら、激しく射精していた。

丁度それと同じ頃、慶子は一人住まいのワンル−ムマンションの浴室にいた。
昼間、プ−ルで着ていた水着は、まだ完全には乾いていなかった。
慶子はもう一度その水着を着て浴槽に身を沈めていた。
洗い場に腰を下ろし、太腿を思い切り開いた慶子は、
股を覆っている布地の上から、指で膣の割れ目を激しく擦り上げていた。
昼間のプ−ルで慶子のそこを愛撫してくれた彼の指、
慶子は、妖しくうごめく自分の指を、彼の指になぞらえて陶酔し始めていた。

[下着用の競泳水着]

慶子の3回目の水泳練習が終わった日、小雪のちらつく寒い日であった。
二人はいつものファミレスで夕食を楽しんでいた。
「慶子の水着は、体にぴったりしているから着心地がいいだろう」
「ちょっときつめだけど・・・体が締め付けられる感じって意外といいわね」
「いっそのこと、下着の代わりに水着を着たらどうだい」
そう言う春樹は、水着をいつも下着にしているらしい。
競泳水着の布が男性の陰茎を押さえつける圧迫感、彼はそれが好きだという。
いつもの彼は、水着を穿いたままプ−ルに来てそのまま泳ぎ、
帰りには、濡れた水着を別な水着に履き替えているのだった。

そこには、慶子にもそうするように仕向ける彼の意思が感じられた。
彼は俗に言う水着フェチなのだ。
彼の好みに応じてあげようかしら、慶子はそう思った。
次の水泳練習の日、春樹との待ち合わせ場所に現れた慶子は、
紺のジン−ズに白のタ−トルネックのセ−タ−を着ていた。
真冬だから、慶子はその上にコ−トをはおり、マフラ−を首に巻いている。
「今日は、家から水着を着て着たの」
そう言いながら、慶子は分厚い冬物のセ−タ−を少し捲り上げた。

ロ−ライズのジ−ンズと、たくし上げたセ−タ−の間で、あの水着の赤い色が覗く。
まだ濡れていない水着でも、お臍の窪みがよく分かった。
慶子は家を出るときから素肌にあの水着を着ていた。パンティもブラもつけてはいない。
パンストを穿かずに、慶子は黒のストッキングを履いていた。
最近のストッキングには、ずり落ちないように太腿のところで肌に密着する製品がある。
真っ赤な競泳水着に黒のストッキング、その組み合わせも春樹のリクエストであった。

更衣室で着てきたものを脱いだら、直ぐに慶子の水着姿が現れる。
隣で着替えをしていた年配の女性が、
「家から水着を着てきたら便利ね」
と慶子に話しかけた。
「でもその水着、ちょっと透けるみたいね。サポ−タ−は穿かないの?」
その女性に言われて、慶子は顔を真っ赤にしながら小走りにプ−ルに向かった。

帰りには、濡れた水着を脱ぎ、彼が新しく買ってきてくれたもう一枚の水着を着た。
それは今までプ−ルで着ていたのと全く同じ型の水着だった。

濡れた水着を脱いでまた同じような水着を着る、
そんな慶子の行動は、更衣室にいたほかの女性達にどう映ったのだろうか。

[競泳水着の生活]

次の月曜日、会社に出勤した慶子は、あの水着を下着にしていた。
きつい水着だから、胸をキュッと押さえてくれるし、
ブラをしたときと同じような感触であった。
ただブラとは違って、乳房の揺れまでは止めてくれなかった。
通勤のために小走りに駅に向かう慶子の胸は、コ−トの下でプルンプルンと揺れている。

パソコンで打ち出した資料を、上司である春樹に提出するとき、
彼のテブ−ルで向かい合った慶子は、
「今朝から、あの水着を下に着ています」
と小声で彼に告げた。
「ここで見たいな」
と彼も小声で言う。もちろん冗談である。
体が透けるあの赤い水着一枚で、オフィスで仕事をする、
そんな自分を想像した慶子は、激しい体の疼きに襲われていた。

それからの慶子の下着は、彼を真似て水着だけになった。
締め付け感のある水着の感触は、慶子にとって心地よかった。
ただ困るのはトイレのときである。
春樹ならズボンのファスナ−を下げて、水着を押し下げれば、簡単に用が足せる。

女性の水着ではそうは行かない。
会社のトイレに入った慶子は、まずスカ−トを脱ぎ、便座に腰を下ろす。
いったん座った便座から腰を浮かせ、
股の辺りで水着の布の内側に指を差し込み、水着の布地を片側に寄せる。
きつい水着だから、指先にかなり布地の抵抗を感じる。
片寄せた布地の下に差し入れたままの指を前後にしごくようにする。
やっと慶子の膣から肛門の辺りが露出され、用の足せる状態になる。

そんな面倒な手順にも慶子は慣れたが、一度失敗をしたことがあった。
尿意に我慢できなくなって、水着の股を片寄せる余裕もないまま放尿してしまった。
排尿の開放感のなかで、水着の股のところがオシッコで濡れて始める。
上から覗き込む慶子には、赤い布地から透けた恥毛がはっきり見えてきた。
トイレットペ−パ−を使って何度もオシッコを吸い取らせたが、
デスクに戻って椅子にかけた慶子のお尻の辺りでは、
水着に吸い取られたオシッコが、搾り出されてスカ−トをジワジワと濡らしている。
穿いていた肌色のストッキングも太腿の辺りが濡れていた。
慶子は、周囲の同僚にオシッコの臭いが分かってしまうのでは、とハラハラしていた。

その後も、2枚になった水着を交互に洗濯して、慶子はその水着を下着にした。
生理のときには、ナプキンを水着の股に挟むが、
きつい水着だから外れる心配はない。
生理の日には水泳練習が休みになり、二人は普通のディトで一日を過ごす。
人気のない公園の木陰で
「生理のときって、どんな風にしているんだい」
と春樹が言う。
彼にせがまれた慶子は、ためらいながらスカ−トを捲り上げた。
太腿にピッタリ貼りついた黒のストッキングの奥で、
赤い競泳水着の両脇からナプキンの端がはみ出しているのが見える。
真冬の冷たい風が、容赦なく慶子の下腹に吹き込んできた。

[海水浴での陶酔]

二か月程が経って三月の声を聞く頃には、慶子も何とか平泳ぎをマスタ−していた。
それでも二人は、毎週のようにプ−ルに出かけていた。
そして暑い夏がきた。
出勤のときの慶子は、相変わらずあの赤い水着を下着にしていた。
夏になると薄着になる。
街中では、薄手のブラウスやTシャツの上からブラが透けている女性達を見かける。
慶子の場合には、白のブラウスから下に着ている赤い水着の色が透けている。
その水着自体も透けているし、ブラウスの上から乳首の色がほんのり分かってしまう。
慶子は、通勤の満員電車にもその格好で乗っていた。

春樹の家の町内で開かれた盆踊り大会に誘われて、慶子は浴衣がけで出かけた。
そのときの慶子は、浴衣の下にはいつもの赤い水着一枚を着ただけだった。
白地の浴衣だから、今度は浴衣から競泳水着の赤い色が少し透けている。
春樹は両親と一緒に住んでいる。
盆踊りに行く前に彼の家に上がり両親にも挨拶したが、
彼の両親も、浴衣から透ける水着の赤い色を見たのかも知れない。

夏も終わりが近づいた8月の半ば過ぎ、民宿に一泊する予定で海水浴に出かけた。
民宿の玄関に着いた春樹はズボンに黒のTシャツ、
慶子は白のストレッチパンツに白のTシャツ姿であった。
白ずくめの慶子の後ろ姿は、春樹にとって刺激的だった。
白のTシャツは、背中で交差している競泳水着の赤い布地をくっきり透かせている。
突き出てお尻の辺りでは、ストレッチパンツの布地がビンと張って、
お尻に食い込んだU字形の水着の赤い布地も透けている。
その後ろ姿を立ったまま見ている春樹は、自分のモノが硬く勃起するのを意識していた。

民宿でお昼を食べて一休みしてから、二人はいつもの水着姿で海岸に向かう。
海岸まで100mほどの距離だが、
その道路で何台かの車に追い越され、すれ違った。
海水浴場だから、こんな道路を水着姿で歩けるのだろう。
波はそれほど高くはなく、やっと泳げるようになった慶子にも不安はなかった。
二人は沖に向かって50mほど泳いだが、遠浅の海水浴場だから、
背の高い春樹はもちろん、慶子も海底の砂地に足をつけて立つことが出来た。
慶子の唇に彼の唇が重なり、そこに海水がかかって塩辛い味がした。

二人は、海水浴場の端の岩場をまわって泳いでみた。
岩だらけの海岸に、狭い砂浜がある。人影は全くなかった。
二人はその砂浜に腰を下ろし、遠くの水平線を眺めている。
慶子の後ろに回った春樹の両手が、後ろから彼女の肩に触れ、
そのままゆっくり移動して乳房を優しく掴み、愛撫していた。
彼の愛撫に身を任せながら、慶子は快感の嵐に苛まれ始めている。
やがて彼は、慶子の腰の辺りに後ろが両手を伸ばし、
腰を下ろしていた慶子の太腿を大きく開いた。
俗にいうM字開脚の形になった慶子の股間では、恥毛はもとより大陰唇までが、
海水に濡れた水着の赤い布から透けて見える。

彼は、その布地を脇に指で強引に押しやる。
そのとき恥毛が何本か抜けて、その僅かな痛みに慶子の体がピクッと動いた。
慶子の水着は、彼女がトイレで用を足すときの形になり、
あらわにされた膣口全体が夏の太陽を浴びていた。
その海水に濡れたままの膣口の周りを、彼の指が這い回る。
溢れ出た慶子の粘液が、膣口を改めて濡らしペチャペチャと音を立てている。
仰け反った慶子の体を支えた彼が、慶子をゆっくり砂浜に寝かせた。
慶子は、太腿を開いて膝を立てて仰向けにされたまま目を閉じていた。
太陽の光が眩しかったのだろうか。
春樹は、自分の水着を押し下げ、窮屈な布に押さえつけられていた陰茎を引き出す。

「慶子・・・いいかい・・・」
水着から露にされている慶子の膣口に、春樹の陰茎が沈み込む。
慶子は逆らうこともなく、上から覆いかぶさる彼の背中に手を回して、
体を反り返らせていた。
はじめは膣口がこじ開けられる痛みに顔をしかめていた慶子も、
春樹の体の動きに合わせて腰をよじり・・・
彼の精液が膣の中に噴出したときには、声を上げて絶頂を迎えていた。

こうして春樹と慶子の初めてのセックスが終わった。
放心したように仰向けに寝ている慶子、その太腿はしどけなく半ばひらいている。
太腿の付け根では、水着からはみ出した慶子の膣口が開いたまま息づいていた。

春樹が陰茎を抜くときに溢れ出たのだろう、
白い粘液が慶子の膣口の周りから水着の赤い布にベットリ張り付いている。
そこに赤い血の色が滲んでいたのは、慶子の処女の印なのかもしれない。
立ち上がって慶子を見おろす春樹は、その全てを目にしていた。
よろよろと立ち上がった慶子は、水際に出て股の辺りを海水で洗った。
セックスで肌が傷ついたのか、膣口の辺りで少し海水が滲みて慶子は顔をしかめた。
その隣で、彼も射精の終わった陰茎を海水で洗っている。

夏も終わりに近づいているとはいえ、海岸には子供達の嬌声が響き渡っていた。
二人は海岸に泳いで戻って、膝くらいの水深のところで立ち上がった。
春樹の男性用競泳水着は全く透けないが、
慶子の赤い水着はいつものように透けている。
「あのお姉ちゃん、裸みたいな水着だ」
慶子の姿を目にした男の子がそう叫んでいた。
その恥ずかしさにも慶子は耐えるしかなかった。

[それからの二人]

春樹と慶子の結婚式は10月の末、もうすぐである。
競泳水着に対する彼の執心は常識を越えていた。
あの水着一枚で結婚式や披露宴に出たら、とまで彼は言う。
真っ赤な透ける競泳水着、白のストッキングに白のハイヒ−ル、
頭には白のベ−ルに髪飾り、肘まである長い.白手袋でブ−ケを手にした慶子。
そんな自分の姿を慶子は想像してしまった。
大勢の人達の前にそんな姿を晒すのは想像するだけでも、さずかに恥ずかしい。

現実性があるのは、ウエディングドレスの下にあの水着を着ることであった。
この間、ドレスの衣装合わせに式場に行って来た。
衣装係の女性は、水着姿になった慶子を見て驚いていた。
いつものように慶子の体が余すところなく透けていたからだ。
その姿でドレスを試着してみたが、襟空きの大きいそのドレスでは、
水着が覗いてしまい、「asics」というメ−カ−のロゴも見えている。
いろいろ探して、それでも何とか着られそうなドレスが一着だけみつかった。
首の辺りは今の水着と同じようなデザインだから、水着の赤い色は一応隠してくれる。

ただそのドレスはマ−メイドタイプのデザインだった。
ノ−スリブの胴の辺りから太腿までが体にぴったりフィットしており、
背中やお尻の辺りでは、水着がクッキリ浮き上がり赤い色も僅かに透けている。
慶子は本当にその格好で結婚式に臨み、披露宴のお客様を出迎えるのだろうか。

新婚旅行先のグアムのホテルでは、外国に来た開放感からか、
二人は水着姿のまま部屋を出て海岸で泳ぐのかも知れない。
そのままホテルに戻った二人は、ホテルのロビ−を横切ってレストランに入り、
濡れたその水着のまま食事をするのだろうか。
慶子はその間、赤い競泳水着から透ける乳房や恥毛を人目に晒して過すことになるのだ。
結婚したら、慶子は寿退社で主婦業に専念することになっている。
その新生活のなかでも、慶子の下着は今の透ける赤い競泳水着になるのかもしれない。

一日中競泳水着一枚で暮らす慶子。
宅急便が来たら、そのまま玄関に走って行くつもりなのだろうか。
春樹と慶子の新婚生活を、覗いてみたいものである。

[完]



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