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競泳水着が好き! 投稿小説ライブラリー

「被写体・智子 男サイド」 著者: tommy12様 投稿日: [2007.11.25]


男はどうしてもその娘に接触したいと思っていた。
今日を逃したら2度とチャンスは来ないかもしれないのだ。

その男は競泳水着フェチだ。
36歳、独身。
職業は会社員だが、数年前から趣味が高じて、自分で撮影した競泳水着の女性の写真をCD-R写真集にして販売している。
今までは出会い系サイトを使ってモデルをゲットしてきた。
だが、出会い系サイトだと実際に会うまで実物の姿を見ることができないので、自分が思い描いていた容姿とかけ離れた女性が現れることがしばしばあった。
そうやって出会った女性のうち何人かは2度、3度と繰り返し写真集の撮影に協力してくれたのだが、ここのところ、写真集の売り上げが思わしくない。

男なりに原因を分析してみた。
まず、モデルの容姿。
世間にはぽっちゃり系の女性を好む男性もいるだろうが、やはり競泳水着フェチの男性の大多数はメリハリのある体と競泳水着の組み合わせが好きなのではないか。
そして、内容。
純粋に競泳水着を見せる写真集を作りたいという思いが強いあまり、男性が絡んでいるシーンは撮ろうとしてこなかった。
だが売り上げを伸ばすためには男性を絡ませるという起爆剤が一番効果的であるように思えた。

この二つの原因にたどり着いた男は行動を起こした。
まずは出演してくれる男性を自身のホームページで募集した。
自分が出演するのが手っ取り早いのではないかとも思ったが、一人で出演と撮影を兼ねると作品のクオリティが落ちそうなので止めることにした。
撮影終了後自分もやればいいのだから、自分がやれないというわけではない。
そして募集を始めてしばらくして一人の男性から応募があった。
その男性は自分より3歳年上で学生時代ボディビルディング部に所属していたとのことであった。
実際に会ってみたところ、顔は決してハンサムではなく、筋肉のほうは現在でも鍛えているようだった。
撮影はいつになるかまだわからないと伝えたが、その男性自身も競泳水着が好きで、是非やらせてほしいと言うので、採用が決定した。
若い女性が年の離れた屈強なブサイク男に弄ばれるという構図はうけそうだと思った。

あとはモデルだった。
競泳水着が似合う女性を見つける方法。
一番簡単なのはプールに行くことだと思った。
なので数週間前から土曜と日曜、自宅から行ける距離にある公営プールをいくつか回っている。
しかし、撮りたいと思う女性は今のところ見つかっていない。


そして今日、S市スポーツセンターにたどり着いた。

男は入場してプールを見るなり、今日も不漁かと落胆の表情を浮かべた。
だがプールに来て泳がずに帰ったらここの職員に怪しまれるだろうから、仕方なくプールに入った。

10分ほど泳いだときだっただろうか。
男の視線がプールサイドに現れた一人の女性に釘付けになった。
黒のハイレグ競泳水着。
巨乳ではないが、なにしろ競泳水着が似合っている。
しかもなかなかの美人だ。

男はプールサイドでストレッチをするその女性をじっと見つめた。
そして、今日この場で絶対に声を掛けようと心に決めた。
このプールサイドでいきなり撮影の話をしようとは思っていない。
だが、その女性の顔つきや仕草から、穏やかな性格の持ち主だろうと思い、自分が撮影の話をするときにも耳を傾けてくれるのではないかという期待が持てた。
「そのうち休憩時間が来るだろう。そのときに近くに座ってまずは声を掛けてみるか。」
男はそう作戦を立てた。

彼女が反対側のプールサイドからプールに入る。
男と同じコースだ。
「やっぱりな。」
男は今高速泳者用のコースにいる。
あれだけ競泳水着の似合う女は上級者に違いないと男は思っていた。
彼女はやっぱり上級者なのだ。

彼女がこちらに向かって泳いでくる。
なかなかのスピードだ。
もうすぐお待ちかねの時間がやってくる。
彼女がこっち側で泳ぎを止めようと、ターンしようと、彼女の競泳水着を間近で見ることができる。

男が熱い視線を送る中、彼女は鮮やかなクイックターンを決めて男から離れていった。
彼女のヒップを目に焼き付けた。
「たまらんな。」
男は自分の水着の中で何かが動くのを感じた。

「次はあの娘のお股をいただこうかな。」
男は彼女のすぐ後ろを泳いで思う存分彼女の股を観賞しようと考えた。
見ていると、彼女は50m泳いだところでも止まらずにターンをしてこちらに向かってくる。
「よし。次だな。」
見る見るうちに彼女がこちらに近づいてくる。
彼女がターン。
すかさず男がスタートを切る。
「こりゃすごいわ。」
男にとっては最高のアングルだ。
だが彼女のスピードはなかなかのものだ。
男も真面目に泳がなくてはすぐに引き離されてしまう。

彼女は100mを泳いだところで小休止をとった。
男は25m泳いだだけだったが息を切らしていた。
横にいる彼女を見ると、もうスタートの準備をしている。
「もう行くのかよ。」
男はまた彼女のすぐ後を追ったが、今回はついていけなかった。
25m泳いだところで追跡を諦めた。
彼女は今度も100mをノンストップで泳ぎきるようだ。
75mのターンで追跡を再開しようかとも思ったが、しばらくは彼女の姿を眺めてみることにした。

彼女が100mを泳ぎきった。
今、彼女は男と同じコースの反対側で休んでいる。
男は25m向こう側にいる彼女と目が合った気がした。
「もしかして、俺のこと見てたのかな?」
容姿に多少自信があるので男はつい期待を抱いてしまう。

彼女がまた泳ぎ始めた。
彼女の25mのターンで男はまたすぐ後ろを追い始める。
彼女は100mごとに休みを入れると読んだ男は彼女と同じサイドで休もうと思い、25mだけ追跡して休んだ。
やはり彼女は100mを泳ぐようだ。
50mでターンをして行ったが、75mでもターンを決めてこちらに向かってくる。

男の隣に彼女が到着した。
男は自分の存在をアピールしようと、彼女のほうに顔を向ける。
彼女が水から顔を上げると、男の狙い通り、ゴーグル越しに目が合った。

二人は今、同じコースの端で休んでいる。
男は水面の上に出ている彼女の胸をチラチラと盗み見る。
彼女より先にスタートを切る気は全くない。
だが今回は追跡もしないつもりでいた。
毎回毎回彼女の真後ろを泳いでいては、もしかしたら監視員に注意されるかもしれない。
その代わり彼女のスタート時に水中に潜ってしっかり彼女の股間をいただこうと思っていた。

彼女が突然スタートの態勢に入った。
男は慌てて水中に潜ったが、勢いがよすぎたために、プールの底で脚が前に投げ出され仰向けに近い体勢になってしまった。
かなり深く潜った。
スタートを切った直後の彼女の顔が見えた。
「やべえ、気づかれたかな。」
泳いでいく彼女のバタ足がさっきより幾分激しくなっているように見える。
彼女がだいぶ向こうに行ってから、男は泳ぎ始めた。

男は泳ぎながら考えた。
彼女に声をかけるとき、フレンドリーな男性というイメージを植えつけようと思っていたが、ついさっき自分の行動が見破られてしまったとしたらそれは無理だ。
最大の目的は彼女と知り合いになって出演交渉まで持っていくことだったのに目の前にある誘惑に負けてしまった。

諦めかけたそのとき、男はあることを思い出した。
それは男がよく閲覧している競泳水着フェチが集う掲示板に書かれていたことだった。
「ハイレグ競泳水着を着ている女は男に見られていることを自覚している」という主旨の文を男は読んだことがあった。
男はその可能性にかけてみることにした。
私はあなたのことを見ていますよとアピールしたうえで声を掛けるのだ。
あの娘が少しでもMならそのほうが効果的かもしれない。
そして、もうこうなったら楽しめるだけ楽しまなきゃ損だ。

男は25mで折り返す。
水中で前方を見ると、プールの向こう側で黒のハイレグが隣のコースに移動するのが見えた。
やはり自分から逃れようとしているのか。
泳ぎながらもなんとか水中で斜め前方のハイレグの行方を追っていると、二つ隣のコースに行ったのがわかった。
ならば自分も移動するまでだ。

男は端まで泳ぎきるなり彼女を追って二つ隣のコースへ移った。
今12.5mの手前を平泳ぎで泳いでいる、あれが彼女だろう。
男は思わずにやけた。
渋滞が起きており、彼女は低速で泳がざるを得ない状況だとわかったからだ。
男は思い切り壁を蹴り、平泳ぎで彼女に後方から接近する。
平泳ぎのほうが水中で前方を確認するのに適している。
だんだんと大開脚の彼女の股が迫ってくる。
水着の縫い目がはっきりと確認できるほどの距離まで近づき、じっくりと観察する。
やがて彼女が壁までたどり着いた。
続いて男も到着する。

すぐ横にいる彼女の競泳水着を下から舐めまわすように見ながら顔を水面から出す。
視線を移し彼女の顔を見た瞬間、男はまずいと思った。
彼女の顔は明らかに怯えきっていた。
そして今、彼女はプールから上がろうとしているではないか。

水から上がった直後の競泳水着のてかりは見ごたえがある。
男はそれを間近で楽しむ。

だが、その余韻に浸っている場合ではない。
彼女は更衣室のほうへ向かっている。
職員に訴えに行ったのだろうか。
それとも単にトイレか。
あるいはもう帰るというのか。

男の判断は早かった。
彼女が職員に訴えに行った場合、職員は自分を探しにここに来るだろう。
だから行方をくらませなければならない。
そして自分は彼女を逃がすわけには行かない。
あれだけ競泳水着が似合い、押しに弱そうな美人にはそう簡単には出会えない。
なんとしても声を掛けるのだ。
とにかく1分1秒でも早くこの建物から出なくてはならない。
彼女は今はトイレに行ったかもしれないが、いずれはこの建物を出る。
そして彼女が出てきたところで声を掛けるのだ。

男はシャワーも浴びずに更衣室で着替えた。
髪もろくに乾かさずに建物を出る。
出口が一つしかないことを確かめると、少し離れてその出口を見ることができる位置に立った。
男はかばんの中から過去に制作したCD-R写真集2枚と名刺を取り出し、コートのポケットに移した。
いつでも撮影のことを説明できるように、土日は常に持ち歩いていた。
名刺はもちろん会社のものではなく、カメラマンなどという肩書きを入れた自作のものだ。

10分ほど経っただろうか。
彼女はまだ出てこない。
もしかしたらもう行ってしまったのだろうか。
なにせ、プールに入ってきたとき以外はずっとゴーグルをしていたのでどんな顔だったかがうろ覚えになってしまっている。
建物から出てきたとしても見逃してしまう可能性もあるのだ。
あるいは彼女にまかれたのだろうか。
まだ泳いでいるかどうか確かめるために観覧席に行って見てくるかと思ったそのときだった。
彼女だ!
彼女が出てきた。
自転車置き場に行った。
見張っている位置が入口から離れすぎていたのが誤算だった。
彼女はもう自転車に跨っている。
男は走った。
もうだめかと思ったが幸いスポーツセンター前の信号で彼女は止まった。
男は彼女に気づかれないように小走りで接近し、そして声を掛けた。
「やぁ。」
彼女は一瞬無表情だったが、すぐに怯えた表情に変わった。
彼女が大声を出したりしたら大変だと思い、男は慌てて早口で言う。
「別に何もしないよ。安心して。だけど、ちょっと話聞いてください。」
彼女は怯えた表情で固まっている。
男は写真集のことをどう説明するかある程度考えていたのだが、焦りのあまりすべて忘れてしまった。
急いでポケットからCD-Rを取り出し、続ける。
「僕、こういう写真集を作っているんだけど、あなたの写真、撮らせてほしいの。」
彼女は驚いた表情でCD-Rを見ている。
男は続ける。
「あ、もちろん謝礼払いますよ。たぶん20万はいくかな。」
20万という数字は過去にモデルに払った報酬の最高額とほぼ同じだった。
彼女は「え」とか「はい」とか高い声でつぶやく。
男は彼女がようやく落ち着いてきたと思い、再度説明をする。
「これね、写真集なわけ。CDに入っているんだけど。」
CDを彼女に持たせるとさらに続けた。
「あなたの写真集作りたいの。報酬は出すから、ここ、連絡してね。その写真集、見といて。」
名刺を自転車のかごに入れてあったかばんに突っ込んだ。
男はそのまま立ち去ろうとしたが、思い出したように付け加えた。
「さっきはごめんね。嫌な思いさせちゃったかな?」
最後に少しでも印象を良くしておこうという魂胆だ。


彼女から連絡は来るのだろうか。
今日のプールでの出来事を考えると、男はやれるだけのことをやったように思える。
男は彼女に20万円の報酬をほのめかしたが、50万円用意していた。
出演交渉の際に報酬額を一気に増やせば簡単に折れてくれるかもしれないと思ったからだ。
だが、連絡が来ない分にはその伝家の宝刀も抜くに抜けない。
最初から50万と言っておけばよかったか、と後悔し始めた。
そんなことを考えているとパソコンに「メールを受け取りました」の表示が浮かんだ。
見知らぬメールアドレスからだ。
まさかと思ったが、そのまさかだった。
「今日S市スポーツセンターで声を掛けられた者です。報酬20万と言っていましたが、即もらえるのですか?ヌードは無しですか?顔を出さないで写ることはできますか?」
すぐさまメールを返す。
「メールありがとう。報酬は即払うこともできるし、売り上げに応じて後から加算していくこともできるよ。ヌードは無しです。競泳水着フェチの写真集なので。顔は出したほうが報酬は高いけど、ゴーグル、キャップしたままでもいいよ。」
やっぱり顔は出したくないか。
だがそれも想定済みだった。
彼女はゴーグルをしていても美人だとわかるから大丈夫だろう。

そしてついに伝家の宝刀を抜くときが来た。
もう1通メールを送る。
「顔出し無しで50万。どう?」


自分でも驚くほどあっさりと彼女は堕ちた。
マッチョマンに電話をし翌日の予定を聞いたら大丈夫だったので撮影は翌日となった。

ここからは未知の領域だ。
彼女は自分のセックスが撮影されることは考えていないはずだ。
自分もそれを伝えてはいない。
彼女に悟られないように注意してきた。

契約書を2枚用意する。
1枚は今までの撮影のときにも使ったものだ。
そしてもう1枚に細工を施す。
-撮影はすべて競泳水着着用のもとで行い、ヌード撮影は行わない。
-手錠、縄、猿轡等の拘束具の使用は可能とする。
-撮影時はキャップとゴーグルの着用を認める。
など、並べられている数々の条件の中に次の条件を潜り込ませる。
「性交の撮影」

彼女に1枚目をじっくり読ませてサインをさせ、2枚目を差し出す。
同じ内容だと思い込んだ彼女は内容を確認せずにサインをする。
1枚目は廃棄する。
という筋書きだ。


男は彼女との待ち合わせ場所に向かった。
マッチョマンには少し離れたところで待っていてもらって、自分の後をついてくるようにお願いしておいた。
撮影はラブホテルで行うということも打ち合わせ済みだ。

彼女は明らかに緊張している。
男は少し雑談をした後、契約書を取り出した。
1枚目をよく読ませる。
彼女がサインをした。
「2枚ね。」
男はなんとも曖昧な言葉で2枚目の契約書にサインを促す。
彼女がサインをした。
男はきわめて冷静を装って、50万円の入った封筒を差し出した。

「智子ちゃんか。」
彼女のサインで初めて名前がわかった。

男は智子と一緒にラブホテル街を歩く。
その後ろをマッチョマンがつける。
男はこんなに可愛い子と一緒にラブホテル街を歩けて満足そうだ。

男が智子とラブホテルに入った。
マッチョマンはしばらく待機だ。

部屋に入り、智子に着替えるように指示すると、その隙に男はマッチョマンに電話を掛けた。
「403に入りました。」
部屋には暖房が入っていたが、乳首が勃たせたいので暖房を切り、窓をできる限り開ける。
撮影に使う手錠、猿轡、縄などを並べていると間もなくマッチョマンが到着した。
その場でふたりそろって強精剤を飲んだ。

智子が青の競泳水着に着替えて出てきた。
マッチョマンの存在に気がつき、不安そうな表情を浮かべる。
マッチョマンが文句は言わせないと言わんばかりの明るい声で言う。
「こんにちは。」
智子も答える。
「こんにちは。」
男たちはズボンの下に海パンを着用しているが、強精剤と智子の競泳水着姿のおかげでズボンまで盛り上がっている。

間もなく、撮影が始まった。
男はシャッターを押し、マッチョマンはビデオカメラをまわす。
様々なポーズを要求する。

一通り卑猥なポーズをさせたところで男が言う。
「もう1着持ってきてるんだよね?それに着替えようか。」
智子はかばんから黒の競泳水着を取り出し、バスルームに入った。

男はマッチョマンに小声で段取りを確認した。
「最初は手錠でいきます。途中で手錠を外して縄で両手をベッドの脚に結ぶので、そしたらお願いします。」
「OK。わかった。」
男はかばんから電気マッサージ器を取り出し、電源につないだ。

男は手錠を持って待っている。
智子が黒の競泳水着で出てくるなり、男は言った。
「じゃあ拘束いこうか。」
男は智子の手に手錠をかけた。
そして数分間撮影した後、猿轡をつけた。
猿轡をつけた口からよだれが流れ落ちる。
男たちはそれを記録する。

「よーし。次は縄だ。」
男は智子の手錠を外し、続けた。
「仰向けね。」
男は手際よく縄で手とベッドの脚を結びつける。
そして振り返るなり、言った。
「じゃ、お願いします。」
「おう。」

海パン一丁で電気マッサージ器を握るマッチョマンを見ると、智子が猿轡をしたまま騒ぎ出した。
マッチョマンからビデオカメラを受け取った男は智子の顔の前に契約書を見せて言った。
「ほら、ここに書いてあるでしょ。条件のところに。「性交の撮影」って。」
その様子を映像に収めた。
マッチョマンが智子を責め立てる様子を、そして二人が交わる様子を男はこだわりのカメラワークで撮影した。

マッチョマンが果てたところで撮影は終わりのはずだったが、マッチョマンが代わってやるというので急遽男の挿入シーンも撮影することになった。
男は智子の縄を外し、バックで智子を責め立てた。

男は果てると智子の猿轡を外した。
智子は軽く咳き込む。
男が尋ねた。
「どうだった?」
智子は口元に軽く笑みをたたえ、目は男を睨みつけて言った。
「もう、最悪ぅ!」
智子は男の体を叩くと顔を覆い倒れこむ。
男がまた尋ねる。
「契約書の条件、見落としてた?」
「…。見落としてたぁ…。」

「またやる?」
「…。バカ!」


智子のセックスシーンを収めたDVDは男が販売してきたソフトの中で一番のヒット作となった。
男は智子にソフトの売れ行きをメールで逐一報告していたが返事はなかった。
だが、1通のメールに対してついに返信が来た。
「2作目に出演してもらえませんか?60万でどうでしょう?」
「売れ行きに応じて報酬を足してもらえるなら、考えます。どんな作品ですか?」
「智子ちゃんも好きだねぇ。」
男は智子でもう一稼ぎできると確信した。




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