「競泳部員恭子 大学編第3部」 著者: アクアピオン様 投稿日: [2006.08.15]
  
7月の終わりに、森本は帰郷した。 
今年は祐子の受験があり、それを見るために、長めの夏休みをとっていた。 
恭子は、その話を聞いて、あまり心配はないかと思ったものの、植松と考えた計画は、せっかくだから実行しようということになった。 
 
4人揃って、植松邸にあつまり、ガーデンパーティをすることになった。 
植松邸のベランダには、バスールームからつながって屋外にジャグジーがあり、そこでゆっくりすることになった。 
恭子と祐子は、バスルームの更衣室で着替えることにした。 
祐子は、ファーストスキンFS2の黒に白ラインで胸に校名の入ったレッグスーツを着ようとしていたが、 
「祐子ちゃん、ちょっと、これ」 
と、恭子が水着をさしだした。 
メタリックブルーのハイレグ競泳水着だった。 
「先輩!また、こんなの・・・。」 
「それ見て、彼がどんな反応するか・・・。その反応次第で、いろいろ聞けるでしょ。」 
「でも、今日は植松さんがいるじゃないですか・・・。いくら先輩のダンナさんっていっても、恥ずかしい・・」 
「だから、ちょっと暑いけど、最初はその上にこれを着てさ。私たち途中で席外すから、そのあと脱いで。」 
といって、アクアフィットネス用のスパッツとオールジッパーのトップスを渡した。 
「結果がいいほうに転ぶかどうかはわからないけど、悩んでるよりいいでしょ。」 
「ええ、まあ・・・」 
祐子は、メタリックブルーの競泳水着を着た上にアクアフィットネス用水着を着こんで、外へでた。 
恭子は、大学名が左胸にはいったスピードファーストスキンボディスーツ・ブルー×レッドを着ていた。 
森本は、クラブの頃からのスパッツ、植松はトランクスをはいていた。 
しばらく談笑したあと、恭子と植松は、食事の支度をする、といって、家に入っていった。 
森本は祐子と二人ジャグジーに残った。 
森本がいろいろ話しかけるが、何か祐子の調子がおかしい。 
ぎこちない。 
何か以前もこんなことがあったような気がした。 
「どうかしたの?祐子ちゃん。なにかあったの。」 
「いえ、何も、あの・・・・、ちょっと、佐々木先輩のお手伝いしたほうがいいかしら。」 
とジャグジーから立ち上がったとき、フィットネス水着の下に、競泳水着のラインが見えた。 
「あれ、祐子ちゃん、下着てるの?暑くない?一枚でよかったんじゃない。」 
祐子は、森本に、下に着ていたことがわかってしまい、少し躊躇ったが、恭子が言ってたとおりに、森本の方へ向き直って、フィットネス水着のトップスのジッパーをおろした。 
メタリックブルーの競泳水着の上半身が、森本の目の前に晒された。 
夏の太陽光線が、メタリック生地を反射して、そのもう熟れかけの身体を映し出した。 
やはり、競泳水着とは違い、メタリック生地はよく伸び、締め付けも弱いため、祐子のCカップに近づいている乳房、相変わらず小さい豆粒大の乳首、そしてその乳首同様小さい乳輪とそのツブツブがきれいに日光に反射していた。 
それだけで、森本は興奮していた。 
これまで祐子の肉体への気持ちをおさえていたため、久しぶりに見た祐子の肢体によりいっそう反応してしまった。 
祐子はメタリックブルーの競泳水着にスパッツという姿で、胸を両手で隠しながら、森本に近づいて、かがみ込み、顔を寄せてきた。 
「せ、先輩、あの・・・」 
「そ、その水着・・・、ひょっとして、また佐々木が?いったいどういうこと?」 
祐子は恭子に話したことと、今日のこの水着のことを森本に話した。 
「そうか・・。心配させてごめん。でも俺は浮気とか、他に好きな娘はいたりしないよ。」 
と言って、これまで祐子に手を出さなかった理由を話した。 
「だから、昔してしまったことが間違いで、今の俺たちのあり方が正しいのかなって。でも、やっぱり好きだから何かしたいという思いもでてきちゃって・・・。こんな姿見せられると・・・。」 
「先輩の気持ちもわからないでこんなことしちゃってごめんなさい。でも、好きだから、されても・・・」 
森本は、もうこのまま、自分の理性を止め続けることが難しくなってしまった。 
肩越しに、祐子のヒップを見ると、競泳水着のレッグカットの方がスパッツのウエストラインより上にきていた。 
森本は競泳水着のヒップラインとスパッツの間に指をいれ、祐子のスパッツを腰から下げた。 
「キャッ!やん!先輩・・・もう・・・」 
と、祐子は後ろづさりして、ジャグジーの中央に座った。 
「だってここまで見せといて・・・ねえ・・・」 
と言って、森本は祐子の背後にまわり、うしろから抱きしめた。 
そして、手で祐子のあごを後ろに、向けて、キスをした。森本は、両手で祐子の乳房を包み込み、揉みながら、指で乳首をつまみ、耳たぶをなめ、下を首筋に這わせた。 
「ああん!うん!やん!あ、あ、はあ、はあ・・・ううん!あんっ!やん!いやんっ!」 
 
恭子と植松は、その様子を、偏向ガラスになっているベランダの影から見ていた。 
「祐子ちゃん、あんな大胆な水着きて・・・。びっくりだな。」 
「あれは私が用意したの。でも、食いついたでしょ。あいつ。」 
「何か、ゆっくり話してたみたいだね。わだかまりも解けたかな。」 
「しっかり手をだしてるじゃない。周りから見えないっていっても、外なんだけどね。」 
「でも、僕、他人のこういう光景みるの初めて。ちょっとまずいかな。」 
「他人の家の庭でやってんだからいいんじゃない。企図した者としては責任を持って見守らないと。なーんて。」 
 
二つの他人の目に気づかず、森本と祐子は、その愛を確かめ合っていた。 
森本は祐子の両手を持ち上げ、祐子の脇に下を這わせた。 
「きゃあっ!いやんっ!やんっ!ああんっ!うん、ん、ああ、ううん、ああん!」 
祐子は、今まで感じたことのない感覚にとまどっていた。 
ああ、先輩、なんか、どーして?すごく上手くなってる気がする・・・。 
森本は、祐子を膝でたたせて、股間に手をのばした。 
祐子はそれにあわせて少し足を広げた。 
もう、先輩がしたいようにさせてあげる! 
森本の手は、水着の食い込んだスリットに指を這わせた。 
「あんっ!あん、うん、んん、はあ、はあ、ああん、うんっ!あんっ!」 
 
「何かすごいことになってきちゃった。このままほっとくの?」 
「だって、今出て行くわけにいかなくなっちゃったじゃない。本人達も楽しんでいるみたいだし。」 
「でも、そんなに競泳水着っていいのかなあ。」 
「ちょ、ちょっと。あなたが何さわってるのよ。」 
「別にいいじゃない。夫婦になるんだし。競泳水着越しの感触ってそんなにいいのかなあって。」 
「やんっ!だからって、こんな時に、キャッ!やだー、もう、健ちゃんたら、あれ見て興奮したの?」 
植松は、恭子の腰に手をまわし、腰回りからヒップをなでまわした。 
そして、恭子の左側の乳房を手で包みながら、パープルの生地の上に勃った乳首を舌で弾いた。 
「ああんっ!あん、あん、はあ、はあ、ああん!ううん・・・・」 
パープルの生地が植松のつばで乳首の部分だけ、濡れて濃くなっていった。 
左の乳首を覆う生地に唾の糸をひきながら、右も同じように舐めた。 
「あんっ!健ちゃん、ダメッ、いやあっ、いやんっ!あんっ!ダメだったら・・・」 
 
森本は、祐子の蕾を生地の上から捉えた。 
メタリックブルーの生地は、蕾の形までをきれいに映し出していた。 
「ああっ!いやんっ!やんっ!ああんっ!ああ!あっ!ううん!!ああん!!あーん!!!」 
久しぶりの祐子の身体と喘ぎ声に、すっかり興奮した森本だったが、じりじり照る日光に、さすがに暑くなり、もう中に入るか、と思って、ベランダを見た。 
カーテンの裏に人影か?偏向ガラスだからよく見えないけど、確かに・・・。 
あっ!ひょっとして・・・。 
今回のことも佐々木が企んだって、祐子ちゃん言ったな・・・。 
森本は手をとめ、祐子を抱きしめ、軽くキスをして、ジャグジーをあがって、ベランダへ向かった。 
祐子は、ジャグジーにそのままつかって、ホーッとしていた。 
 
恭子の股間のブルーのファーストスキンの生地は、すでに濡れて、ブルーが濃くなっていた。 
植松は、割れ目にたまった蜜を、スリットの方にのばしながら股間を愛撫した。 
「ああんっ!ダメッ!いやあん!!ああん!あ、あ、あ、はあ、はあ、あんっ!」 
「凄く・・・濡れてる・・・・手がなめらかに生地の上を滑るようになった・・・ここ・・でしょ?」 
といって、植松は恭子の蕾を軽く押すようにして揉んだ。 
「いやあん!!ああんっ!!あ!あ!いいっ!ああっ!ああーん!」 
恭子の陰部からは、蜜がとめどなくあふれ、すっかり股間部分をブルーから紺へと変えてしまった。 
しかし、恭子は、大きな影がベランダの偏向ガラスに映るのに気づいた。 
「健ちゃん!前っ!隠れなきゃ。」 
「あ!でもここじゃ・・・・」 
ベランダのガラス戸が、ガラッ、と開いた。 
「佐々木!!植松!!」 
 
植松家の食堂。少しさめかけたパスタとピザがならんでいた。 
それを前にして2組のカップルがいたが、男2人と女1人が口論をしていた。 
祐子は真っ赤な顔をして、ずっと俯いていた。 
「おまえら、ちょっと、本当にひどくないか?人のこと覗いてるなんて・・・」 
「それはあんたらが勝手にやってたんじゃんか。」 
「今回の件もお前が企んだんだろ。それなのに・・・。」 
「だいたい今回のことは、あんたが、ちゃんと祐子ちゃんを心配させないように言わないからじゃない。祐子ちゃんが心配だって言うから、わざわざ私が考えてこんなことしたんでしょ。」 
「そうですよ。先輩が祐子ちゃんに愛情をもってちゃんと接してあげてれば何の問題もなかったんです。」 
「おまえだって、祐子ちゃんの・・・その・・・姿・・・覗いててよくそんなこと言うな。」 
「うちのジャグジーでその・・勝手に・・したの先輩じゃないですか。それに先輩から手をだしたでしょ」 
「だからって、ちょっとは、ましな方法考えられないのかよ。祐子ちゃんの悩みとかを言ってくれれば・・・」 
「喜んで、祐子ちゃんにエッチなことしたくせに・・・。あんた、絶好調だったじゃない。」 
「そんな問題じゃないだろ!だいたい俺が見たとき、お前の水着、胸も、股間も色かわってたじゃねえか。」 
「きゃあ!そんないやらしいところ見てるなんて。私、人妻なのに、ねえ健二さん。」 
「そうですよ!人の嫁さんのそんなところ見てるなんて・・・。」 
「じゃあ、あんときおまえら何してたんだよ!だいたいなあ・・・」 
と口論は続いた。 
しかし、祐子は、今日の森本の言葉に、安心できてよかった、とホッとしていた。 
 
森本は、祐子の家庭教師をして、夏休みを終え、また大学へ戻った。 
祐子の家で家庭教師をしている間は、二人とも、植松家の1件から気恥ずかしくなり、特に何もなかったが、祐子はすっかり安心できていた。 
 
〈大学編第3部 Fin〉 
 
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