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「競泳水着を着用したら」 著者: こちら亀有公園の反対側様 投稿日: [2010.07.12]




美貌のOL・サリナ、24歳。
住まいは北関東の某市である。
東京での生活には馴染めないと自覚する彼女は、上京することなく、高校・大学と北関東圏内の学校に通った。
大学在学中は、アルバイトでモデルの仕事をやったこともある。
地元で有力な百貨店の広告や通販カタログでは、売れ筋のファッションに身を包んで笑顔を向ける写真が掲載されることもしばしばであった。
“東京に出て、モデルとかタレントのオーディション受けたら?”
という周囲の声もあったが意に介さず、地元に根差して一般事務のOLとして就職した。

そんな彼女は、全身運動による健康維持目的で水泳を始めていた。
仕事が終わった後スポーツクラブに通い、水泳に打ち込むという習慣を、週に2〜3日程度は行っていた。
サリナの愛着する水着は、近年の傾向を反映して、ハーフスバッツ型の競泳水着。
水着に着替え、プールサイドに立つと、そこに居合わせた男性スイマーは沈黙の興奮を書き立てるだろう。
サリナはそんな男の視線を全く感じないわけではないが、気にしないことにしていた。

実はサリナには、異性との関わりを避けたいという、ごく軽度の恐怖症傾向があった。
ちょっとした男性視線には無視を決め込まないと神経が持たないのだ。
そんな彼女の内面など知らない男性スイマーは、さりげなく彼女のしぐさを見守る。

男性スイマーの視線は、彼女に不愉快さを感じさせないために、背後から浴びせる場合がほとんどである。
清楚感が溢れるうなじ、或いはショルダーストラップがピタリと張り付く背の上部は、みずみずしく上質な色気がある。
これが、プールでひと泳ぎしてプールサイドに上がった直後ともなると、濡れた体と水着の効果で、きらめく艶やかさがある。

男性スイマーにとっては、そんな彼女に、ハーフスバッツ型の競泳水着ではなく、美脚満開となるハイレグ型の競泳水着を身に着けさせたいと意識するだろう。
しかし、男性恐怖症傾向のサリナにとって、わざわざ男性視線を呼び集めるような格好は最も避けたいもので、ハイレグ型は敬遠の対象である。

ある日のこと。
サリナは、通っていたスポーツクラブを出たところで、見知らぬ男が近付いてきた。
怖さを感じてとっさに後ずさりすると、丁重に声を掛けられた。
「失礼します。私、写真館の後継ぎとして修業している者です。よろしかったら、モデルになって頂けないでしょうか?」

反射的に拒絶反応をして、
「い、いえ……!」
と無愛想気味に返答して足早に立ち去りかけた。

すると相手の男は、頭を下げた前傾姿勢で付きまとってきた。
「お願いです! あなたみたいなきれいな方を一度でいいからモデルにして……。撮影するのが長年の夢なんです!」

サリナは戸惑いながら、さらに逃げるように歩くと、男は後を追って来た。
「パソコンをお持ちでしたら、ネットで“タカサキのヤマちゃん”と検索してみてください。趣味で撮った写真があります。決してイヤラシイ写真を撮っている者ではありません」

サリナは男性恐怖症傾向の内面をすっかり刺激され、通り掛かりのタクシーを見つけて拾うと、その場を立ち去った。

スポーツクラブを出る所を見られているので、また待ち伏せされるのではないかと不安に陥り、しばらくはスポーツクラブへ足を運ばなかった。
その間、男のネットサイトが本当に存在するかどうか、インターネットで検索してみた。
それは確かに存在し、風景写真やごく普通の女性ポートレイト写真が展示されていた。

しかし、再びスポーツクラブを訪れると、思わぬ形で例の男と再会した。
彼もスポーツクラブの会員で、トレーニングマシンで汗を流していたのだ。
更衣室に向かう途中に彼を見掛けたサリナは、マシンルームの彼におそるおそる近付いた。

「この前は失礼しました……」
山村はサリナの気配に気付くとトレーニングを中断して頭を下げた。
「あの…、前からここの会員だったんでしょうか?」
サリナが身構えながら尋ねた。
「ええ。でもあなたとは時間帯が違ってたから……。先日から時間を変えたんです。あの時は、帰り際にたまたま振り返ったらあなたを見かけて。そこでつい……。あ、僕の名前は山村って言います」
軽く笑みを浮かべて白い歯を見せた山村は、こうして見るとなかなか好青年だった。
その後、二人は会話を通じて徐々に和んだ。

「いきなり声を掛けられたので、あたしも驚いてつい逃げてしまいました」
「いえ。確かにあれじゃあ、怖がられて当然です」
「写真館の後継ぎって言ってましたよね? 順調にいってるんですか?」
「いえ。実はあれ、うそなんです、すいません。少し助手のバイト経験があるだけで、写真は全くの趣味です」

その後、山村の表情が曇った。
「本業は食品加工の工場勤務で……、それもあと1ヶ月で雇用打ち切りなんです」
サリナはどう反応したらよいか戸惑った。
「り、リストラ…、ですか?」
「次の仕事が見つからなくて……。そこで、福岡の実家に戻って家業を手伝うことにしました」
「じゃあ、1ヶ月後には引越しですか?」
「ええ、そうですね」

サリナは、山村の身の上話には弱かった。
(この人、福岡の人だったの……。もう会うこともないなら、この人の願いに応えて写真のモデルになってあげてもいいかな……?)

そんな同情心から、サリナは写真撮影のモデルになることを決め、山村に伝えた。
その後、撮影の日時などをメールで相談するということになった。

翌日山村から届いたメールは以下の通りだった。
「撮影モデルを引き受けて頂き、とても嬉しいです。まずは撮影での条件など相談したいと思います」
そんな書き出しのメールだった。
だが、その先の文面がサリナを強く刺激した。
「そこでお願いです。スポーツクラブで水泳に打ち込んでいるとのこと……。できればのお願いなのですが、屋外で競泳水着姿を撮影させて頂けないでしょうか? もちろん誰にも見られない場所で」

思わず拒絶反応が占有するサリナだったが、気を取り直して読み続けた。
「ハイレグタイプ(といってもVラインがきつくないタイプにします)の競泳水着を着用してもらえませんか? ほんの短時間で結構ですから……。了承頂けるなら、水着をこちらで手配しますので、失礼ですが水着のサイズをお願いします」
そんな要望が書かれていた。

サリナはハイレグタイプの競泳水着という表現を読んだだけで、羞恥心が込上げた。




考えた末、サリナは競泳水着撮影OKの返事と水着のサイズをメールで伝え、その後話がまとまった。
山村が水着を選んで撮影日前に送り、そのままサリナへ謝礼の一つとして提供されることになった。
当日はそれを着用した上に普通の衣服をまとって出掛けるということや、山村が友人からワゴン車を借りて送り迎えすることなど、段取りをメールでやり取りした。

撮影日一週間前には水着が届いた。
水着が収まった箱を開けると“ARENA RIMIC”の商品タグが目に入った。
“NUX−F採用により適度にフィット”という商品アピールも書かれている。
水着の色はネイビーブルーで、デザインを確認しようと手に取ると、なぜかもう一枚、ダークレッド色の水着が折り重なって入っていた。
“競泳練習用水着”にあるようなノーマルレッグタイプが送られることを期待したのだが、ハイレッグカットの競技会公認モデルが選ばれたことにサリナは動揺した。
実際にそれを目で確認すると、やはり気恥ずかしさを感じる。

「二着あるって……。撮影日にどちらか好きな方を着てらっしゃいという意味? それとも後からメールで指示が来るのかな……?」

疑問を持ちながら、サリナは取りあえず風呂上がりに試着してみることにした。
試着の対象にしたのはネイビーブルーの方である。
家族の目を避けて自室にこもっての試着は、秘密行動のスリルがあった。
競泳水着自体の特有のフィット感はスパッツ型でも同じだから慣れている。
しかし、水泳を始めた時からスパッツ型の水着に慣れ親しんだサリナには、ハイレグカットは抵抗感たっぷりだ。
この格好で山村と一対一の撮影に臨むと思うと恥ずかしさで一杯になった。

そもそも山村を信用していいのだろうか?
撮影モデルになって欲しいと突然に声を掛けてきたかと思えば、スポーツクラブで再会した際は妙に控え目な対応だった。
写真館の後継ぎだと嘘をついたことを、その際認めている。
リストラの憂き目に遭って福岡に帰るという話も、どこまで信憑性があるか疑惑が湧いてくる。

山村の本当の実態について、サリナはつい考えた。
実は、言葉巧みに女に接近していずれ狼の本性を現すストーカーではないかと。
押しと引きをうまく使い分ける話術で安心させた上、タイミングを計って同情を誘う話を持ち出す。
そして撮影のモデルを口実に二人きりの状態を作りだしたら、態度を一変させて襲い掛かる。
サリナはそんな想像を抱くと、競泳水着一枚の姿は裸同然の無防備状態だと悟った。

「あたしって男恐怖症のケがあるのについ同情して……。ああ、どうしよう……? でも…でも…、あの雰囲気、悪い人には見えない……。そうだよ、あたしの考え過ぎだよね……」

サリナは気を取り直しながら、水着の感触をチェックする。
軽く屈伸運動をして水着のボトム生地の食い込み具合を肌で確認。
さらには、しゃがみ込んでみて、ヒップへしっかりと食い込む状況を実感した。

「こういう水着はやっぱ苦手……。これで写真撮られるかと思うとなんかユーウツ……」

そんな思いの直後だった。
サリナはしゃがんだ体勢のままふとバランスを崩し、後方に重心が移動すると尻もちをついた。

「あん!」

尻もちの影響で水着のボトム部の生地が、サリナの大事な箇所を締め付けるように食い込んだ。
サリナは素早く立ち上がって股間の食い込みを直したが、一連の動きが性的衝動を呼び起こしてしまった。

「やだ……。何だか感じてきちゃった……」

直後にサリナはふらりとしながら、そのままの格好でベッドの上に横たわった。
それまで不快に思っていた水着のハイレグカットなのに、下腹部辺りの生地を左手でつかみ上げると、ぐいっと引っ張って股間への食い込みを増大させた。

そして右手の指先、人差指と中指を使って、股間の敏感ゾーンを水着の生地の上からなぞり始める。

(アソコが疼いてきちゃった……。この素材の感触がいい刺激かも……。モデルしちゃえばあたしの水着になるんだし……、このままひとりHに使っても……)

サリナは今、彼氏のいない身である。
それでも、男性恐怖症の傾向がありながら、時間を掛けて親しくなり、深い関係になった男は何人かいた。
だが男との性行為の場面では、やはり男性恐怖症傾向の気質が影響して気おくれしてしまい、充分な快感を得たことがなかったのだ。
サリナにとって、一番の性的快感を得た行為はオナニーだった。
競泳水着を試着して得た股間への食い込みの刺激が、サリナを自尉行為へと駆り立ててしまった。

「う……ああ……ん」
家族に悟られぬよう、声を押し殺すサリナ。

股間に食い込ませたまま、引っ張ったり戻したりを続けた水着のボトム生地は帯状になった。
見ようによってはSM行為でよく目にする“股縄”的である。

(スベスベの生地の感触がたまらない……。ヌルヌルしてきちゃう……。こんな風に食い込ませて楽しむなんて考えもしなかった……)

サリナは絶えず敏感ゾーンを生地の食い込みと指先なぞりで責め続けた。

「あう……う……う……ああぁぁぁ……」

美貌のOLサリナも、自慰にふける姿は、性的欲求に取り憑かれたメスであった。
目を閉じて小刻みに体を震わす。
胸元は、水着の内側から完全に突起した乳首が存在感を示す。
その乳首を、左手指先で水着の上からなぞったり、軽くつまんでみたりした。

やがて、左手指先で乳首を活発に愛撫しながら、右手指先で股間の敏感ゾーンを並行責めする行為を続けた。

「あっあっ……ああぁぁぁ……、う……うぅぅ〜〜」
懸命に声を押し殺しながら自慰の絶頂感は間もなくという状況を経て、サリナは自慰のフィニッシュを迎えた。
敏感ゾーンから分泌された体液が水着のボトム部に染み渡った。
それもたっぷりと。


そして水着が送られた翌日。
山村からメールが届き、サリナは次の文面に動揺した。

「お送りした水着、意外とハイレグですよね? レッグラインが緩やかなタイプに交換したいと思います。お手数ですが着払いで返送してもらえますか?」

(ええ!? 返すなんてできないよ……。赤い方はいいけど青い方は……。うまく洗えば新品の生地の状態に戻るかな……?)
サリナは困惑した。




撮影用のハイレグ競泳水着を試着して自慰行為に没頭してしまったサリナは、さんざんボトム部分の生地を股間に食い込ませて愛液をたっぷり染み込ませてしまった記憶が生々しく残った。

山村からメールでレッグラインが緩やかなタイプに交換したいと伝えられても、応じられない覚悟だった。
水着は、家族の目を盗んで手揉み洗いして部屋干しで乾かしたが、下ろしたての状態にならないことは承知していた。
何事もなかったかのように洗った水着を返送する手段もあるが、道義的にできないサリナだった。

「送って頂いた水着で大丈夫です。どっちの色がいいか判断に迷いますが、撮影はこれで臨みますから…」
と責任感で山村にメール返信するしかなかった。

ところが事態は急変した。
撮影日二日前にして山村から重要マークのメールが届いた。

「大変申し訳ありません。実家から母親が体調を崩して入院したとの連絡が入り、急いで帰郷することになりました。せっかく了解頂いた撮影の話はキャンセルさせて下さい。本当に失礼しました…。あ、それと、撮影用にとお送りした水着ですが、お詫びに差し上げます。スポーツクラブでのスイミングにでもお使い下さい」

その文面を読んだサリナはホッとした。
これにより、苦手なハイレグ型競泳水着の姿で撮影されることも、どこまで信頼できるか疑問の男と二人きりになることもなくなり、心の重荷から解放された気分である。

しかし、撮影用に送られたハイレグ競泳水着はどうしようかと思った。
愛用のスパッツ型以外着用する気はなく、ハイレグ型はこれからも敬遠し続けるだろうから。

(そうだ、ネットオークションに出そうかな……。一つは一度使用済、もう一つは完全な新品という説明で……」

サリナはそんな考えに至った。
“一度使用済”が水泳ではなくオナニーだったことは苦笑するしかなかった。


ところが数日後。
山村から宅配便で箱詰めされたものが届けられた。
中身は手紙と、驚いたことに数着の競泳水着だった。
それも全てハイレグ型である。
メーカーもミズノ、アシックス、スピードと揃っている。

同梱された手紙を読むとサリナはただ呆れるばかりだった。
手紙の主旨は、引越するにあたり荷物を整理したら、以前に購入しておいた新品の競泳水着が出てきたので、サリナに譲りたいとのことだった。
気に入った女の子に着用してもらって撮影する目的で購入したもので、サリナに合うサイズだと説明されていた。

山村の引越先の住所も手紙に書かれており、これで彼との関わりも物理的に途絶えることが明白だった。

(あの人、結局は競泳水着フェチなのかも……。スポーツクラブで競泳水着が似合いそうな女のコを物色しては声掛けてたんじゃ……? それにしてもハイレグ水着をこんなに押し付けてくるなんて……)

そんな推察の一方で、増えてしまったハイレグ競泳水着に呆れたサリナは、全てネットオークションで売却してしまおうと決意し、送られた水着を箱ごと部屋の隅に放置した。

しかし、一日を終えベッドで眠りにつこうとした矢先、脳裏にハイレグ競泳水着を着用した際の記憶がよみがえり、女の芯が疼いた。
そして暗がりの中で発作的にパジャマと下着を脱ぎ捨てると、送られたハイレグ競泳水着の一つを取り出して身に着けた。
部屋を暗くしたままなのでメーカー名など意に介さずの着用だ。
着用し終わると、数日前のアリーナとは違う着心地だった。

(前のよりバストが締め付けられる感じ……、ち…乳首が締め付けられる刺激に反応しちゃう〜。そ、それにアソコも……)

水着の締め付けに反発するように、サリナの乳首は見事なまでに突起した。

(だ…、だめ……。急に水着を試着したくなっちゃったけど……。ハイレグ水着の締め付けで、ひとりHしたくなっちゃう……)

サリナは複雑な思いが交錯する。

(前と違う水着がどんなものか、急に興味が……)
(心の底じゃ、ひとりHがしたくてうずうずしてたのかな……)

そうするうちにサリナはハイレグ水着のフィット感に酔いしれ、そのままベッドに横たわると、体を愛撫し始めた。
まずは生地の上から突起した左右乳首を、両手を使ってゆったりとつまんだり引っ張ったりした。

「ふぅぅぅ……。う……ああ……ん」

執拗に乳首を刺激するサリナ。
乳房を存分に可愛がったら、女の芯が“次はこっちよ”と言わんばかりに疼いてとろけそうな感触だ。

「う〜ん。あぁぁ……、あぁぁぁぁ…………」

次いでサリナは敏感ゾーンに股間の生地を引っ張って食い込ませた。
薄いが丈夫で体表面を締め付ける生地が心地よい刺激につながる。
その影響で左右のヒップを生地が締め付け、それぞれ二分割する形になった。
女の芯はとろりと愛液をにじみ出させた。

「あっあっ……ああぁぁぁ……、う……うぅぅ〜〜」

サリナはあえぎ声と供に、水着のボトム生地の内側に右手指先をくぐらせ、自慰行為に没頭した。
それも自分で自分のウィークポイントをじっくりとじらしながら責めるという濃厚な行為だった。
自身のあえぎ声に呼応するような愛液の放出を認識すると、イクのはもう間近ということを自覚した。

「あ〜! あ〜! あ〜〜ん! あ〜! あ〜! あぅ〜〜ん! イッ、イッちゃう〜〜」


結局、山村から送られたハイレグ競泳水着はネットオークションで転売されることなく、サリナの自慰行為の道具と化してしまった。
しかも、その時々の気分に応じて水着を選ぶというローテーションで各水着は利用された。
山村はそんな結果を全く意図していなかったのだが……。

数日後。
スポーツクラブのプールでは、これまで通りのスパッツ型競泳水着を身に着けてスイミングに励むサリナの姿があった。
やや離れた所には、新任インストラクターのユリエという女が監視役として見ていた。
ユリエはサリナを観察して思った。

「東京でトラブル起こして地元に戻れば、あんな美形のコがいるとは……。あたしの中の悪いムシが騒ぐじゃない。調教しちゃおうかな……?」




その後のサリナは、スポーツクラブでスパッツ型競泳水着を愛用する一方、性的欲求が高じた夜にはハイレグ競泳水着を身に着け、そのフィット感を刺激に自慰行為をする日々だった。
そうした中、新任インストラクターのユリエと親しくなり、ユリエの仕事が終わるのを待って一緒に食事をする仲にまで至った。
山村の件で心乱されたサリナは男性恐怖症の傾向を強め、反動でユリエにすっかり心を許したのである。

ところが、友達付き合いを全面に押し出して接するユリエに悩まされる事態が待ち受けていた。

ユリエの非番の日が週末と重なった日、ショッピングに誘われ、二人お揃いの競泳水着を買おうという話にまで発展した。
しかも、ユリエが言葉巧みに誘導して、お揃いのデザインのハイレグ型購入となってしまったのだ。

「多少抵抗はあるだろうけど、慣れちゃえばスポーティーなフィット感がいいよ」
と押し切られて、スポーツクラブで一緒に着用する約束までさせられた。

複数の男性スイマーが居合わせる場所でのハイレグ競泳水着姿の披露は、サリナにとって羞恥の極みである。

実際にその時を迎えたサリナは、意識過剰な状態に陥ってしまい、それまでにない男性視線を意識した。
しかもその視線は、前後を問わず水着のボトム部へ集中している気がしてならない。
ひと泳ぎして、ヒップやフロントV字ゾーンへの水着の食い込みをさりげなく直そうものなら、見て見ぬ素振りの男性視線の集中砲火を意識した。
そればかりか同性スイマーから、「いまどきハイレグ着て、なに目立ちたがってるの?」というような視線も感じ取った。

ついには、嫌悪感が極限に達してしまったサリナは、バスタオルで体を覆い隠すと、ユリエの元に駆け寄った。

「だ、だめよ……、この水着じゃ泳ぎに集中できない。男のひとにジロジロと見られてる気がしてならない……。あたし、もう帰るね……」

落ち着きを失って顔色の冴えないサリナを、ユリエは心配そうに見つめて言った。

「サリナちゃん、ちょっとこっちへ……」

ユリエはサリナを、プール出入口から程近い医務室へと導いた。
医務室内には他に誰もおらず、サリナとユリエの二人だけだった。
ユリエは備え付けのソファーへ誘導し、二人揃って腰を下ろすが、そこからユリエの態度がおかしくなった。

「ごめんね。そんなに男たちの視線が嫌だった? あたしね、ハイレグ水着で泳ぐサリナが見たくて仕方なかったんだけど……」
ユリエの言葉に戸惑うサリナ。
「それって?」
「趣味…、というより嗜好かな……?」
「意味わかんないよ……」

するとユリエは、素早い動きでサリナの肩を抱き寄せて唇を重ねた。

(や、やだ……やめて……)

サリナは心の中でつぶやきながら、抵抗しようとするが、どこか歓迎する心を意識した。

ユリエは一旦唇を離すと勝ち誇るように言った。
「見抜いているのよ、サリナ。あなたは男より女によって満たされる……。あたしは女を満足させる側……」

「な、何て……?」
「あたしはレズで、女のコのハイレグ競泳水着姿に萌えちゃうの」
「う、うそ……」

ユリエは、サリナの体を覆い隠すバスタオルを取り上げて、再びハイレグ競泳水着姿をあらわにさせた。

「あたしにだけ、あなたの水着姿をよーく見せて」

ユリエの言葉にゾクっとしたサリナは、ユリエからバスタオルを取り返そうとした。
しかしユリエは、巧みにサリナを抱き寄せると、再び唇を重ねた。
それも狂おしい位に。

サリナは唇を吸われるうち、次第に別人格が芽吹くような感覚に陥った。

(この柔らかい唇……。男にはない感触。ユリエの言う通りなのかな……? あ〜、キスだけで感じてきちゃう……)

ついには、サリナも積極的な振る舞いをしてしまう。
ユリエが舌先を出してサリナの唇をなめると、サリナも舌先を出して応える。
結果、ユリエの舌先の動きに合わせてサリナも舌をリズミカルに絡めるという連続動作を展開。
互いの舌先をもつれ合わせたり、しゃぶり合ったりを繰り返した。

やがてユリエはささやいた。
「続きはあたしのマンションでどう……? あたしの車に乗って……」

ユリエの実家は同じ市内にあるが、親からの干渉を避けるために独りのマンション住まいだった。
サリナとユリエは水着から服に着替えることはせず、生乾き状態の水着の上に屋内トレーニング用のTシャツとハーフパンツを着込んだ。
着て来た衣服はスポーツバッグに納めた。

ユリエの車に移動し、彼女の部屋に着くなり、サリナとユリエは再び競泳水着だけの姿になり、ディープキスと愛撫を展開。
サリナは完全にユリエの虜になったことを自覚した。
水着の生地の上から乳首を愛撫されると感性のまま突起反応する。
股間を撫でられるとジワジワと愛液が分泌した。
事あるごとに「あ〜〜ん」と喘ぎ声も発した。

そうした後、ユリエがささやいた。
「……あたしね、好きな女のコには独占欲が働くのぉ〜。身も心も束縛してしまいたい衝動に駆られるのよ〜」

そう言ってユリエはデスクから太めのビニール製ロープの束を取り出し、サリナをバスルームに誘導した。
そしてサリナに、両手を揃えて前方に差し出させると、ビニール製ロープで縛り上げた。
サリナはあくまでの従順に受け入れた。
さらにサリナの両手を上げさせると、シャワーカーテンのレールにサリナの両手首を縛り付けた。
結果、サリナは両手を頭上に拘束された格好になった。

ユリエは満足げにサリナの耳元でささやく。
「両手だけとはいえ、縛られるのは初めてかな〜?」
サリナは顔を紅潮させて返答する。
「うん……」
「不安じゃない?」
「わからない……」

さらにユリエはバスルームを一旦離れると、新たな道具を手にして戻ってきた。
それは電動マッサージャー。
電源をオンにするなり、サリナの水着の上から、突起した乳首を急襲した。
ヴォーという独特の電動音を伴ってサリナの乳首が責められると、サリナは体を震わせた。
「あっ! あっ! あぁぁぁ〜〜! あぅ〜〜ん! わぁ〜〜ん、いやぁぁぁ〜〜!」

サリナはM性を発揮したかように、喘ぎ声を連発。
「あぁぁぁ〜〜! あぁぁぁ〜〜! や、やめて〜〜、ゆるしてぇ〜〜」
ユリエは電動マッサージャーの矛先をサリナの下腹部へと切り替える。
“ヴォーー”と断続的に音を発して凶器と化したような電動マッサージャーを、へそ下から恥骨、さらに下部へと這わせる。

「ぎゃぁぁぁ〜〜! あぁぁぁ〜〜! ま、まって〜〜、そ、そこは〜〜! だめ、だめ〜〜。ちょっと〜〜!」
たまらずサリナは両脚をバタバタと動かす。

「脚、そんな風に動かすと水着がグイグイ食い込んじゃうよ〜〜!」
ユリエはサディスティックに問い掛ける。

やがて、サリナの股間は、すっかり水着の生地が食い込んだ。
ユリエはそんなサリナの股間を、容赦なく電動マッサージャーの刺激で責め続ける。

「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁ〜〜! うぅぅぅ〜〜ん! あ〜ん、あぁぁぁ〜〜!」

サリナの喘ぎ声を聞きながら、ユリエは尋問するように言葉を投げ掛ける。
「サリナ! ハイレグ水着がたっぷり食い込む刺激と、電マ責めの組み合わせ。大好きになるでしょ!?」
サリナはすっかり興奮しながら、息切れしながら言葉を絞り出す。
「う……う〜ん! も……もう……大好きかも!」

それからというもの、サリナはハイレグ競泳水着を身に着けた調教にすっかりと傾倒してしまった。
山村から譲られた競泳水着を全てユリエの部屋に持ち込み、それらを身に着けてユリエからの調教を楽しむ日々が続いたのである。

(終わり)




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