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「プールのシーズンオフ(夜のプール続編)」 著者: アクアピオン様 投稿日: [2017.02.28]

「お疲れ様でした~」
練習が終わると佳奈はすぐに帰って行った。
月よりも早かった。
練習時間も日が早く暮れるため、女子は5時、男子でも6時。
プールもメンテナンスに入るため、毎年2月からは使用できない。
男子は1月前半に集中的に泳ぎ込むこととなったが、女子は練習時間がとれないので、陸トレのみとなった。
男子の練習も2月から週末は市民プールを利用し、平日は陸トレが中心となる。
そして、今年は、年度末の予算がついたため、改良工事があり、3月中旬から使用開始の予定となった。

練習時間が短いとはいえ、女子も陸トレがある。
しかし、友華の姿はなかった。
元々吹奏楽部とかけもちだったので、水泳部のオフは、そちらに専念することになった。
3年生が抜けた新体制で、練習が必要だった。
夏は、どちらが掛け持ちがわからないくらい水泳部にいたためだ。

夜のプールも2月から閉店。
友華は吹奏楽部に行って、水泳部に顔をださずに帰っていく。
佳奈は陸トレが終われば、僚太を待たずに帰ってしまう。
1月中は、土曜日だけ9時からはじまり、女子は午前中、男子は15時まで。
これまでプールでの練習なら女子も自主練ということで、男子と一緒に練習していた。
陸トレになって、女子の参加は自由となり、せいぜい、キャプテンとなった麻生が顔をだすくらいだった。
男子は校外のプールへ行き、2月からの試合に備えた。


佳奈は、僚太とありきたりな挨拶はしても、それ以外は口をきかない。
友華と俊平も同じだった。
僚太と俊平は、去年まであんなに、毎週愛し合っていたのに?と、戸惑っていた。
佳奈と友華もほとんど口をきいてなかった。
土曜日に一度ミーティングがあって、女子全員が集合したが、佳奈と友華は離れて座り、やはり口を聞かなかった。
そして、佳奈は終わると
「お疲れ様でした~」
さっさと帰って行った。

休日だったので、学校帰りではあったが、佳奈は学校名と「swimmingteam」のネームが入ったジャージを着ていた。
そこに、女性が声をかけてきた。
名刺をだして、競泳選手のモデルを探している。
話を聞いてもらえないか?
美人でスタイルもいい。
この人自身がモデルじゃないの?と思った。
名刺には「●●出版 編集長 香川樹里」
雰囲気的に悪い人でもなさそうだったので
「とりあえず話だけでしたら」
と、近くの喫茶店に入った。

競技会場ではまったくスカウトできず、不審者とすら思われてしまう。
街中で水泳部のジャージをみかけるなんて奇跡的。
声をかけたら、話を聞いてくれるってめっちゃラッキー!
とにかく不審に思われず、うまく導いていかないと。
リフレ後の再出発はリアルスポーツ選手のエロティック。
ミニマムちゃんなうえに、かわいいわ。
有村架純みたい。
第一弾にはうってつけ。
なんとかおとさなきゃ・・・。

樹里は、体育会系現役スポーツ女子高生のグラビア雑誌を出版する、ただ、ちょっとセクシー路線になる、と説明した。
もちろん建前の話で、実際は、競泳水着少女の着エロ系、ローション、マッサージ、疑似〇〇といったビデオと雑誌を作るつもり。
「学校のことがあるから、雑誌モデルは無理かな」
「学校名は書かないし、本人とはわからないようにできるよ。メイク施して、写真はデジタルで修正できるから」
「セクシーっていうのは・・・」
「アダルトとかいうのじゃなくて、こう・・・、スポーツ美女年鑑みたいなのあるでしょあれの学生版。素人さんだからねえ。さすがに、学校名と本名はだせないから。ストーカーとか困るし」
佳奈は、ニコッとして
「でも、見る人は、エッチな気持ちで見てるんじゃないですか?」
「普通のスポーツ中継でも、多少はそういう気持ちで見られてるでしょ。こういうと身も蓋もないけど、この雑誌もそういうところがないと、売れないからね・・・」
「うーん・・・。とりあえずお話は聞きました」
「興味があったら、名刺のところに電話してください。詳しいことを説明しますから」


「エッチ、て言われたわ。やっぱうまくいかないや。現役の素人さんをスカウトするのは難しい。はーちゃんを見つけたのは奇跡的だったな」
「プロのモデルでいくんじゃなかったの?」と香奈恵が答えた。
「競泳水着の日焼けあとのある女の子はいないよ」
「そこにこだわりがあるの?」
「プロのモデルの女の子は日焼け厳禁。昔は素人モデルを募集できてたのにね。それでも競泳水着ってのは・・」
「いっそ、大学生とか」
「まあ、そこまでしなくてもね。プロで確保できてるから」
リフレを受けて新年度発行するリフレックスは、すでに事務所のモデルを使って、できあがっていた。そ
こに加えて日頃から、いままでの自分の考え方で、樹里は動いていた。
本物の選手をつかったグラビアと、動画があれば・・・


今日は驚いたなあ。まあヒマだったし。
部活あんまし力入んないし。
僚太も友華も腹立つし。
結構おもしろいかなあ。
でも、だまされてAVとか?・・・SEXはお手の物だけど。
そんな感じでもなかったかなあ。
しばらくヒマだから、話きいてみようか。


樹里は佳奈から連絡をもらい、驚いていた。
ほぼほぼあきらめていた。
事務所を説明しようとしたが、外で会いたいと伝えてきた。
佳奈もそれなりに警戒はしている。
実のところ、警戒されるような中身に持って行こうとしている。
企画の資料を作り込んで、たいそうな内容になりそうなので、接待を兼ねてシティホテルにある料亭の座敷を準備した。
佳奈はホテルと料亭の名前を聞いて、ちょっと戸惑いはしたが、まあそれなら大丈夫だろうと了解した。
日曜日の午後に、佳奈は待ち合わせのホテルのロビーにやってきた。

企画書とともに何枚かスチールを見せられた。
体操や新体操、陸上がある。
レオタードとブルマ。
それにトレーニングウエア。
場所は体育館で体操マットや器具がある。
陸上のトラックも。
有名な選手ではなく普通の学生っぽい。
「これは今撮影しているものの一部。やっと水泳選手にめぐりあえたの。嬉しいわあ」
「やると決めてませんよ」
「もちろん。全部説明していくからね」
顔ばれしないように、プロのメイクがつく。
髪の毛もまつげも、エクステにする。
カラコンも。
そして、使用前使用後の写真をみせた。
「別人じゃないですか?すごいですね」
「撮影後の成果品はすべて確認をしてもらって、OKのでたものだけつかいます。途中気に入らないことは断ってください。契約書も交わします。複写式の原本をわたします。こちらは修正ができません。そして、保護者の承諾も得ます。ただ、グラビアモデルというのが難しければ、それも考えます・・・」
信用を得るとともに、問題が生じないことを説明していった。
また、葉月のときと同様、競泳の話で盛り上げた。
やろうとしていることは、佳奈をだますようなことではあるが、無理矢理にするつもりもなく途中でダメと言われれば、やめればいいと思っていた。
自然体の交渉だったので、佳奈は疑念がなくなっていった。
デザートがでて、食事が終わり頃になった。
「どうかしらねえ?Yesでなくても、Noでなければ、そう答えが欲しいな。撮影場所の手配がいるから。プールが必要だけど、この時期だと外は無理でしょ。ロケ場所が難しいの」
「Noではないかな。顔バレしないメイクを確認できますか?どんな容姿になるのか、それ次第です」
「一度撮影現場に来てもらって、メイクをしてみようか。見学の手配と、ロケ場所の手配をすすめるけど、それでいい?まだYesでなくていいから」

佳奈に見せたスポーツ選手のグラビアは、確かに本物で、リフレのモデルでもあった。
今回の撮影の目的はこの程度ではない。
どこまでできるかは佳奈次第。
撮影が、ロケが楽しくやれればいい。
しかし香奈恵は
「この時期にプールか。屋内で撮影できるところなんて・・・。撮影はプールサイドだけじゃないでしょう。例の温泉旅館?」
「スポーツグラビアなのよ。そう言って納得してもらうんだから。室内プールが必要よ」
「プールつきのラブホとか?」
「だから、アダルト色はだせないの。その場で帰っちゃうよ」
「貸切できる公営プールやスポーツジム?」
「探してみて」


食事もお部屋もすごかったなあ。
今まで行ったことないよ。
すごいラブコール。説明も熱心で詳細だった。
「Noじゃない」って言っちゃたなあ。もう準備するって。
この仕事やってれば、いろいろ忘れられるかな。
それにもう断るのも申し訳ないし。
モデル料の話はなかったな。
タダはありえないよね。
いいおこずかいにもなるかな。
引き受けちゃおっか。


「もう、無理な要求ばっかりで・・・」
「悪いわね。で、どう?」
「公営プールやスポーツジムで貸切できるところはあるけれど、撮影目的がねえ。『品位、公序良俗に反する』は許可できないって書いてある。今回のイメージビデオの方向性次第だけど、どうなの?」
「うっ、微妙」
「そういうことね。ちょっといまいちかもしれないけど、ここはどう?レンタルスタジオ。プール以外にもいろいろ部屋があるわ。最近、イメージビデオやアダルトビデオで使われ始めたらしいけど。許可の問題はクリアできる」
「・・・、まあこれならいけるかな。とりあえずこれでいってみよう。土日でとれるときを仮押さえして。それとリフレックス次回のロケを前倒しして場所をここに変更しよう。彼女にも現場を見てもらうわ」

とある土曜日の朝、部活の練習を休み、佳奈は新宿御苑前駅の改札口にいた。
樹里が迎えに来て、スタジオへ案内していった。
撮影の見学と、メイクを試してみるためだった。
まだ返事はもらってないものの、見学に来てくれるということで、期待は高まっていた。
佳奈は案内されたスタジオを見て驚いていた。
マンションだが、9,10階のメゾネット、どころか、キッチン、広い大理石のバスルーム、ベットルームが二つ、カウンターから勉強部屋風、カジノ?すべてがそろっている。
一戸建てのよう。
いや、一戸建てでもこんなに豪華なところはないだろう。
しかもロケの機材がすごい。
テレビのように本格的。
スタッフはすべて女性。
複雑な機材を扱っていてかっこいい。
すでに感激して、のぼせあがってしまっていた。
そこに、競泳水着姿のモデルが二人入ってきた。
のぼせあがっていたものが醒めてしまった。長身で手足が長く、バストもヒップもでるところがでてる。
友華を細くして長身にしたらこんな感じ。
一人はキリッとした美人。
一人はかわいらしいアイドルタイプだが、A〇B程度ではない。
色っぽい表情からかわいらしい表情、物欲しげな表情など、くるくるかわっていく。
バストやヒップをはりだしたり、くねらしらたり、四つん這いになっておしりをつきだす。
生で見るのはすごかった。
これを私がするの?
無理無理。
バスルームで、シャワーシーンやソープ、ローションをぬりたくって、マッサージされたり、エッチっぽい・・
途中食事をはさんで、4時頃に撮影が終了、メイクルーム代わりのダイニングルームで佳奈は待っていた。
モデルとメイクが来て、メイクを落としていくとともに、佳奈のメイクを始めた。
モデルのメイクはすぐに落ちていった。
はっきりいって別物。
自惚れでなく「顔だったら」と自身をもった。
エクステにシャドウ、頬紅の使い分け、カラコンで、佳奈のよいところが強調されつつ、別人に見えるメイクが施されていた。
「2倍増しだなあ」
「そこまでじゃないよ。あとウイッグ。当日までにエクステするから。」
佳奈は斜めに構えたり、上目遣いやあごをそらしたり、自分の変化を楽しんでいた。

「いい感じ。はまってるはまってる」
「はめようとしてるくせに」
「人聞きの悪い。無理はしないよ。彼女ができるところまで。ギャラと必要経費がペイすればいいわ。アイドルや芸能人になる気はないでしょ。普通の女子学生がいちばん。間違ってもあんな世界にはいかせない」
「経験者は語るね」
「リフレ方式でやりたいな。あとはギャラで折り合えるかなあ」

「気に入ってるみたいね」
「でも・・・撮影は。自信ない。あれは無理ですよ」
「恥ずかしい?」
「水着は・・・普段のワンピースなら・・・でも、あんなポーズとか、表情作るのは無理」
「あの通りを望んでないよ。アドバイスするから。嫌なことはやらなくていいよ。このスタジオで2日間。撮影と準備で6時間づつ。別に打ち合わせ時間をとらせて。撮影の単価は10,000円+歩合、拘束時間は1,500円。あ、時給ね。それと交通費に昼夜の食事」
「すごい!1,500円てスーパーのバイトの倍だ」
「それと一緒にしないで。どうかしら?」
「うまくできないかも。期待に応えられないかもしれないし・・・」
「やってみなけりゃわからないわよ。できなかってもいいから。こっちもそれはわかった上だから」
「じゃあ・・・やってみようかな・・・」
「コンテナのなかに衣装があるわ」
水着用ハンガーにかかった競泳水着が大量にはいっていた
「無地だけなんですね。これユニホームと同じだ。アクセルスーツ。このアシックスは、来年のユニホーム。カラー全部そろってるのかな」
「プリントは、ぼやけた感じでボディラインがちょっとね。まあわたしの好みだけど。サイズ合わせしなきゃ。あなたってミニマムちゃんだから、S、いやSS?身長150くらいよね」
「ミニマムちゃんって・・・。148です・・・。身長的にはSSですけど、ボディまわり的にはSかな。去年はどっちも着てましたよ。
「じゃあそのサイズで調達するわ。小さなサイズの手持ちがないなあ・・・」
「競泳用なら大丈夫ですよ」
「衣装はこちらが提供する競泳水着を着てもらう。ただ、アンダー類はなし。本当の競泳選手の姿を写したい。これは私なりのポリシーだから。それはのめる?」
「まあ・・・いつもとかわりないから・・・」
「着たくないものは断ってくれていいよ。露出は絶対にないから」


佳奈は帰宅してから部屋に入り、クローゼットの下段に紙袋を隠した。
何枚か写真をとりだして眺めていた。
樹里から大量のDVDと写真を渡された。
DVDも試しに見たが中学生くらいの子がきわどい水着を着てプロさながらのセクシーなポーズと表情を見せている。
まさか当日行ってこんな水着が用意されてたら・・・
本当に大丈夫かな?屈強な男がたくさんいたり・・・。
どうせ何かあったって、もう・・・いいや。
ギャラすごいな。
撮影だけでも2日で2万円、時給が合計1万8千円。
契約書に書いてあるから大丈夫よね。
契約書の保護者署名は自分で書いちゃったけど・・・。
撮影は3週間後。
部活の関係で2月中でなけらばならない。
ぎりぎりの日程。
それまでにこれを見て、ポージングや表情を勉強して欲しいと。
部活も休まなきゃ。
体調悪いことにしよう。


友華が久しぶりに水泳部のミーティングにやってきた。
佳奈とは話していない。顔を会わせずらいけど。
しかし、部室には来ていなかった。練習にもきていないらしい。
今日のミーティングすら欠席。
やっぱり・・・。どうしよう・・・。


「あんたにしては、ギャラねぎったね。時間単価1万円って、安物のモデルなみじゃん」
「歩合、オプションということで。でも基本でも1.5倍はのせるよ。受けてもらった企画次第で上乗せするから」
「金で釣ると」
「駆け引きにはつかわないわ。結果そうしてもらえれば、ってこと。企画案できたから。これが完全版」
Mスタジオ 〇日9:00~21:00 △日9:00~21:00 
1日目 9:00~スタッフ準備
10:00モデル到着、打ち合わせ、衣装、メイク
13:00①プール プールサイド ジャージをぬぐ 柔軟体操 水泳シーン のぼりおり 
②プール プール遊び ビーチボール フロート 
15:00③プールサイド マッサージ
16:00④ベッドルーム 応接、勉強部屋 イメージショット 
16:30休憩
17:30⑤バスルーム10 疑似着替え 入浴 シャワー ソープ シャワーかける(秘部にも)
18:30⑥階段、廊下、リビング、ラウンジ セクシーショット
19:00⑦プレイルーム キャンディ舐め(疑似フェラ)
19:30 撮影終了
2日目
13:00⑧ベッドルーム1 短パンタンクトップを脱いでいく ごろごろしながら
14:00⑨ベッドルーム1 手足を縛ってくすぐり
15:00⑩バスルーム9 ローションたらし ローションマッサージ シャワー(顔面、秘部に深く)
16:30休憩
17:00⑪ベッドルーム1 疑似オナニー
18:00⑫ベッドルーム1 疑似sex
終了次第撤収
・夜に向けて徐々にテンションアップさせていく
・ベッドルーム2をモデル控え室 ・ダイニングを準備室

「ここまでやらすわけ。スポーツ美少女?だったけ?あんた宗旨替えしちゃったの?」
「そんな軽蔑の目で見ないでよ。これは最上級。当然ここまでできるとは思わないわ。今の着エロのネタで一番きついのを並べただけ。少しは営業も考えないと厳しいのよ。こうジュニアアイドルと着エロが乱発されると。でも、⑨から先は無理でしょ。確実なのは①から④かな。足りないコマは水着を替えて、各部屋でセクシー
イメージを撮っていくわ。ギャラは①から⑤をこなせば2倍、+⑥で3倍、⑦で4倍、⑧で・・・全部で10倍よ!どうだ!」
「どうだ、ってそこまでいけば、疑似AVじゃない。撮影で120万。まあ素人にすればギャラは大盤振る舞いか。ギャラとか、させることの詳細、絶対に無理をさせないって、今のことも全部書いておいてよ!」
「わたしのこと疑ってるの」
「疑ってる!はーちゃんのことあったでしょ。あとで女の子のケアするの私よ」
「わかりました。企画書の完成品ちゃんとわたします。それとさあ、競泳水着をそろえるのに、苦労したのよ。SかSSの競泳水着モデルなって今までいなかったから、ストックがないのよ。春夏モデルは3月からで、去年以前の在庫をさがしてもらったの。彼女SかSSだったからよかったけど、L以上はまったくなかったわ。これでもなじみの店の在庫を全部かっさらてきたの
アリーナnuxリミック
①ネイビー×パープルS
②パープル×ラベンダーSS
アシックススプラッシャー
③シルバー
④オリーブ
⑤エンジ
アシックスハイドロSP
⑥パープル
⑦ブラック
ミズノアクセルスーツ
⑧レッド×ブルー
⑨グレイ×ブラック×レッド
ミズノウオータージーン
⑩ブラック×シルバー×レッド
⑪ネイビー×ブルー
ミズノマイティライン
⑫ホワイト
彼女の学校のユニホームと同じ物も2種類。
イメージシーンでまわすことになっても12着分用意したから。
ちゃんと準備してるのよ。大丈夫でしょ」
「きっちりハイレグばっかり。水着だけが活かされることを願うわ」

【1日目】
新宿御苑前駅の改札口から見えないところで、佳奈は佇んでいた。
改札に樹里が迎えに来ている。
今になって決心が揺らいできた。
昨日、今日のスタイリストが勤めるヘアサロンでエクステのセットをしてもらっている。
DVDを30枚近く見た。
鏡の前で表情やポージングも研究した。
お風呂で競泳水着を着て、ビデオにあった泡のシーンや、入浴シーンもやってみた。
でも映像の中には、何かを想像させるような、エッチなものもあった。
でもそれを、小学生や中学生っぽい子がやっている。
自分もやらされるのだろうか・・・。
無理なことはしなくていい?
「おはよー」
後ろから肩を叩かれた。
香奈恵だった。
ああ、もうダメだ。
「もう、無理しなくていいって。キャンセルしちゃえ。それも想定内だから、大丈夫。モデルがドタキャンなんていつものことよ」
「自分なりに準備して、せっかくここまできたから・・・」
「無理はダメ。じゃあ。あとは大丈夫だから」
なかば、香奈恵は結論を押しつけようとしたのだが、佳奈は後をついてきて、改札口にいた樹里に
「おはようございます。よろしくお願いします!」

エレベーターで、ビルの9階に到着する。
吹き抜けにシャンデリアのついた洋館風の部屋の階段を上がっていた。
あらためて、大きさに驚いていた。
10階の勉強部屋風の洋室が佳奈の控室として与えられた。
メイクやヘアスタイルを整える用具もおいてあった。
樹里からハンガーに掛かった水着を1枚渡された。
水着はミズノのロゴがついた白だった。
マイティラインの白、SIZES。
「これに着替えてちょうだい。終わったら呼んでね」
「よろしくお願いします。楽しくやりましょうね」とヘアメイクが、水着についたタグをはさみで切って、佳奈に白いバスローブを渡した。
最初の衣装がこれ?
白なんて着たことない。
透けそうではないけど・・・
着替え終わって、バスローブを羽織り、ドアから顔をだして樹里を呼んだ。
樹里とヘアメイクの玲華、アシスタントの彩が入ってきた。
バスローブをとるように言われ、恥ずかしがりながら脱いで、両手を前にモジモジしていた。
「今からそんなに恥ずかしがっててどうするのよ。まずは、気をつけの姿勢・・・
やっぱり姿勢いいわ・・・。腰の位置高いなあ、おしりもひきしまって、肉がはみでてないなあ。バストもいい形。結構おっきいじゃない。身体見てなかったけど、予想以上」
「いや、なんか・・・そんな、もう。褒めてもなにもでませんよ」
「足を肩幅にひらいてくれる」
「きゃっ」
樹里が顔を股下に近づけて、指でさわりながら舐めて膝、くるぶしと見ていく。
玲華も同じように顔をあわせて見ていった。
佳奈の身体を隅々まで見ていく。
肩紐の背中側をずらした。
「さっきから何・・・」
「顔見たらわかるってなところだけど、あまり焼けてないのね。水着跡がうっすらと。日焼けはとれたかな?」
「うちの学校室内プールで・・・大会も室内が多かったから。今年は海にも行かなかったし、元々焼けてないんです」
「ボディーファンデーション耐水の褐色はあるかしら?競泳水着の日焼け跡を生かすようにできる?」
「できますよ。手直し入れながらになりますけど。ひざのくすみと、怪我のあと一カ所。肌つやいいので、薄めでいけますね。」
「じゃあこの水着のラインでやっていってちょうだい」
「身体にファンデーション塗るんですか?」
「モデルはみんなこうするのよ。顔のメイクといい、別人ができあがり。結婚式のときも一緒。体毛も剃るわよ。あなたみたいに若くてきれいな肌はやりやすいのよ。あと・・」
と水着の股間の部分のゴムをもちあげてのぞき込んだ。
「な、何するんですか!」
「はみでたらまずいでしょ。これくらいだったら大丈夫」
佳奈は赤い顔でため息をついた。

控室で佳奈のメイクが始まった。
玲華は、モデルをリラックスさせる雑談をいつもしていたため、立ったまま、ボディファンデーションを塗る作業だったが、佳奈は楽しくおしゃべりしていた。
「いい加減なプロダクションだと、塗っても意味のないメイクだったり、メイクしてもひどかったり・・・。樹里さんところは金に糸目をつけないやり方だから、いいもの使えるの。仕上げもよくなるわ」
「前に見学しましたけど、そんな感じしますねえ」
「顔はあばたやにきび、身体も傷やあざだらけっていう安物のメイクで平気な撮影があるのよねえ・・・」
顔は前回と同じメイクに肌を褐色にした。
シーズン中はベリーショート、前髪は短く、サイドは耳もだしている。
冬の間に肩までのびた髪に、玲華がエクステをつけていった。
黒髪に、それとは逆のブラウンのエクステとヘアマニキュアをして、佳奈のイメージを変えた。
彩とのチームワークで、瞬く間にメイクが終わったところで、撮影関係の準備を終えた樹里が移動式のハンガーラックをひっぱりながらやってきた。
ハンガーラックには大量の衣装がかかっていた。
〇〇着の競泳水着のほかに、アリーナのロゴライン入りのジャージ上下、ポロシャツ、ハーフパンツ。
SWIMTEAMとロゴの入ったオリジナルのショート丈タンクトップにショートパンツ。
ブレザーにチェックの膝上丈スカートの学生服。
樹里は肩から、ビニールのスポーツショルダー、これもアリーナ。
「美しい。かわいくしてもらったね」
「すごい量の衣装ですね」
「2日間で12コマ12時間の撮影だから、これくらいは普通よ。いつもなら複数モデルがいるから少ない方」
ショルダーから小物を取り出す。
セーム、スイムキャップ、ミラーのゴーグル、スポーツタオル、バスタオル、サンダル。
「今着てる水着は撮影で使わない予定だから一旦着替えてちょうだい」

二人は控室のソファに並んで座った。樹里はファイルから(企画書)と書かれたペーパーを取り出した。スケジュールと撮影内容が書かれていた。

1日目
13:00①プール プールサイド 体操 水泳 
②プール 水泳シーン プールあそび 
15:00③プールサイド マッサージ
16:00④ベッドルーム応接、勉強部屋 イメージショット
16:30休憩
17:30⑤バスルーム10 入浴 シャワーシーン
18:30⑥階段、廊下、リビング ラウンジ イメージショット
19:00⑦テラス プレイルーム 
19:30 撮影終了
歩合給:①~④1.5倍 ⑤2倍 ⑥3倍 ⑦4倍
モデルに無理は絶対にさせない。本人の意向でこちらの指示をとりやめること。
撮影内容はモデルと相談の上適宜変更。

「これだけ見てもピンとこないなあ・・・」
「細かいことはスタッフが指示するわ。あとモニターをいくつか準備するから、参考にできる映像も見て。資料のDVDや写真は見た?」
「DVD全部みましたよ。それだけで疲れちゃった。鏡見て表情つくったり、お風呂で水着着たり・・・」
「そこまで頑張ってくれたの!たくさんあった映像メニューからやっていくと思ってもらえばいいわ」
「だから余計に自身がないんですよ」
「大丈夫。要は素材だから。あと、無理はしないでね。いやなことはやらなくていいから」
佳奈は撮影内容にばかり気をとられて歩合給の記載をよく見ていなかった。
樹里は、撮影内容に踏み込まれたくなかったので、説明を早々にすました。

一方、香奈恵は撮影スタッフと打ち合わせをしていた。
(企画書【SP】)と書いた表紙に、各撮影の子細を記載したペーパーの束を、各々みていた。
AV・ジュニアアイドルの撮影経験豊富な男性カメラマン・ハジメ。
いつもならオール女性だが、今回は敏腕をつれてきた。
それにいつもの女性スタッフ3人カメラマン・カオルとスチールカメラマン・アキコ、撮影アシスタント。
「素人さんで初めてだから、ソフトな対応で無理せず頼みたいの。くれぐれもモデルのペースで」
「自分は楽しくおしゃべりしながらやるほうなんで。うまくのせて大胆にしちゃんうんですが。基本無理はさせません。ただ、監督の意向もありますから・・・。この企画は、なかなかきついですよね。企画書の子細をモデルさんはわかっているんですか?」
「いや、それは樹里の頭の中だけ。その項目も嫌がったらすぐにとめてください」
「そういうことですか・・・。まあ普通にあることです。ちょっと自重しなきゃ」
「樹里と私で都度指示しますので、そのとおりにお願いします。あとはカオルさんと分担で。こちらの撮影は彼女がこれまでやってくれてます」
「わかりました。3人でうまくやっていきましょう」

佳奈は水着に着替え終わった。
アリーナnuxネイビー×パープルのSサイズ。
SSサイズはきつくなっていって泳ぎにくいと思った。
アリーナのウエア、グッズでプールのシーンを撮るため、最初はアリーナを指示された。
水着を着た上から、チェックスカートの制服を着る。赤いリボンを襟に結んだ。
エクステでロングにした髪は腰ぐらいまであった。
ジャージはプールのとなりにあるロッカールームにセットされた。

撮影が始まる。


①制服姿にアリーナのショルダーを肩に掛けた佳奈が、ロッカーの前にやってくる。
ショルダーを床に置き、ロッカーをあけて、制服を脱ぎ始める。
ブレザーを脱いでブラウス姿になるとブラジャーの肩紐・・・ではなく、競泳水着のバックシルエットが透けて映っている。
カメラは、1台が全身を引いて撮り、もうひとつが、ローアングルで舐め撮りする。
スカートのフックをはずし、ジッパーをおろし、スカートがおちる。
ブラウスの下から、競泳水着に隠されたヒップがあらわれる。下から割れ目に水着がくいこんだおしりがアップで撮影されていた。
襟のリボンをといて、ブラウスを脱ぎ、ハンガーに掛けてロッカーにいれる。競泳水着姿全身があらわれた。
ジャージをとりだして着替えていく。カメラには背を向けたまま、ジャージ姿になった。
髪をアップにして束ねる。
一度フレームアウトして彩が髪をまとめた後、再開して、メッシュのキャップをかぶる。
ゴーグルとシリコンキャップを水着の肩紐にはさみ、
タオルとセームを手に、ロッカーを離れる。ここでカット。

プールサイドで、まずはジャージを脱いでいった。
ロッキングチェアにジャージとタオルをおく。
ネイビーのnux姿で柔軟体操をはじめる。
上下にカメラが、佳奈の肢体をアップでなめていく。
佳奈はぎこちなくも笑顔を絶やさない開脚をしたり、ねころんだり。足をのばして真上にあげる。
細い股布に覆われた股間の秘肉がぷっくりと浮き上がる。
身体をひねったり、足を前後させたり。
カメラは秘肉の動きを捉え続ける。
立ち上がって屈伸運動。
都度ヒップに食い込む水着を直す。
「表情ばっちりよ。頑張ってるわ。足を広げて前後に、足の間からカメラの方を見て」
いつものことだが、樹里はモデルを褒めて、盛り上げながら要求をしていく。
しかし本心で頑張りは感じていた。
股間がひろがり、秘肉の間もひろがる。
バストを舐めていったカメラはうっすらと現れた小さな突起もとらえていた。


②ひとしきり運動を終わったらプールへ。
はしごからおりていく。
1~1.2m程度の浅いプールだったが、佳奈は148cmなので、水際が胸の下くらいであった。
「4泳法を1ターンごとによろしく。1セットごとに休憩して。水中カメラもあとで入るから。体力残しといて」
ゴーグルを水に浸してから装着した。
ここから本領発揮。
せまいプールではあったが、トビウオのよう。
「なかなかやるわね。水中からも撮影するね」
真下、斜め下、横からとアングルがかわる。
水着に徐々に水がしみ込んでいく。
しっかり水着が身体にフィットして、ゴムが食い込んでいる。
引き締まった肢体が踊る。
「飛び込みのシーン撮れるかな?この浅さだと無理かな?」
「これくらいなら大丈夫ですよ」
プールから上がるシーン。
はしごから上がりおりするシーンを上下からとり、リアリティが欲しい、ということで、プールのふちからあがるシーン。
上から撮っても水着の隙間から見えるということはないが、水から上がり際で、しっとりと濡れた生地に囲まれた上からのバストの形をじっくりと撮影した。
プールサイドにあがった佳奈の水着から水滴がおち、水が流れる。
しっとりと濡れそぼった身体が眺められた。
手前側から飛び込んで、あがってくるという動作を繰り返す。
おしりを突き上げた姿を後ろから撮る。
閉じられた足の付け根に、濡れそぼった生地の下に秘肉が浮き上がっていた。
かがんだ上半身を水中にいるカメラマンが下から撮る。
「競泳らしいシーンが撮れたわ。さすが現役選手ね」
2台のカメラがアップで身体を舐めるように撮影していたが、佳奈はそれほど疑ってはなかった。
スポーツ番組でもそういったアングルはあったなあ。


ゴーグルをとり、シリコンキャップを脱いで、プールからあがってくる。

香奈恵からペットボトルをもらい水分補給。

彩と玲華が手入れをする。
まとめていた髪をほどいて、アップのまま編み込んで前髪をおろした。
再び、プールへ飛び込む。


ビーチボールをプールサイドの樹里とキャッチボール。
水の中で動き回る佳奈の身体を水中カメラが追い回す。
樹里はわざと、遠くへ投げたり、左右にふって、およがす。
佳奈がボールに気をとられているところを、アップで追い回す。
胸ポチ、バストライン、ウエスト、斜めに飛んできたボールをとろうと大きく足を広げながら、ジャンプしたところを、下から狙う。
身体にぴっちりとフィットした競泳水着から、ポロリ、ということはないが、動きが大きくなることで、ゴムがずれて身体にくいこんでいる。
小尻が半分露わになる。
それをまた佳奈が、指で直す。


板状のフロートをプールに浮かべた。
佳奈がのっかろうとするが何度かのりそこねる。
そこをカメラはのがさない。
落ちるたびにヒップがずれる。
豊満ではないとはいえ、小さくもないバストにゴムが食い込む。
バストのふくらみがおおきくなる。
また佳奈が肩紐を直す、といったシーンが繰り返された。
フロートに乗って寝そべる。
ゴムがずれて、肉がはみでたうえに、割れ目に布地が食い込みきって、露わになりきったヒップが水上に現れた。
生地には水がしみこみ、濡れそぼってテカりを放っていた。
水中カメラが、足、ふともも、ハイレグラインから腰、わきへと動いてくる。
佳奈はやはり、ヒップラインを直す。
プールサイドのカメラは、ヒップから腰、少し広いが、骨張ってほどよく筋肉のついた背中を写していった。

「佳奈ちゃーん。仰向けになってー」
バランスを崩しながらも、水に落ちないで、上を向いた。
陸のカメラが正面側から、水中カメラが後ろ側から、そして上を向いた佳奈の肢体。
テカリを放ちながら、見事に身体のラインをあらわしていた。
お椀型のバストも、バストトップ、股布のラインと、
ぷっくり膨れた股間。

そこに樹里が、ホースの水をかける。
へそにホースを向ける。

「きゃあ!」
佳奈が手でよけると、ホースの水は股間のほうへおりていく。
一瞬、水しぶきが股間をとらえるが、すぐに佳奈が手でよける。
次はバスト、そして首筋。
水しぶきが顔に飛び散る佳奈が目をつむる。
そのうち、ホースの水をよけようと、手を動かしたことで、バランスを崩しそうになる。
足を開いてマットから両足をだして、膝を下に曲げて、マットをはさむ。
佳奈の股間が大きく開かれる。
カメラはそこをのがさない。
バランスがくずれてマットが浮き沈みすると、水着に水がかかりそのたび、濡れたところがはっきりする。
樹里の指示で佳奈は身体にプールの水をかける。

少し息があがりながら、プールからあがってきた。
結構楽しんでいた。

プールサイドでスチール撮影。
水着が水をしっとりと含んだうちに、ポーズと表情を樹里の指示で変えながら、撮影されていった。



③佳奈はデッキチェアに座り込んだ。
2時間プールに浸かっていただけだったが、1ヶ月以上練習からは離れていたせいか、息があがってしまった。
ビーチボールやフロートで遊ぶのは勝手が違った。

思いのほかいいシーンが撮れ、合間にスチールを撮っていて、時間が押していた。

「休憩時間がとれないな。後がおしちゃう。デッキチェアでマッサージだから、寝転んでゆっくりして」
樹里がボディローションを持ってやってきた。
足下の方向からハジメがセットし、ズームを操作。
カオルがデッキチェアの横に来た。
佳奈の手をつかんで、横にあげる。
樹里がローションを腕にすりこんでいく。
佳奈の筋肉がつきながらも細い腕を手のひらで包み込みながらマッサージしていく。
二の腕の内側からワキに伸びたとき、佳奈はくすぐったく感じ、つかまれていた腕を引っ張った。
「きゃっ!くすぐったい!」
「エステのマッサージと一緒よ。
筋肉ほぐしていると気持ちいいでしょ」
確かに心地いいのだが、ポイントポイントでくすぐったい。
樹里の手が肩をほぐす。
美容やメイクの話をしながらで、佳奈も顔を緩めて会話をしていた。

しかし、口をつむんだり、一瞬、笑顔が消えたり、顔を横に背けたりといった仕草を繰り返していた。
それでいて樹里のマッサージは心地よかった。

腹部は競泳水着の生地で覆われているため、足へと移ってきた。
足首から膝、ふとももへと移っていく。
丹念に揉み込まれていくたび、笑顔をつくろうとしながら戸惑いの表情を見せる。
樹里がほくそ笑みながら、ふとももの付け根をVラインにそって、くぼみを少し押さえながら上下に動かす。

「キャッ、ゃっ!樹里さん、ちょっと・・・くすぐたい。そこはちょっと・・・」
「リンパマッサージよ。運動して疲れているから、よくほぐれるよ」
「で、でも・・・」
樹里は動きをやめない。
(ここ、結構感じるポイントなのよねえ)
佳奈は、より戸惑った表情で顔をきょろきょろさせて、悶々とした表情になっていく。
とはいえ、ふとももの付け根をマッサージしているにすぎないといえばすぎない。

目をつむり、口をきつくつむって我慢した。

樹里はその表情を見ながら、佳奈をいじめ続けた。

「ああ・・・もう・・・」
「どう?気持ちよかった」
「・・・、あ、疲れが少しとれた。ふう、気持ちよかった」
自然な台詞がでた。

ハジメが樹里のところへやってきた。
「彼女楽しくやってるじゃないですか。何より素直でいい娘です。監督も無理言ってないしグラビアっぽい撮影も大丈夫だと思いますよ。まあここからは僕の腕次第です」
「気分良く、今の調子でやってもらえれば。いつ中断してもらっていいから」

樹里、佳奈、彩、カオル、アキコは次の撮影用の水着をどれにするか相談していた。
アシスタント、照明、音声は撮影の準備をしている。
「前半は背景が明るくて、自然光も入るので、ダーク系。後半が逆に暗くして室内光も利用するので明るめがいいと思います」
「そうねえ・・・明日の予定もあるから、最初にウオータージーンの黒、バスルームは明るくいきたいからアクセルスーツの赤青で。後半はスプラッシャーのオリーブでいこうか。佳奈ちゃんはいい?」
「はい、私は別に・・・。アクセルスーツは今年のチームウエアですよ。オリーブは来年のチームウエアだ。のりのりでいけそう」
「じゃあ、最初にスチール、後で動画の順で」


勉強部屋風の部屋や廊下、応接室などで撮影。
アイドル写真集風なシーンやポーズ、
を撮って、同じように動画を撮影する。
明るいシーンは女性スタッフのみで行われた。

ベッドの上で跳ねるたびに、ヒップが食い込み、それを直すシーンが連続する。

「なんかすっかりのせられちゃった。『かわいい』って一生分言われた気がする」
もっともカメラは執拗に股間やヒップをローアングルで狙っていたのだが。

⑤玲華が佳奈のヘアスタイルを編み込んでアップにした。
バスルームで水着への着替を撮影。
胸の前で腕をクロスにし、水着の肩紐を両方もってずらしていく。
胸を隠しながら腕のところでストップ。
バスローブを上から着て、腰からヒップのところでグッと下ろし、足下にシルバーのスプラッシャーがポタッと落ちる。
次の水着を両手にもってかがんで、片足ずつ足を通し、両手で引き上げていく。
胸が隠れるところで、バスローブを腕から抜いて、床に落とす。
肩紐を片一方ずつ腕にとおし、肩にかけて着替え終わる。

赤いボディのアクセルスーツが現れた。
「一瞬バスローブの中が裸でドキドキした」
「ちゃんと隠し撮りしたよ」
「ハジメさん。グーでなぐるよ」と笑った。
しかし、佳奈の心からの笑顔はここから失われていく。

撮影に入る前に、今回撮影するシーンのイメージビデオを見て、樹里から指示された。
う~ん、結構セクシーというか、やっぱりエッチだなあ・・・

佳奈がシャワーヘッドをもってカランをまわす。
シャワーがアクセルスーツの生地の上を弾きながらながれていく。
しばらくするとしっとりと濡れそぼってきた。
シャワーの水流
が佳奈の身体をくまなく舐めるように流れ、水着は光沢を放ち質感をだす。
シャワーをとめて、泡立てたソープを身体にぬっていった。
競泳水着を泡でまとう。
胸から足先まで泡だらけになった。

「佳奈ちゃん、そのまま、浴槽の縁をまたいで、そう、で上半身を反って、手を後ろにして身体を支えて」
樹里がシャワーヘッドをもって、水流を強めにした。
反った胸にシャワーを浴びせる。
えっ、こんなこと。ちょっと、くすぐったい。
アクセルスーツのデザインで、バスト全体が強調されている。
ブルーの生地の上に、突起が浮き出ていた。

ちょっと、長い。
もう・・・こんなこと・・・。
シャワーが小さな蕾を、かすかに刺激していく。
突起が少しずつ隆起していく。
濡れた生地にかこまれたおわん型の乳房がくっきりとあらわれる。
シャワーの水は胸から股間に向かって激しく流れ落ちていく。
身体の水流にも佳奈はくすぐったさと、それとは違う感覚も感じていた。
佳奈の表情が歪んでくる。
しかしアシスタントから「スマイル」という仕草をされ、ぎこちないながら笑顔をみせた。
シャワーの水流は、佳奈の腹筋からへそ、そして股布のラインを真っ赤な生地の上からはっきりとさせていった。
シャワーが徐々に下半身へとおりてくる。
浴槽の縁をまたぎ、足が開かれている。
シャワーが下腹部へ・・・いやっ!佳奈が顔をそむけて、唇をつむぐ。
シャワーの粒がアンダーヘアとスリットに注ぐ。
微妙な刺激が佳奈をくすぐる。
必死に耐える表情は何とも言えず艶っぽい。
少しずつだが蕾を剥いていく。
もうだめ・・・耐えられない、恥ずかしい!股間を両手でふさいだ。
そこでシャワーも止まった。

「さて、じゃあ・・・床に座って。それで足をのばして。カメラのほうに身体を向けて・・
そうそう、肘ついて上体起こして」
佳奈は横たえた自身の肢体を見ながら、よくグラビアにあるスタイルだな・・・足が長く見えるんだ。
再び、佳奈は身体に泡をぬるように言われて、泡だらけになった。

「さて、じゃあ・・・、佳奈ちゃん、床に寝そべって。うつぶせに」
佳奈は少し不快には思ったものの、意図的に胸と股間を狙ったようには感じず、言われるとおり、バスルームの床にうつぶせになった。

仰向けになった身体にシャワーが浴びせられる。腹部から胸に上がっていき、ふくらみの上を水が弾く。
またも小さな蕾が刺激されていく。
やだ・・・もう・・・
おわん状の乳房に再び突起がそそり勃ってきた。
折り返して腹部から下腹部へ。
閉じた股間の上を水しぶきがはねて、太腿に流れ込む水が足下まで流れていく。
「膝を折って上に・・・そうそう」
太腿が持ち上げられ、三角になった足のあいだから濡れた股布につつまれ、ぷっくりと盛り上がり、真ん中に少しくぼみのある秘肉が見え、カメラが捉える。
「足開いて・・・いや、膝を」
佳奈は、膝を閉じたまま足を開いて、膝と足が三角形になっていたが、膝を開いて、恥骨から股間全体が露わになった。
「そのまま腰を持ち上げて、そうそう」
なんかなあ・・・恥ずかしいけど・・・
股間が突き上げられるようになり、スリットと秘肉、陰唇までもが露わになろうとし、そこを目がけて、シャワーが浴びせられる。
「いやあ!・・・ああっ!」
開いた太腿に引っ張られ、スリットから小さく身体で一番敏感な蕾が現れ、水流が刺激する。
広くちりばめられた陰唇の蕾も柔らかく刺激された。
濡れそぼった股布は熱くなった股間の形をすべて浮き上がらせていた。
佳奈の蜜がじわりじわりとあふれてきた。シャワーの水が流していく。
はあ、はあ、もう・・・ああ!いやあ!
佳奈は自分の股間越しに、ハジメの姿を見た。
しかしその姿は健に変わり、獣の笑顔で自分を陵辱しようとする光景がフラッシュバックした。。
シャワーの水流が、獣のそりたった肉棒になり、佳奈を汚そうとしたとき、佳奈はめまいと動悸に襲われた。
「いやああ!」
佳奈は叫びながら、口を手で押さえ、がっくりとその場に伏した。

香奈恵がバスタオルを持って駆け寄る。
樹里と玲華も駆け寄り、佳奈の身体をバスタオルで包んだ。
ハジメが佳奈を抱えてバスルームを出て、控室のベッドに寝かせる。
玲華と彩が顔、髪と身体を拭き、香奈恵が脈をとった。
「ごめんなさい。少し気分が悪くなっちゃって」
「からだは大丈夫だと思うけど、これで撮影は終わろう」
「いや、体調はいいですよ。大丈夫です」
「とにかく少し休んで」
玲華は佳奈にバスローブを着せて、水着を脱がしていった。

樹里と香奈恵は、控え室の外で話していた。
「無理な指示をしたかな・・・。初めてのモデルだったしねえ」
「疲れてるわ。今日はこれで」
「終了にしよう」
二人は部屋に入って、撮影を終わる、と佳奈に伝えたが、佳奈は顔を横に振った。
「体調は大丈夫です。少しお風呂でのぼせちゃったかな?撮影楽しいし。ここまでやったんだから、続けたいです」
実際は、輪姦事件のときのフラッシュバックで精神的にはこたえていた。
しかし、撮影スタッフとのやりとりは、心から楽しんでいた。
スタッフに迷惑をかけたくなかった。
香奈恵は本当に大丈夫かどうか、念押しをした。
佳奈の意志が強そうだったのでかえって無理にやめさせないほうがいいかもしれないと考え、樹里は撮影を続けることにした。


⑥玲華が佳奈の髪を乾かして、ロングにする。
彩はメイクをチェックしていた。
夕暮れになり、暗い中での撮影なので、アダルティに仕上げた。
佳奈は落ち着いた表情だが、笑顔がない。
「セクシーに見えるでしょ?疲れてる?無理しちゃダメよ。プロじゃないんだから」
「楽しいんです。玲華さんと彩さんにきれいにしてもらって、おしゃべりして、いっぱいおしえてもらって。カメラマンさんも楽しいし。せっかくやってるんだもん。最後まで楽しみたいなあって」
メイクが終わると、バスローブの下から、アシックスのゴールドの水着を身につけていった。

大きなシャンデリアのある吹き抜けの洋間。
ソファに寝そべり、身体を反らしてバストや股間の盛りあがりを強調する。
外はすっかり暗くなり、撮影用のライトが佳奈を照らす。
ライトが身体の影をつくり、ゴールドに反射しながら、乳房に乳首、腹筋の割れ目に恥骨の盛りあがり、そして割れ目・・・
ソファにまっすぐすわり、両足をひらいて座面にのせる。M字に開かれている。秘肉の膨らみと割れ目。
佳奈の表情は暗く、笑顔をまったく見せない。
やつれた感があり、かえって妖艶さを増していた。
ハジメとカオルはかえってナチュラルで、薄暗いシチュエーションにあっていたので、何も言わず淡々と撮影していった。
床に寝そべり、身体をくねらせたり、暖炉によりかかり足をあげる。階段へと向かう。
四つん這いになって、階段をあがっていく。
後ろからカメラが狙い、きつい目線をカメラに向ける。
身体は疲れていなかったが精神的には、まいっていた。
それが表情にもでていた。樹里もカメラマンも薄暗い中で気づいていなかった。
ヒップを突き上げたり、階段に身体をこすりつけたり、膝をひらいて、秘肉をあますことなく見せたり。
前に向いて、階段にねそべり、また肢体を強調するポーズを撮って、そのまま上にのぼっていく。
カメラがそれを追っかける。
ハジメから逃れるようにしてのぼっていったが・・・
再び佳奈をめまいが襲っていた。
朦朧としたさきに黒い男の影が・・・。
冷や汗が噴き出してきて、黒い姿があの獣にかわり、佳奈を襲った。
「おつかれさん。すごくよかったじゃない。大人の女だったよ」
ちょうど階段をのぼりきったところだった。気を失いそうになる寸前で止まった。もう限界だったが・・・
「やっぱり慣れないな・・・うまくできないよ」
消え入るような声で言った。
「キミらしさが一番いいんだよ」
辛い撮影になっていたが、ハジメの言葉にすくわれた。

⑦ヘアセットにメイク直しをした。
玲華は、キャンディ舐めがあると聞いていたので、少し髪の毛をくくってまとまるようにした。
髪の毛が肩口からまとまって流れて、キャンディ舐めにひっかからないようにするため。
樹里がやってきて、キャンディの入った籠を持ってきた。
「次、これなんだけど・・・。まあなんとなくわかると思うけど・・・」
「ハイ・・・」
「やっぱりここら辺にしとかない?」
「あとちょっとですから。大丈夫、元気です」

カジノのような部屋に行き、佳奈はルーレット台の上にのぼった。
四つん這いになると、少しひいた位置にカオル、斜め前すぐのところにハジメのカメラがあった。
これまでになかったカメラ位置に、撮影されるイメージに想像を巡らした。
やっぱり・・・。疲労が再び襲ってきた。
そして樹里が太い棒状のキャンディを佳奈の顔の前につきだした。
蒙昧とした目線の先に、キャンディは獣の肉棒に化けていた。
撮影イメージがオーバーラップした。無理矢理にペニスを咥えさせられる佳奈がいた。

「みんな私を食いものにするんだ!!」
スタッフ全員がハッ!とした。カメラマンは一旦ポジションから離れた。
すぐに香奈恵がバスタオルを持って佳奈にかけより、台から下ろして、控室につれていった。
スタッフにとっては「いつものこと」だった。しかし、いきなり叫んだことには驚いていた。
佳奈にそんなことが起こるとは思っていなかった。
樹里は撮影スタッフに片付け、ヘアメイクには控室前で待機の指示をした。
素人や若いモデルは泣き出すことや、撮影を拒否することは、よくあって、そんなときは香奈恵にまかせる。
そのために香奈恵にスタッフでいてもらっている。

佳奈は肩にバスタオルをかけたまま、机に突っ伏していた。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「さあ、撮影は終わり。服に着替えて」
と言って香奈恵は、バスローブを佳奈の肩にかけた。
香奈恵はソファに腰をかけて視線を下に落とした
佳奈は香奈恵に背を向けて、バスローブを肩に掛けたままの競泳水着の肩紐をずらしていき水着を丸めながら腰から足へと脱いで、足下にポトッと落とした。
下着をつけて、バスローブとタオルを肩から落とした。
「かわいいブラジャーね」
「ああ、これ・・・ピンクのサテン地に白の刺繍がかわいくて・・・」
「いや、カップのサイズが。Bってこんなに小さかったんだ・・・」
「・・・・・もうっ!!どうせ、小さいですよ」
佳奈が笑顔を見せた。
「でも、Bじゃもう小さいでしょ」
「なかなかブラジャーを買うためにお金もらうのって、恥ずかしくて・・・」
「大きくなったって言いにくいか。ギャラで買えばいいじゃん。さあ、メイク落とそうか」
佳奈は座って、香奈恵にメイクを落としてもらった。
「でもこんなことに・・・。ギャラもらえない」
「労働の対価。ちゃんと渡します。さあ、帰りましょう。支度して」
香奈恵はメイク道具を持って部屋を出て行った。
廊下にいた玲華と彩に道具を渡し、
「彼女は私が連れて帰るから。後をお願い」
と言って、佳奈を連れ階段を降りていった。リビングに機材のコンテナが積み上がっていた。

スタッフはダイニングルームで、夕食の仕出しを食べながら、2日目の説明を樹里から受けていた。
「・・・ということです。明日は予定時間に集合して準備して下さい。今日はこれで」
ハジメとカオルとアキコがお茶をすすりながら
「プロとしては失格かもしれないけど、ちょっと胸が痛むな」
「私たちだって人の子よ。素直で頑張り屋だったから。頑張りすぎたかな」
「・・・いい表情でとれたなあ。いい仕事させてもらってる。明日来て欲しいなあ・・・」

「私、一人で帰れますから」
「うちはモデルさんを必ず送っていくの。もう外も暗いでしょ」
エントランスにタクシーが待っていた。
佳奈が先に乗り込み、香奈恵が続いた。
「お腹すいたでしょ、ご飯食べていこう・・・あ、もしもし、お疲れ様です。香奈恵です。
相談室、空いてます?
じゃあ悪いんだけどお弁当ふたつ、お願い、はーい・・・運転手さんABC塾の池袋校へお願いします」
「香奈恵さん・・・塾の先生だったんですか」
「私は3つの顔があってね、樹里のアシスタントと、塾の職員、それと撮影に来た女の子をAVに売り飛ばすスカウト」
佳奈が狭い車内で香奈恵から距離をとる。
「ウソウソ。これ」と言って名刺を差し出す。
「△市教育委・・相談支援員・・・これは・・・?」
「塾でも学校でも、生徒や保護者の相談を受けているの。カウンセラーってやつ。最近はいろいろ事情がね・・・複雑で。モデルの仕事にきてる子も、いろいろ事情を抱えてる子が多い、というか事情のない子のほうが少ない。それで、樹里にモデルの面倒を任されているの。こういう撮影だから・・・もう少し樹里には、なんとかして欲しいんだけどね。私も女の子を持つ親だからねえ。彼女たちのことがどうしても心配になっちゃう」
「香奈恵さん結婚してたんですか」
「結婚できないみたいな言い方ね」
「そ、そーいうことじゃないんです。若く見えるから・・・」
「取り繕ったわね。樹里と私は教育大学の同級生。彼女は体育で私は心理。樹里はずっとモデルとかキャンギャルとかやってて、金持ちの旦那見つけて。私は心理じゃ就職なくてかけもちしながら今の旦那。二人でやっていかないと無理。樹里からは給料もらってるから、あまり文句は言えないけど。小学生の女の子と男の子。2年前に下の子も小学校にあがったから、樹里の仕事を手伝うようになったの」
香奈恵は、自分のことを話した後、これまであったモデルのことや、塾や学校でのことを話していった。

玲華と彩は、メイク道具のコンテナを提げながら地下道を歩いていた。
「楽しかったけどなあ。段々打ち解けていって。もっと教えてあげたいことあった」
「メイクの仕方アドバイスしたら喜んでたよね。プロの子にはないわ」
「いい子だよね。明日会いたいなあ・・・」

樹里は事務所に戻って、淡々と明日の準備をしていた。
新しい企画書を作成していた。
よくあること・・・とは言うものの、引っかかりがある。
何かがある。香奈恵にまかせるしかないか・・・

タクシーが塾の前についた。
通用口から二人は入っていった。
「相談室」の机にはお重と汁物が二つおいてあった。
二人は向かい合って席について、食事をはじめた。
「あったかあい。寒いときはこれがいいな。和食大好き」
「そうでしょ。ここのはいけるのよ」

食後、お茶を飲みながら、佳奈は重かった口を開いた。
香奈恵だったら・・・
友華と自分に起きた二つの事件と部員のこと、夜のプールのことを話した。
香奈恵は一点だけ聞き返した。
「強姦のことは警察にも学校にも言ってないのね。それはダメよ。犯罪でしょ。これで済ませてはダメ」
「でも、僚太や俊平が・・・。みんな退学になったり、水泳部が廃部になったら・・・」
「そのことと事件とは別。これで済ましたら、男連中はまた同じ事をしても大丈夫、ってなる。償うべきは償わないと、今後もっと問題が起きる。それと、あなたが彼女を男に犯させようとした、彼女が男にあなたを犯させたことが悪い、って考えてるかもしれない。けど、男達をそそのかしたとして、普通、それで女の子を強姦する男っている?そこで性犯罪はダメっていう判断が働くはず。だから、悪いのは男達。あなた混乱してて肝心なところを見落としちゃってるの。高校生だけで解決は無理でしょ。このことは私に預けてくれる?仕事柄、警察や弁護士と連携とることがよくあるの。こういったこともあったしね」
「話してよかった。香奈恵さんがいて。でも、樹里さんがスカウトしたからか。モデル引き受けてよかった。撮影はちょっと・・・あれ・・・だったけど・・・」
「あそこまで頑張ってくれたから・・・えっと・・・ギャラは3倍ね、いや4倍。樹里から聞いてるよね」
「何でですか?よく聞いてなくて・・・」
「ちゃんと説明するように言ってたんだけどなあ。歩合給のことよ」
香奈恵はギャラのシステムを説明した。
「そっかー、4倍か」(4万円か・・・【誤解】)
「結構なお小遣いになったでしょう。明日は来なくてもいいよ。私は明日行けないから。どうするかは、あなたが決めることだけど」
「あー!髪の毛。エクステついたままだ」
「それは私では外せないわ。今から玲華さんは・・・無理だなあ。1日で髪が伸びた、っていうわけにはいかないし・・・。あ、このニット帽。アップにしてなんとか隠して」
「すいません。借りていきます」
香奈恵は佳奈を家まで送っていった。

佳奈は家族がみんな寝たのを確認してから、夜中にシャワーを浴びた。
エクステのついた髪はみせられない。
ベッドに横になり、一日のことを思い返していた。
楽しかった。
でも恥ずかしかった。
パニックになってしまったけど、苦しんでいた気持ちに解決の糸口ができた。
明日・・・
佳奈は眠りについた。

深夜、事務所で香奈恵が樹里に、佳奈のことを説明した。
原因がわかってすこしホッとはしたものの、より慎重にいかないといけない。
大幅に修正した企画案を香奈恵と確認した。
「やっぱり、難しいな」と樹里はつぶやいた。

10:20 樹里は駅の改札口にいた。
・・・来ない。
残念だけど。
と改札に背を向けたとき、
「樹里さ~ん!ごめんなさい。寝坊しちゃって」

↓ 続編追加: 2017.01.29 ↓

佳奈がスタジオに到着すると、玲華と彩が駆け寄ってきた。3人とも満面の笑みで、玲華は佳奈と両手を合わせ、彩は抱きついてきた。
「よかった。来てくれた」
「ごめんなさい。昨日は。心配させちゃった?」
「心配したよう。今日は大丈夫なの」
「バッチリ!」
階段をのぼって、控室に入っていった。
彩がメイクをしていった。

下の階のラウンジにある応接で、スタッフがミーティングをしていた。ハジメ、カオル、アキコ、玲華に樹里。樹里からスケジュールと撮影内容の説明があった。
手には新しい企画書と元の【SP】企画書をみんな持っていた。
「予定通りは⑧と⑩で、⑩は入浴と軽めのシャワーシーンに変更。⑨はゆるめのシーン、リビング、ラウンジ、プレイルーム、キッチンを使っての撮影ですか。夜まで時間がもたないな。かなりトーンダウンさせましたね・・・しょうがないでしょう。」
「5時くらいかなあ。みんなでうちあげにでもいこうか」
「それはいいんですけど、作品の尺はたります?」
「後で考えないとしょうがないわね。玲華ちゃん、ヘアスタイルやメイクを頻繁に変えてもらっていい?」
「いくらでも持ち駒はあります。多彩にいきましょう」

佳奈が遅れてきたため、まずは食事になった。
食事後、樹里が佳奈を同じフロアの応接に連れてきた。
佳奈は企画書を手に取ったが、すぐに違和感を感じた。
コマ数が少ないし、内容が薄い。昨日と違いすぎる。
樹里さんは昨日のことがあって気を遣っている。
あんなことしちゃったからなあ・・・。説明を終わりかけたとき、アキコが樹里のところへやってきた。
「電源の調子が悪くて、機材はハジメさんがチェックしてますが、スタジオの電源が原因かもしれないって。連絡とって欲しいんです」
机に企画書をおいて、すぐに部屋を出た。
慌てていたので、企画書を机の縁においてしまい、床におちてしまった。
佳奈が拾おうとしたとき、企画書は2冊あり、めくれていたページには、自分のものとは違う細かい記載があった。
シーン⑪ベッドルーム1、疑似オナ・・・エッ!何これ・・・『カメラは顔のアップと横から引いた位置で・・・膝をまげてベッドに横たわせる。かすかな吐息から、ゆっくりと喘がせる。両腕は股間に挟ませて少し動かす・・・』これさせる予定だったんだ・・・
【SP】と書かれた企画書をめくっていった。昨日の内容も最初に渡されたものと違う。完全に着エロじゃん。元々こういうつもりだったんだ。
「まさか配電盤の故障なんて・・・修理あるからもう少し時間押す・・・」
佳奈が冷たい視線を投げかけて来た。手元に樹里の企画書がある。
「見ちゃった?」
「見ちゃった。こーいうことだったんですね。でも、そもそもこんなの発売できるんですか?」
「全部は無理と思うけど。結構ね、最近は激しいのよ。業界も競争が厳しくてね。最初に説明したコンセプトでやってきたら、雑誌つぶれちゃった。今回も競泳水着っていうのが、ビジネスになるかわねえ・・・今日は変更した方の企画で続けたいけど、いいかしら」
佳奈は暫く考え込んでいた。
樹里さんの思うとおりに任せてみよう。今日、晴れた気分でここにいられるのは樹里さんのおかげだから。
「ギャラのところ、よく見てなかったんですけど、昨日だけでも、3倍か。この【SP】を全部すると、10倍。昨日ひとつ飛ばしちゃったから・・・」
「何言ってるの?これはやらなくていいわよ」
「ギャラ10倍だったら、これ、やりますよ。この企画をやりたいんですよね。樹里さんに任せます」
「本当に?でも無理なときは言ってね。我慢しないでね」
「そのときは、ちゃんと言います。ギャラ10倍ですよ」
樹里は準備に走って行った。
よく見ると、大胆でいやらしいなあ。
商品になって発売されても大丈夫かな。
撮影ギャラが、二日で20万円!と時給か。
(誤解:実際は1時間10万円×12時間で120万)本当に払ってもらえるのかな?まあ、明日から気分良く学生生活が送れそうだから、それで十分だわ。

玲華と彩が控室に入ってきた。
「よく決心したわね。私たちも頑張るわ」
ヘアメイクを始めていったのだが。
「ちょ、ちょっと、何?エエッー!これ私じゃない」
「私じゃなくていいのよ。かわいくいかなきゃ」
ヘアスタイルがツインテールになっていた。
「恥ずかしいよー」
「初めてかしら」
「ずっと水泳ばっかりだから、こんな髪型、経験ないよ」


⑧ハイドロSPのシルバーグレイの上に、SWIMTEAMとロゴの入ったショートパンツとショート丈のタンクトップを着てベッドルームへ。
ベッドで飛び跳ねると、ツインテールがはねて先っぽがあたる。
な、なんか・・・どう映ってるんだろう。かえって恥ずかしい。
ベットでごろごろしながら、タンクトップとショートパンツを脱いでいく。
ビキニやノーブラではないので、きわどく胸の谷間がみえるようなショットはない。
今の性徴がある佳奈の胸なら、揺れるシーンも撮れようモノだが、しっかりと締め付けられた競泳水着からは、その姿は見えない。
簡単に撮影は終わった。
「なんかあっさり終わっちゃった。こんなのでいいんですか?」
「まあ最初はね。リラックスさせて。まあ普通ならきわどいシーンになるけど」
「次は大変かな」
「気楽にやって」


⑨すぐに次の撮影に移る。
今度は打って変わって激しいシーンになる。
佳奈はベッドに横たわった。
小さな高1女子が、これから生け贄にされていく・・・
樹里がカメラから見えない位置にスタンバイした。
「本当にくすぐるわけじゃないから。少し指があたる程度。DVDにあったと思うけど、見たかな?」
「くすぐりシーンのはいくつか見ましたよ。やっぱりエッチっぽくやってましたよね」
「そこまではいいけど、演技してもらわなきゃ」
撮影がはじまり、樹里の手だけが佳奈の身体を這い回す。
「キャッ、ははは・・はは」
演技は見事な大根っぷりだった。
「これじゃあ使えないなあ・・・」
「ごめんなさい。やっぱ演技は難しいや」
「本当にしちゃっていい?」
「ああ、いいですよ」
と軽い気持ちで承諾したが・・・

「きゃあ!ひゃはは、いやあっ・・・」
佳奈はのたうちまわり、
「わあ!!」
ベットから転がり落ちた。危うく後頭部をうってしまうところを、ハジメが滑り込んだ。
「危ない危ない」
「じっとしてられないよ。くすぐったがりなほうだから」
「ちょっと悪いけど、手首縛ってもいいかな?」
「いろいろとイケナイことするんでしょう?」
「安全のため。それと演出。縄で縛ったりしないわよ。彩ちゃん、黒い太めのリボンあったでしょ」
ベッドの柵にリボンを結び、伸ばしてきた先で佳奈の手首をくくった。
「これなら痛くないでしょ」
「なんかなあ・・・SM?きゃあ、やめてえ・・・てっ」
「余裕あるじゃない。じゃあ、いい?」
佳奈がうなづく。樹里の指が再び踊る。腋から脇腹へと・・・
「きゃっ、いやあーー、ははは!あーーーっ」
ドスッ
「うっ・・・」
樹里がうずくまっていた。佳奈の膝蹴りがみぞおちに決まった。
「ごめんなさい!あんまりくすぐったくて・・・ホントごめんなさい・・・」
「いや、まあ、事故よ。ふう・・・続けるね」
樹里は膝から太腿へとくすぐっていった。
「きゃっ、きゃあああ」
足の付け根に指がこちょこちょ・・・
「いやあ!!」
ゴン!
「い、痛い・・・」
樹里は顔を覆っていた。佳奈の膝が今度はあごに入った。一瞬頭がクラッとなった。
「・・・わざと?」
「違う!違うーー!ごめんなさい!」
わざとではなかったが、少しいい気味と思っていた。
「ちょっとダメージが・・・身体がもたないわ。うーん、玲華ちゃん代わってくれる?」
スタッフ全員が目を見張った。
ベットに寝転んでいた佳奈は何も気づかなかった。
そっか、玲華さんか。
よかったかな。
樹里さんのくすぐり結構きつかったから。
マッサージの時も。
ふふふ。
なんか安心してるみたい。
プロの恐ろしさを味わってもらお。
この2発は高くつくわよ・・・
「えっと・・・どれくらいで?」
「全力で」
「ホントにいいんですか?いくら痛かったからって・・・」
「監督から演出上の指示ですから。フフフ・・・とはいうもののお手柔らかにね」

玲華が指のネイルを落とし爪を切って、ベットにやってきた。
「佳奈ちゃん、悪いんだけど、足も固定していい?さすがに、膝がくるとねえ」
「いいですよ。玲華さんの細身に膝が入ったら大変。一応わたし、アスリートだから、力強いし」
「ふうん、私だったら平気ってか。まあ体格も筋肉のつきかたも違うか」
と言って樹里は佳奈の足首にリボンを縛り、少し余裕をもってベットの柵にくくった。

玲華の手が佳奈の腹筋から、乳房を包むようにして指先を動かす。
「きゃあ、はあ・・、ははは、あんっ、あっ・・・」
指先を丸めてくすぐりながらも、性感をところどころ刺激する。
マッサージとくすぐりが混ざっていた。
薄くてすべすべの競泳水着の生地の上からソフトな感触が伝わっていく。
な、なんかちょっと違うような・・・やん・・・ああ
「ああ、はあ、う、ううん」
乳房の横から、腋を押さえたり、くすぐったり。
「きゃあ!ああん、う、ううん・・・」
乳首をそっと指でなでたりしながらくすぐってごまかす。いちばんのくすぐりポイント脇腹を容赦なくくすぐる。
「きゃあ!ははは、ああー、はは、はは、やん、ひひ、うーん・・・」
身体がよじれる。逃れようとしてくねるが、玲華の手は、佳奈の腰はしっかりつかんで逃さない。
佳奈の股間にしみがにじむ・・・
腹圧失禁か・・・
こういう濡れはいいのかしら。
玲華が樹里の方をみたら、かまわないという仕草をした。
佳奈の身体が動くたびに、水着が食い込んで、ずれていく。
ぱつぱつになっていた。
縛られていて直すことができない。

「ちょ、ちょっとストップ。はあ、はあ、玲華さ~ん。ちょっと、きついよう。水着も直してほしい」
「わかったわ。ちょっと加減する」
玲華のフェザータッチは業界でも有名で、企画モノのくすぐりAVで女優が失神するほどだった。
そこまでするつもりはないものの、まさか私に任すとは・・・佳奈ちゃんも気の毒に。
水着の端っこを直していくが、隙間に指をかけながら、こちょこちょっと・・・
「きゃん!やん、もう、水着直してっていっただけじゃん」
Vゾーンのとヒップの水着を直すために、佳奈の太腿の間に割って入る。
「エッ」
ここからが本番だった。太腿の付け根をおさえてマッサージしながら、くすぐる。そして時折股間に軽いタッチを繰り返す。
「きゃっ、あ・・・ん、きゃっはは、あん!ああ・・・いやあ!あん」
吐息と大きな喘ぎと小さな喘ぎと笑いが連続する。
またも股間にシミが広がるが、先ほどとは違い、ぬめりのある液がどんどんと広がっていく。
乳首は競泳水着の繊維を突き破りそうに勃っていた。
玲華の攻めは必要に続く。
佳奈の助けを求める視線が、樹里を捉えるが、樹里は目をつむって下を向いていた。
フフフ、いい鳴き声あげてるじゃないの。
作品というより、佳奈ちゃんをかわいがって楽しんじゃってるわ。
ああ・・・だめえ・・・くすぐり・・・じゃない
佳奈が体をくねらせる。逃れようにも足はリボンにひっぱられる。首が左右にゆれて
「いやあ!もうだめ、ああん・・・あっーーー・・・」
もう限界かな。玲華が指をとめた。
「OK」

樹里とスタッフが、佳奈のリボンをほどく。
玲華がベットから降りると、佳奈は横をむいてうずくまった。
べっとりとヒップの割れ目のほうまでが濡れていた。
シルバーグレイの水着にはあきらかにそれがわかった。
すぐに彩がバスタオルをもってかけより、佳奈の腰にかけた。
「はあ、はあ、これ、くすぐり?なんかイメージと違うような・・・はあ・・・」
「まさか玲華がねえ。さあ、休憩しよ」
佳奈は股間の濡れに気づき急いで控室に戻った。
すぐに脱いで、次の水着に着替えた。
そして脱いだ水着をもってバスルームに行った。
うわあ、これ、べったり。腹圧失禁?と、いやだあ。この色じゃまるわかりじゃん。
水着を洗って、ビニール袋に入れた。
「もう着替えてるのね。疲れた?」
「もう!玲華さん。やりすぎ」
「私はねえ・・・・・だから、本気出したら大変だったわよ」
「そんな。樹里さんひどいな」
「私に代わったときは、安心してたくせに」

ふう、といって、佳奈は控室のベットに横たわった。
目線に、小道具箱が目に入った。
キャンディの入った袋があった。
「これ、昨日の・・・悪いことしちゃったなあ。無駄にしちゃった?」
「気にしなくていいのよ」
「でも、別にキャンディ舐めるのをしぶっているわけじゃないよ。時間があるなら、やってもいいけど・・・」
「そう?樹里さんは喜ぶよ。聞いてみようか」
と言って玲華が出て行った。
「ホントにいいの」と彩が心配するように言った。
「大丈夫ですよ。逆になんかふっきれちゃった」
玲華が戻ってきた。
「バスタイムの後にするって。佳奈ちゃんが元気になってきてるの喜んでたよ。バスルームで撮影のセッティングしてるから、休憩だって」
佳奈はキャンディの袋の中を見て
「丸い小さいのと、スパイラル柄の細いのに、太い奴かあ」
「何意味してるかわかる?カメラの向こうの男の期待は。さて何を舐めているのかな。さあ何?何なのか言ってごらん」
「もうやあねえ。でも・・・私、経験ないよ」
「またあ、乙女じゃないでしょ」
「ま、まあ・・・いや、その・・・舐めたことない」
「そっかー。で、何を?何を舐めたことないの?」
「しつこいなあ」
「じゃあお姉さんが、しっかり教えてあげよう。彼氏めっちゃ喜ぶよ。それと、キャンディとあと、これ」
「べつに、彼とかどうとか・・これ?」
玲華のレッスンが始まった。

「ほんなはんじ?」
「OKOK。今の流れでいったら、もう我慢できなくなってるわ。大きな武器になるわよ」
「武器?」

ヘアスタイルを水に濡れにくくするため、ポニーテールに変え、撮影時間を待った。
バスローブの下には青とエンジのアクセルスーツをまとっていた。


⑩赤い競泳水着の切れ込みが目の前にある。
ヒップをこちらに向けて、浴槽を洗っている佳奈がいた。
ステッチが尻の割れ目に食い込んで、桃割れになっている。
笑顔でカメラに振り返る。バストが青い生地にかこまれて、下に盛り上がっている。
胸の下に切り返しのステッチがあり、より強調されていた。
小さくヒップをふりふりする。
ヒップに生地がくいこんでいく。
それを指で直しながら、続ける。
カメラはぷにっとした股間に秘肉をアップにしていきながら、佳奈の表情を捉えにいく。
「どこみてるの?」とカメラにむかってはにかむ。
「もう、エッチね」と言って食い込みを直し、おしりを両手で隠しながら、カメラに向き直った。
今度は、前のVゾーンがアップで映る。
「もお」と言って横を向く。
浴槽の横からカメラが佳奈を狙う。
今度は前を向いてかがみながら浴槽を泡で洗う。
胸元はぴっちりと生地で隠されていて、のぞき見ることはできないが、乳房と乳首の形ははっきりと浮き出た。
カメラが佳奈にせまり、佳奈も、カメラに向かって顔を近づけ、微笑む。
ショットがバストアップにかわり、佳奈はバストの間にスポンジをはさみ、浴槽の上を左右にすべらせる。
乳房も泡の上でするするとすべる。
前後左右に滑らせていく。
カメラに向かって笑顔をふりまく。
「ふふふ。あっ、落ちちゃった」乳房が、浴槽の上を滑っていく。
浴槽の縁にすわってスポンジをヒップにはさみ、ヒップを泡で滑らす。
食い込んでいく生地を指で直しながら、洗っていく。
縁をまたいで前後に体をすべらせる。
体をそって股間をつきだして、前後にすべらす。
股間に陰毛の形が映っている?
カメラは佳奈の肢体にアップで迫っていく。
佳奈の表情はプロのようにくるくる変わる。

「なんか、板についてきたというか、ノリノリになってる?」
「ふっきれたとか言ってたけど・・・大丈夫かな」
浴槽の上で腰をグラインドさせ始めた。
水着が濡れたことで陰部に生地のしわができ、食い込んでいる。
少し唇の形がうきでている。
腰をよじらし、布が動くことで、より強調されていた。
「こっちも洗おう」
カランをスポンジで洗いだした。
泡でこねるように両手を動かす。
カランの頭を両手で回すように動かし、蛇口をこする。
シャワーヘッドを手に取り、両手でこね回す。
「うふふ・・・」
いたづらっぽい笑顔を見せる。
シャワーヘッドをしごいていく。
胸の間でシャワーヘッドを滑らせる。
手が止まって、カメラに顔を向ける。
スポンジで泡をしぼりながら
「ふふふ・・・洗ってあげようか?」
カメラに映らないところで、手を動かす。
〇〇を洗うように。
「ゴシゴシ、ゴシゴシ・・・気持ち、いい?私も洗ってくれる?」

「あんなシナリオつくってない。アドリブ?驚きだなあ」
「いやあ、誰かのダメだしが、あったかなあ・・・」
「あきれるわ。このシーン、相当編集しないと使えないわ」

浴槽に寝転んだ佳奈にシャワーがあてられ、泡が流れていく。
水滴が玉状になって身体にまとわる。
前にかけられるシャワーを避けるようにヒップをつきだすが、水着の生地かが引っ張られ、半分ほど露わになる。
水が股間を流れる。
流れの中で、さらに形が強調される。
前に向き直す。バストにシャワーがあてられ、激しく流れていく。
乳首が勃ってきた。
両手でバストを覆う。
シャワーは股間を目指して動いていく、腹筋が水で浮かび上がり、割れたところに水が流れる。
佳奈は足を閉じているが、ゆっくり開いていく。
シャワーの水流が股間に流れる。
「はあ・・・」股間を手で覆う。
シャワーがとまる。
両手で食い込んでいるVゾーンを指で直す。
カメラが股間をアップにする。
開かれた足の間ははっきりとその形が見て取れた。
カメラが下からえぐるように、股間と佳奈の表情を捉える。
吐息をだしながら、顔を横に向ける。
うっすらとスリットが走っていた。
足を開いたり閉じたりすることで、スリットの中までも形が見える。

泡が流れきったところで、休憩になった。
浴槽に湯をためて、佳奈が横たわっていた。
濡れた水着でいると、さすがに身体が冷える。
アシスタントが重たそうにバケツを持ってきた。
「温かいうちに」
「とろとろ。ローションか。テレビでぬるぬるになって、滑ったり転んだりしてたやつだ」
「ホントに滑るから使い方に気をつけて。競泳水着に強い光沢をつけるためだから。水からあがったときの濡れた感じね」

床に座って、太腿の間にローションの入った洗面器を置いて、水着の上にローションを塗っていく、両手で乳房を下から包むようにしながら、塗っていく。
「あんっ・・・はあ~」
身体を反って、吐息をあげながら、べったりと塗っていく。
バスタブの縁に股を割って腰掛ける。
太腿を撫でながら身体をくねる。
カメラは股間をアップにする。
光沢を放ち、薄い陰毛でもその姿が見える。
水着にすじが入っていく。
片膝を縁にかける。
少しおしりが持ち上がって、陰部にくぼみができる。
小刻みに身体を動かしながら、引いていくカメラに微笑む。
ローションで自分の身体をなで回す。
ハイレグのライン沿いに上下に撫でて、股間を両手で隠した。
「もう、どこ見てるの?」

撮影をストップし、床のローションを洗い流した。
佳奈はバスタオルの上に立ち、玲華から指示を受けて、立ち姿の撮影を始めた。

ローションで濡れ濡れのヒップを、腰を振りながら撫でる。
佳奈は腰が高く、ヒップがつき上がっている。
尻エクボができるくらいで、自ずと水着が持ち上げられ、ハイレグがきつくなり、太腿まわりが晒される。
動きを繰り返し、さらにヒップを突き上げながら、食い込んだ水着を直して、尻を包み直し、カメラに顔を向けた。
「興奮してるの?」

もう一度ストップし、ローションを洗い流してから、たくさんの泡を身体にまとわせた。
再び、浴槽の縁にまたがる。

「ねえ、流してくれる?」
シャワーが佳奈に注がれる、首筋から下りてきて胸のところでとまる。
水流が乳房を弾く。
乳首が隆起してくる。
しばらくして、佳奈が両手で胸を覆う。
「やあだ、もう!エッチなんだから」

「よくあんなセリフでるなあ。また玲華ちゃんが・・・」
玲華はたくさんのフリップをもって、佳奈に見せていた。
「カンペがあったのね。仕草の仕方まで書いてあるじゃないの」

そして、水流が股間に集中する。
佳奈は逃れるように身体をくねらす。
股間を前に突き出し、逃れることをやめる。
水が注がれ続ける。
目を閉じながら恍惚な表情をする。
長く注がれていたシャワーがとまる。
「はあ、ああん・・・」吐息が漏れつづける。
後ろを向いてヒップにシャワーがあてられる。
シャワーの水が上に向かってはねる。
身体を上下に動かす。
カメラが浮き上がるヒップの後ろから、股間を狙う。
身体を揺らしながら、前にかがんでいく。
ヒップの間から股間が完全に晒され、秘肉と陰部の形がはっきりとわかる。
カメラの方を振り向きながら、吐息を漏らす。

「もう、どこみてるの?」と言って前に向き直る。
浴槽の縁に前を見てまたがり、仰向けになって、そのまま寝転んだ。
太腿が開かれ股間が露わになる。
丘に向かってシャワーが移動してくる。

「やん!」シャワーの水が丘に触れた。
執拗に股間を狙う。

「はあ、はあ・・・はあ、あん」シャワーの水流のなかに、佳奈の吐息が響いていく。

「あ、ああ、あん・・・」シャワーがとまり、濡れぼった佳奈の身体が横たわっている。
顔がアップになる。
「ふう・・・気持ちよかった・・・」

佳奈がノリノリになったため、バスシーンの撮影は長引き、後の撮影は時間が押してしまった。
ポニーテールを解いて、髪を長く下ろした。


⑪最後の衣装となる黒のアシックスハイドロSPに着替えた。
日が暮れて、暗い中での撮影。
「なんかこう見ると、エロいな」
「光の反射ができて、スタイルが強調されるわね。裸よりセクシーかも。じゃあキャンディ、これ」
と樹里から小さな丸いキャンディを渡された。
「これをコロコロと・・・」
「キンタマ転がす感じですね」
「キ、キン・・・って」
佳奈は、丸い部分を舌先だけでペロペロしたり、口に含んだり、唇ではさんだり、キャンディが小さくなるまで続けた。
次にスパイラル状の細く長いキャンディを、前から突き出され、横から下を這わせたり、下からくわえ込んだりした。
「DVD見て研究してたの?バリエーションすごいけど」
「さっき玲華さんからレッスン受けたんですよ。エッチな舐め方」
ハジメの表情が変わった。
「樹里さんこれ。佳奈ちゃんやれるって」
玲華が、太めのガラス棒を持ってきた。
「おおっ、でた。高校生がするのって初めてじゃない。いいのかな?」
「しっかり練習しましたよ」
突き出したガラス棒の先を舌先でくすぐるようにして舐め、裏側に舌先を、くねらせながら根元まで這わしていく。
また戻してきて、先っちょから5センチくらい手前で上下に舐めあげる。
そこに少しカリをまねた段がついていて、舌先で一周くすぐるようにして舐める。
大きく口をあけて、ガラス棒の先を頬張る。
ガラス棒に佳奈の口の中がぼやけて映る。
深くくわえ込んでは、戻す。上下に唇を動かすことを繰り返した。
ジュボジュボ、ピチャピチャと唇と唾の音が響き出す。
佳奈が上目遣いで、カメラを見ていると、ハジメの顔色がだんだん悪くなっているようにみえた。
先を咥えながら、棒の先を舌で上下、左右、回して舐めることをくりかえした。
ガラス棒の中に舌の動きが見える。
口のなかの粘膜がべっとりと糸を引いている。
さらに、唇を小さく早く前後に動かす。
一緒に頭も前後に動いた。
チュパチュパチュパ・・・。
そして、小さくほっぺたをふくらまし、口を閉じながらガラス棒から離れ、カメラに向かってニヤッと笑った。
ここでカットになったが、ハジメの顔を見ると血の気が引いていた。
「ハジメさん大丈夫?気分悪い?」佳奈が心配そうに聞いた。
「そりゃねえ、自分の性生活晒されりゃね」彩がメイク道具をもってきた。玲華がニヤついている。
「って、ええ!じゃあこれって、玲華さん・・・2人、恋人どうしなんですか?じゃあ我慢できず口の中に出しちゃって、ペナルティでブランドもの買わされたのってハジメさんだったんだ」
「うわ~ん」と言って、ハジメがスタッフ控室に逃げていった。
「夫婦よ。ハジメさんが回復するまで少し休憩」樹里が佳奈にバスローブをかけた。

「まさかあの子に・・・。高校生だぜ。AVの女の子ならまだしも」
「いずれ役に立つときが来るわ。昨日あんなことあったから、どうかなって。いい男咥えて離さなかったらいいのよ。ディナー、ブランド品、旅行となんでも手に入る!」
「相手の男が気の毒だよ」
「よく言うわ。気持ちよく出したくせに。もうしなくていいのね?」
「・・・すいませんでした」

⑪「オナニーって・・・、やったことねえよ」
「イメージよ。DVDでそういうのあったと思うんだけど」
「もう何がどれだか覚えてないなあ」
「だったらこれもレッスンしてもらったら」玲華は彩のほうを向いた。
「はあ!なんで私が・・・オナニーなんかしてねえし!」
「あんた男日照りでしょ、2年近く。処理しなきゃ・・・」
「するかあ!」
参考の動画をモニターで見て、
「まあ、こんな感じで。適当でいいわ」
「とにかくやってみよ」
「あのね・・・」彩が耳打ちした。

佳奈が静かにベットに横たわっている。
暗い部屋の中でライトに照らされている。
黒いハイドロの生地がところどころ白く輝く。
乳首に光があたり、影ができることで、ぽっちりと浮き上がっている。
小高い丘もその形がはっきりと見える。
佳奈の手が股間に伸びて、膝をたてていく。
手が死角にはいる。ここからは佳奈の演技力だ。
「はあ、はあ」目を薄く閉じて、吐息も漏らす。
男の人にいたづらされるのを想像して、かあ。
一番感じることって・・・。
両膝のあいだから・・・太腿に手がかかって、股間に頭が。
男の人って・・・僚太・・・

舌先が私の割れ目に・・・
ああん・・
いやあ!割れ目の中に・・・
きゃん!
一番敏感なとこ・・・
ペロペロ、あ、あん!
いい、気持ちいい。
はあはあ・・・
佳奈が小さな喘ぎ声をあげ、呼吸が速くなっている。
とってつけた表情じゃない。
そう、いつも、すごい、感じる、ああ!
つんつんして、上下になめて、温かいのにつつまれて、ああっイッちゃう!!
「ああん、はあ、はあ」大きく体をくねらせながら、少し喘ぎ声がおおきくなった。
僚太の唇が、私の・・・いつも一生懸命にしてくれて・・・ああ!そこ・・・ああん・・・
「はあ、はあ、はあ・・・」
佳奈は手で股間を隠したまま足を伸ばした。
「いい感じだったわ。これくらいならナチュラルでいいね」
「ふう、彩さんがいったとおり・・・」
「あんたやっぱり!」
「違うっつーの!イメージを・・・あっと」
彩は佳奈の腰にタオルをかけた、が、
「あっ、また・・・濡らしちゃった。どうしよう・・・」
「そうか、水着、続けてつかうんだ。乾かせるかな」
「洗って乾かす時間ないし、このまま乾かすのはちょっと」
「もう一枚同じのはあるけど、サイズがねえ。今Sがちょうどよね。SSはあるんだけど」
「競泳は伸びるから大丈夫ですよ。この前までSSだったから」
佳奈は着替えに戻った。

着るには着たけど、やっぱりきついなあ。
新品だからよけいに固い。
押さえつけられて、肩や腰の肉がぷくっとはみでてる。
ヒップはすぐに食い込んで、生地がずれて、半分、いや丸出しになっちゃうよ。
これじゃ友華のケツだよ。
前も切れ込みがすごいことになってる。
ちょっと食い込んじゃってるなあ。
締め付けがきついからアンダーヘアがはみでることはないか。
これしかないから仕方がないかあ。


⑫ベットにサテンのシーツがひかれ、暗い部屋のなかに照明が光り、光沢が縞模様になっていた。
ここでみんなに見られながら・・・するの?
佳奈の固い表情をみて、樹里は
「緊張してる。どうする?」
「あのお・・・」口元を隠しながら、樹里の耳元でささやく。
「そうね、わかったわ。恥ずかしいわね」
「リラックスできると思うし、大胆に・・・できるかな」
「大胆ねえ、期待していいのかなあ・・・」
樹里はハジメの元に歩いて行った。

ハジメが席をはずす。佳奈が追っていった。
「ごめんなさい・・・」
「いやあ、いろんな意味でもう疲れてるから。頑張りすぎないで、リラックスして、いいものつくろう」

カオルがカメラを回し始める。
床を這って、恥じらった表情の佳奈がカメラから逃げていく。
カメラが、佳奈を捕らえようと追いかける。
壁に追い詰められる。
佳奈を舐めるようにして撮る。
ベットの上に逃れるが、追い詰められる。
恐れる表情をするが・・・
動悸が起きる。
襲われたあのときの・・・カオルの影が浩介と健に・・・
そばにいた玲華と彩を見て、ハッと我に返った。
「汗の演出をするから水滴をつけるね。ちょっと冷たいかな」
身体に霧吹きで水を散らす。
少し佳奈の気持ちが落ち着いた。
ヒップをカメラに向けたところから再開する。

『乞うようにセリフ:もっと、優しくして。』
というフリップが出ていた。
「いやっ。もっと優しくしてくれなきゃやだ」
カオルの姿が、健から僚太に変化していく。
僚太とのセックスをイメージして、その通りに動いていった。
狭いシャワーブースでは、最初に四つん這いになる。
閉じている脚を両腿を抱くようにして、開いていく。

「い、いや。恥ずかしい・・・」
僚太の下がスリットの方から舐め上げていき、膣の中を舐める。

「はあ、ああっ、いい・・・」
さらに、舌がおしりのほうに・・・
そ、そこはだめえ!
小さなくぼみにつんつんと舌先があたる。
アナル舐めに羞恥と快感が走る。
ペロペロと舐め方が大きくなっていく。
いやあ!恥ずかしい!
スリット、クリトリス、大陰唇、小陰唇と膣周りからアナルへと舌が繰り返し踊る。

「はあ、はあ、ああ、ああんっ・・・」
腰を前後に揺すりながら、カメラに向かってヒップを突き上げた。
ベッドに倒れ込む。
もう汗だくになっていた。
フリップの指示に従って、仰向けになる。
首をのけぞって、バストを天井に向けて突き出して強調する。
黒い生地は汗をすってしっとりと光沢を放ち、バストの丸みを描く。
両膝をわって足を広げる。
ゆっくり身体を前後にゆすりながら、吐息を漏らしていく。

「はあ・・・あん・・・」
カオルが股間をアップにする。
バックからのシーンで、すでに蜜が少しこぼれ出ていた。
楕円にじわっと広がっている。
カオルが両膝の間に入る。
前後にゆするスピードを上げていく。

「はあ、はあ、あ・・・」
佳奈は両膝を両手でかかえた。
激しく身体をゆする。
カオルを僚太に見立てて、愛されるイメージを膨らます。

「はっ、はっ、あ、あ、ああ・・・」
大きく息をついて、身体を解き放つ。カオルがカメラを引いて、ぐったりする佳奈を写しフェイドアウトする。

「お疲れ!」
「ふう、終わった。なんかもう、顔から火が出る。やっちゃったなあ」
「ノリよかったじゃん」玲華が言い、彩がバスローブをかけた。
「お疲れのところ悪いけど、時間が押しに押しちゃった。すぐに撤収よろしく。佳奈ちゃん支度できたら送っていくわ。えっと、タクシー・・・」
「私1人で帰りますよ。大変そうだから」
「いや、ちょっと話もあるから。あとごめん、ハジメさん、玲華ちゃんよろしく」
「あ、あのお、これ、水着なんですけど、私が着たのは・・・」
「そうね、着たものは持って帰ってもらていいよ」
水着の入った袋を鞄にいれた。

玲華が、すぐに佳奈のエクステをとり、メイクを落とした。
駆け足で樹里とスタジオを後にした。

「いろいろ悪かったわね。疲れたでしょう。早速で申し訳ないんだけど、今回の内容だったらあなた単体で2本リリースできるくらいの映像なんだけど、今の時点で、あなた個人をデビューさせるわけにもいかないし状況をみて、使っていきたいの。まずは軽めの作品にしたくて、前に言ってたとおり、複数のモデルで構成する。1人は確保できてるけど、もう1人欲しいのよ。水泳部でモデルやれそうな子いない?3人とも競泳選手にしたいのよね。スケジュールもタイトでねえ・・・」

「心当たりありますよ。スタイルいいですよ。どちらかというと、ボリュームのあるタイプで。おっぱい大きいし。おしりも大きいな」

「じゃあ一度聞いてみてくれる」
モデルの調達なんとかしなきゃ。
こちらもなあ、思った以上のものが撮影できたけど、映像の使い方が難しいわ。

佳奈は帰宅してから、水着の入った袋をもって、風呂に入った。
いつも洗うように、撮影で着用した10着の競泳水着を専用の洗剤で洗った。
汗やらおしっこやら、それに・・・、えらいことになってる。
これ、いっぺんに洗って干したら目立つな。
いつも脱衣場に干すのだが、自分の部屋に干した。
一晩で乾くだろう。
もう疲れちゃった。
でも、ここから頑張んなきゃ。
樹里さんと香奈恵さんがいる。
すべていっぺんに、苦しみを解放したい。

撮影が終わった翌週からは学年末テストがあった。
テスト終了後に部活は再開するが、プールが工事中のためミーティングがあり、久しぶりに全員がそろった。
3月中旬には工事が終わり、練習が再開されると説明された。
部活が終わると、月がいつものとおり急いで帰って行った。
友華が一人、駅に向かって歩いていると、佳奈が声をかけてきた。

「なんか久しぶりよね。元気してた?吹奏楽部は大変だった?」
あの事件以来、あまりこれといった会話がなかったので、友華は少しホッとした。
でも、雰囲気が違う。
可愛くなった?少し化粧してるかな。

「部活はそこそこってとこ。あんたあんまり見なかったよね。何してたの?」
「実はねえ・・・」水着モデルの撮影の話をした。肝心なところを抜きで。
「そんなことしてたの?すごいじゃん!街でスカウトされるなんて」
「それでね、相談なんだけど、編集長さんにモデルができそうな、かわいい女の子がいないか、って聞かれてるの。友華どうかなあと思って。私よりルックスもスタイルもいいし。ねえ、どう?モデル料も結構でるよ。競泳美少女特集だか、何人かモデルがいて、私も載るのよ。一度話聞いてみない?」
水着モデルって・・・。持ち上げられたことに、少し気分を良くしたのもあったが、あの事件のことが引っかかっていて、佳奈からの頼みなら断りづらかった。
「そうねえ、佳奈の紹介なら、聞いてみようかな」
そう聞いて佳奈は、ほくそ笑んだ。


翌日の夕方、料亭の座敷で、友華の向かいに樹里、隣に佳奈が座っていた。
座敷と料理に圧倒されたが、モデルの勧誘にも圧倒されていた。

「私・・・こう、なんて言うか・・・セクシーなのは無理かな」
「できる範囲でいいのよ。女の子のモデルだから、少しはセクシーさが、ねっ」
「大丈夫よ。私も楽しくやらせてもらったの。メイクもヘアスタイルもプロがやってくれて、いろいろ教えてくれたのよ」
「佳奈ちゃん見てわかるでしょ。最近変わったと思わない?」
久しぶりに会った佳奈は、やっぱり女らしくなっている。ヘアスタイルに細かな気遣いがあり薄くメイクもしているようだ。いい経験だったのかな。魅力あるなあ・・・
「ちゃんとできるかわからないけど・・・」
「うまくできなくてあたりまえよ。初めてなんだから。じゃあOKね」
佳奈ちゃんから聞いてたとおり。
男好きするタイプだな。
色っぽさが滲み出てる。
手をいれればプロでも通用するわ。
いい仕事ができそう。

年度末は香奈恵が忙しく、樹里が撮影の手配を行っていた。
プール付きのスタジオ、玲華と彩、カオルとアキコも押さえた。
あとは・・・

「・OKOK!・・・そうよ、だからあなたに依頼したの。佳奈ちゃんの友達・・・えっ、そりゃ素人よ・・・大丈夫よ、佳奈ちゃんも一緒だから。アシスタントよ・・・」


3月半ばになって、水泳部の練習が再開した。
改装工事後のプールに初めて部員がやってきた。
女子部員が更衣室からでてくるところを、男子部員達は毎度チェックしている。
日頃は友華の豊かなバストとバストトップがチェックされるのだが、今日はひときわ佳奈に注目が集まった。
ミズノ白のマイティラインを身にまとっていた。
腰骨が見えるハイレグだった。
これまでと雰囲気や佇まいが違う。
水着とともに佳奈自身へ、女子部員も含めて視線が集まっていた。
いつもは更衣室を出て、暫くの視線なのだが、男達の視線は佳奈を追い続けた。
プールの中やプールから出たところにも視線が注がれ続けたが、男達の安直な期待は叶うはずがなかった。
麻生が声をかけてきた。

「いい水着ね。ちょっと大胆な感じ。透けはしないはずなんだけど、ちょっと勇気いるな」
「休み中に貰ったんですよ。昔競泳やっていた方から。せっかくなんで、一度着てみたんです。けど、男子の視線が熱すぎて・・・。何回、目があったことか。血眼になって目を凝らしてて。何を見ようとしてるのやら。困ったものです」
「このままじゃ男子部員が練習にならないね」
「私もです。まあ、約2名、一瞥もしない男子がいますけど。先輩、明日・・・」
練習を1時間ほど前に切り上げて、相談がしたい。5時に友華と一緒に生徒指導室へ来て欲しいと伝えた。話を終えると、佳奈は一人練習を終えて帰って行った。

浩介と健が部室で着替えていた。
「佳奈、色気づいたのか?雰囲気が違って、白の水着だぜ」
「じっくり見てたら、目があっちまった。透けてはなかったな」
「いい女だよなあ。友華よりそそるわあ」
「なあ、明日さあ、部活終わってから・・・」
「一度犯っちまってるし、いけるんじゃねえか。友華のときとちがって、しっかり入れさせてもらって、思いっきり発射できたからなあ」
「友華に見られたままなら、どうかなとは思ったが、いなくなってくれて、思いっきりやらしてもらった。そうはいってもあれっきりだ」
「俊平と僚太はよろしくやってんだろ。俺たちもいい思いしたい。セックスはあれっきりだぜ。たまりにたまったものを、佳奈にぶちまけさせてもらうか」


翌日、佳奈はプールに姿を現さなかった。
麻生と友華が早めに練習を切り上げ、女子は2年生と月が時間まで練習した。
下級生が月だけだったため、一人残って、男子部員と一緒に後片付けをしていた。
「佳奈帰っちまったか・・・。月だけか・・・。そうだ・・・」
「もう一人も頂くってことか。もう我慢できないからな。よし・・・」

生徒指導室には、佳奈が先に来ていた。
顔を強ばらせた女性の教頭と部活顧問、佳奈のとなりには香奈恵と女性がもう一人。
緊張感が漲った部屋に麻生と友華は入った。
友華と佳奈の身に起こった事件はすべて説明が済んでいた。
そして方針も決まっていた。
警察に被害届を提出するとともに、示談交渉をする。
男子生徒達に退学、退部の処分は行わない。
女子生徒の人権を守り、セカンドレイプ被害を防止する。
香奈恵に臨席した弁護士が担当することとなった。
しかし、弁護士は、事件からの時間経過で、相手方が示談に応じず、裁判となると、すべてが大ごとになる。そこは避けたい・・・。

月は女子のシャワールーム、部室の片付けをしていた。
一人なので、少し時間がかかっていた。
男子は、全員で片付けを終わり、既に帰り始めていた。
「先に出るよ~」と新部長の麻生カレが言って出て行った。最後に浩介と健がのこった。すぐに女子部室へプールを通って駆けつける。水着にジャージを羽織って片付けている月を見つけ、浩介が背中から羽交い締めにした。
「な、何するのよ!」
前から健が月のジャージのファスナーを下ろしていく。後ろから浩介が両手で胸をつかむ。
「いやあっ!」
指先でコリコリと乳首を愛撫する。
「きゃあ!いやあ!何するの」
「小っちゃい胸だな。まあ、こいつを挿れさせてもらえればいいよ」
と、浩介はそりたった熱いモノを月の背中にこすりつけた。
健が股間に指を滑り込ませようとすると、月は太腿を閉じて抵抗した。
「まだ処女なんだろ。友華と佳奈みたいに女にしてやるよ」
「心配しなくてもちゃんと避妊してやるから」
といってコンドームをとりだした。
月は怖くて声がでなくなった。
「こいつ、いつも水着がスパッツだからここからは無理だな。色気ねえ」
「水着を脱がそうか」
と浩介が羽交い締めしていた手を離した瞬間、長身で長い手が、シャワーブースのカーテンを掴んだ。
カーテンレールが外れるとともに、ブザーが鳴った。
職員室でブザーが鳴る。
隣の生徒指導室にも聞こえた。
教頭と顧問が走って行く・・・

現行犯によって、強姦、強制わいせつの裏付けになった。
同時に過去の事件も明るみになり、当事者の男子、俊平と僚太も含めて、警察から聴取された。
被害者からは示談にで被害届が取り下げられ、不問に付された。
学校側も今後の更正を条件に、被害生徒の意向もあり処分はなしとなった。
加害生徒側は、この寛大な措置で被害生徒に感謝をし、解決となった。もう学校は春休みに入っていた。

浩介と健は水泳部をやめ、他の部活に移籍した。
麻生も辞めようとしたが、これまでどおりの環境を維持してもらいたいと、佳奈から請われ、部長を続けることとなった。
俊平と僚太は、水泳部への在籍を許されたが、頭を丸めた。
別に顧問と男女両部長からは、謹慎処分として、事件の性質から、GWの合宿後まで女子生徒とのつきあいを控えるよう言われた。

「佳奈、ありがとう・・・。私、あんなこと・・・」友華の目から涙がこぼれていた。
「なんか全部解決しちゃったね。樹里さんと香奈恵さんのおかげ。今週末に、撮影で樹里さんと会えるから報告しなきゃ」
「私もお礼言わなきゃ。撮影もがんばろう」
「そうだね、頑張んなきゃ」
もっとも私は、少し仕返ししちゃうけどね。


樹里は社会人スイマーになってからなじみにしているスイムショップPKCで、オーナーと談笑していた。
「この前は急に無理言って悪かったわね」
「いや、在庫整理でこちらが助かったわ。古いモデルになっちゃって」
「その分安かったから、こちらこそ助かった。ニューモデルが入荷してよかった」
「Lサイズは売れ筋だからね。大量入荷したよ。でも前といい今回といい、随分たくさん必要なんだね。スクールの生徒かなんか?」
「まあね。オーダー品がたくさんあるんだね。ハンガーに掛かってる白ってどこの?ミズノ?アリーナ?今年は、白のモデルってあるの?」
オーナーの後ろには学校のオーダー品の箱がつんであり、ハンガーにも注文品がかかっていた。

「これオーダー品よ。カスタムオーダー。アシックスのハイドロ」
「ハイドロに透けない生地できたの?」
「いやいや・・・ほら、ウラから手をあてても影が見えるでしょう?」
「微妙に透けてるかなあ」
「水に濡れたらスケスケでしょ。何考えてんだか。それでもってキャンセルになってね。オーダーってことで前金もらってたから、損はないんだけど・・・買う?」
「どこで着るのよ。こんなのプールや海で公然と着たら変態よ」
「ていうか、捕まるかな。陳列するのもねえ・・・。タダで持っていってもらっていいよ。たくさん買ってもらったからサービス」
「だったら値引きして欲しい。もらっていいっていうんならもらうわ」

今日調達した分は、このまま彩ちゃんに渡して準備しておいてもらおう。
午前中に葉月ちゃんで、午後から2人。
タイトなスケジュールだなあ。
複数モデルということで、葉月にも追加撮影を依頼した。
前回のギャラで十分と言われた。
水泳シーンとイメージショット。
まだ今月中は中学生なので、できることは限られる。
スタジオ代の前払いをして、月初めには、佳奈のギャラ120万を含めスタッフへの支払いがある。
これで資金繰りはいっぱい。
DVDのリリース費用は借入になる。
まずは軽めのものをリリースして、葉月ちゃんが高校生になってから、少しセクシーなものを追加して、再度リリース・・・できればなあ。

佳奈と友華がスタジオのエントランスで、エレベータを待っていた。
扉が開くと女の子が出てきた。
少し会釈をして去って行った。
あわてて2人も会釈をした。

「あの子かな。私たちと同じDVDに出演するの」
「あんたと同じくらいの背格好だね。向こうの方がかわいいけど」
「ムカつく!」
フン。あとでいじめてやる。

さっきの2人が同じDVDに出る人かな。
タイプが違うけど2人ともかわいいな。
さすが樹里さんのスカウトだ。

↓ 続編追加: 2017.02.28 ↓

スタジオで、佳奈はスタッフに友華を紹介した。
控室で樹里から企画書の説明を受けた


企画書
①プールで水泳シーン(水泳部風に)
②応接、リビング、ラウンジのショット
③バスルーム
④ベッドルーム

水着
アリーナnuxリミック
①レッド
②グリーン
③ブラック
④ブルー
アシックスハイドロSP
⑤ブラック
⑥エンジ
⑦グレー
⑧ネイビー
ミズノウオータージーン
⑨ブルー×ネイビー
ミズノアクセルスーツ
⑩ブラック×レッド

ギャラは佳奈に準ずる。撮影の内容によって単価1~5万円。
とあった。詳細は記載されていない。


事件の対応があり、撮影日まで打ち合わせができなかった。友華にDVDを見てもらって、イメージしてもらう期間もない。もとより、料亭で話をしてから撮影日まで10日もなかった。
樹里は、佳奈の映像の編集と平行して、葉月と友華の企画を作成していた。香奈恵は事件の処理にあたっていて、今日は撮影には来られない。佳奈の撮影シナリオを使うことになった。
追加シーンの撮影なので、イメージショットをメインに、水泳部員同士という設定にし、佳奈との共演で補うことにした。


友華は、練習を休んでいる間に、髪がセミロングに伸びていた。髪はすべてアップにしてイメージを変えた。
玲華のヘアセットを、樹里と佳奈が遠目に見ていた。
「凛とした美人、美形よね。すごい色白。けど、ちょっと冷たい感じというか・・・佳奈ちゃんとは違うタイプね」
「それにナイスバディ。水泳部でも注目浴びてる。ただ、とっつきにくい感じはあるみたい」
「ちょうどいいじゃない。2人のタイプが違う美少女女子高生スイマーの共演」
「美少女は、言い過ぎでしょう」
「私の目にかなったんだからそうなの」


①彩が衣装の水着をハンガーに掛けていく。佳奈は前回撮影の水着を持ってきた。水着は2人がその場で選んでいくことになった。
「水泳シーンか・・・。この白って、前にあんたが着てたやつ?白かっこいいな。着たことないや。あ、私のサイズにも白がある」
「白もあったんだ。最初のシーンでいく?」
「そうね、かっこいいね。あんた注目浴びてたから、私も着て泳いでみたい」

前回どおり、ロッカー前で着替え、プールサイドで体操といった撮影をすすめた。
気のせいかな?
カオルが友華の姿を見て思った。
2人がはしごからプールに入り、各々泳ぎ始めた。
水中から撮っていたカオルが、「ストップ!ストップ!」と言って撮影をとめた。
ハジメは、カメラをまわしていたが、友華が泳ぎをやめて立った瞬間、こんな撮影だったの?とびっくりした。
友華のピンクの乳首がハッキリと水着の中から見えていた。
「きゃあ!」
あわてて胸を隠した。自分の身体を見回す。
「いやっ!透けてる・・・」
佳奈が水をかき分けながら近寄ってくる。
「なんで!これ、アシックスのマークがあるのに」
プールが騒がしいところに樹里が入ってきた。白い水着の友華がプールの真ん中でかたまっている。
「なんで、それ・・・一緒に入れちゃってたか・・・それだめよ、正規品じゃないの」
「とにかくすぐに着替えよ」
佳奈が友華を抱きながらプールサイドまで来たが、
「撮影時間がもうないのよ。今、他がこの後借りたいって。どうしよう・・・彩ちゃん、カップない?」
「後付けのカップはありません。私の手持ちでニプレスならあります」

友華は、ロッカーの前の姿見で、自分の水着姿を確認した。ニプレスで乳首を隠し、下の方はあて布で大丈夫。
それでも、他は透けるよね・・・。やだなあ。でも断れないよ。
カオルが水中から友華の泳ぎを撮る。
ほとんど丸見えじゃん。この映像使えるの?ちょっとかわいそうじゃ・・・。プールサイドで見たときは、色がすごく白くて、乳首のところがどうかと思ったけど、あんなきれいなピンク。わかんなかった。あそこで気づいてれば・・・
泳ぎが終わると、プールサイドから何枚かバスタオルを彩からもらい、しっかり身体に巻いて控室に帰った。

「あーん!もう!恥ずかしかった・・・」
「何なの、この水着」
「それねえ、仕入れ先のスポーツショップから、おまけでもらって。オーダー品らしいの。間違えて入れたままだった・・・ごめんなさいね」
「なんでこんな水着オーダーしたんだろ」
「よくわかんないけど、マニア?」


②イメージショットは友華のピンで。艶っぽさを強調するため、単色の競泳水着。
ブルーのウオータージーンと途中で黒のアクセルスーツ。アクセルスーツではバストが強調される。表情をつくることが下手だったが、凛として暗めの表情が友華には似合って、スタジオの雰囲気にあう。
淡々と撮影が続いた。


③「うまくできないや。モデルっぽい表情なんてできない・・・もう無理だあ・・・」
最初の透け水着でへこんでしまったところに、自信喪失。友華はもう帰りたくなっていた。
「何言っているのよ。とってつけた表情なんて望んでないわ。ナチュラルがいいのよ。ほら、これ」
樹里がモニターのスチールをみせた。
「えっ、こんな風に写ってたんだ。プロってすごい」
「あなたがいいのよ。プロはそこを引き出すだけ。普通にやってくれればいいの」
佳奈はいつも自信家に見える友華が、弱気になっている、気味良くもあり、かわいいとこもあるなと思った。
「ここから私も撮影に入るから。遊び感覚でいいでしょ?樹里さん」
「そうそう、遊び感覚どころか、遊びでいいのよ。そうゆう自然なところが欲しいから」
友華はnuxの青。在庫品で古いモデルが入っていた。それにあわせて、佳奈は赤を選んだ。Lサイズは大きいが、競泳水着なのでぴったりおさまった。

バスルームでの撮影が始まったが、佳奈のときと同じで、かけられるシャワーに戸惑った。
何のイメージも持たずに撮影に取り組んでいたので、シャワーがバストやヒップ、股間に集中したとき思わず、手で避けたり、反射的に、身を縮めてしまう。
身体を見てみると、競泳水着特有の濡れてぴったりひっついて、かえってボディラインと秘部が強調されていた。
顔をほんのり赤くして、恥ずかしそうにシャワーから逃れ、イヤイヤするような動きと表情をした。
こういうのが欲しかったのよ。素人ならでは。恥じらう姿がいい。女の子ってこうでなきゃ。

浴槽の縁をまたぐようにフリップで指示が出た。前かがみでまたいでいたが、正面からだと、胸の大きさがかえって強調される。
カメラのレンズに映った自分をみて、胸を隠しながら、背筋を伸ばした。
そうするとシャワーは股間へ。思わず片手が股間へ。胸と股間をてで隠す姿が、また恥ずかしい。両手で股間を隠すとまた胸に。
後ろにもカメラが回り込んできて・・・おしりをアップにしてる。食い込んだヒップを両手で直すと前は無防備に。
『そのまま後ろで身体を支えて』とフリップが出た。浴槽の縁を後ろ手で支える。身体がのけ反る、胸にシャワーが集中する。豊満な乳房に水が流れ、しっかり勃ってしまった乳首の先を水が弾く。
友華は必死に唇を閉じるが、
「うっ、うう・・」
そして、シャワーは下へとおりていく。
や、やだあ、もうやだよう・・・
反った恥骨に水流が注ぎ込み、さらにシャワーがあたる。開かれている秘部に、シャワーがかかると、友華は浴槽に逃れて座り込んだ。
「もう無理!くすぐったくてだめえ」

早々にギブアップか。でもめっちゃいいシーン撮れた。いいモデルだわ。
「じゃあ、あと佳奈ちゃんと一緒に、部員同士、友達といった雰囲気で。適当でいいわ。楽しそうにやってね」
2人とも同じ長さのポニーテールに直して撮影を再開。
「友華、表情が硬いよ。スマイル、スマイル」
「だって、恥ずかしいじゃん・・・。そらあんたは、羞恥心ないだろうけど」
こいつ、いちいち、いちいち・・・もっと恥ずかしくしてやる。

お互いにシャワーをかけあったり、ボディーソープを泡立てて洗いっこしたり、くすぐりあいをしたりして、じゃれていた。

2人で浴槽に入ったとき、佳奈がアシスタントを呼んだ。
アシスタントがバケツをもってくる。
「温かいうちに」
浴槽の中にはあらかじめ滑り止めのマットをひいている。
佳奈が友華にローションをぬっていった。
「何よこれ・・・やだ、もう、ちょっとさわらないでよ・・・」
友華の身体にローションをまとわせると、後ろから抱え込んで浴槽に寝転んだ。
羽交い締めするような形になって、後ろから友華の胸をもむ。
佳奈の手のひらには余る大きさで、表面をなでる。突起物に指先がすれる。
「いやん!なにしてんのよ!やめて、ちょっと、やんっ!」
佳奈の手は友華の身体を貪りつくす。股間に手が行く。陰毛に手の感触があって、友華は太腿に力をいれるが、佳奈の手がスルッと入ってしまう。
もう、やだ、何すんのよ、佳奈。だめだよ、動かさないで・・・
友華はやはり、口をしっかりつむってこらえる。喘ぎや吐息を出してしまわないように必死だった。逃れようとしてもローションで浴槽の縁はつかめず、身体をくねらしても佳奈の手からは逃れられない。佳奈は滑り止めで固定され、滑らずにしっかり友華を捕まえている。

必死に恥ずかしさを我慢する姿に樹里は満足・・・このとき樹里の姿はなかった。
「次あるから、そろそろ」
「ふふふ、どう?」
「なにがよ!もう、エイ」佳奈の乳首を指でツンと押したが
「やんっ、あれ?」
「それ・・・透けてる?」赤い生地に黒く映っていた。
「やだあ、何これ、これも特注品?」
「それは正規品よ。ローションなんかつけるから」
樹里が戻ってきた。
「ねえ、今の撮りました?」
カオルがOKサインをした。
「やだあ、もう、絶対使わないでくださいよ」
「こんなことするからよ」


「急用で今からダンナの会社にいってくるわ。ハジメさんと玲華ちゃん、あと頼みたいの」
企画書で2人に指示をしていった。概ね2人に任せると。


④友華と佳奈は2人とも黒のハイドロを着た。佳奈の撮影で、艶っぽさがあり、いいシーンになっていたので最後は黒になった。
ベッドルームの撮影だが、今の友華では疑似オナニーや疑似セックスともいかず、どうしたものかと2人は思案していた。
「まずは手っ取り早くてキャンディ舐め」
「また・・・女の子にもよるだろ。あの子大丈夫か?」
「深く考えずに提案できるでしょ。まあ一度」

玲華が友華にキャンディ舐めを提案したが、あっさり拒否られた。
「俊のちんちん舐めてんでしょ。恥ずかしがることないじゃん」
「そ、そんな・・・舐めてないし」小さい声で赤くなりながら言った。
2人が友華の方を見た。
そうか、経験あるんだ。わかりやすいというか・・・
玲華が友華をスタッフルームに連れて行った。モニターに佳奈の撮影シーンを写す。ガラス棒を咥えている。
「これ・・・佳奈?」
「メイクしっかりしているから。最終こんな感じ。あなた、これよりうまくできるわよ。佳奈ちゃんにはないものがあるの」

少し長いなあ、と思った頃に2人が帰ってきた。
「あんたどうするの?やるの?私はやったけどなあ」
「当たり前じゃない。あんたにできたんだから」
「突っけんどんな言い方しかしないなあ」

撮影を開始した。佳奈の時と同じように小さいものから始めていった。
そしてガラス棒に。友華には二つの武器があった。一つはぷりっとした少し大きめの唇。唇の肉感がたまらない。もう一つは舌。長くて細い舌がまとわりつく。ガラス棒の中に映る舌の動きは、佳奈の時よりも大きく動いて、隅までいきとどいて、舐め上げていた。

「色白、美形、ナイスバディ・・・性格は悪いけど。さらにそんなテクまで・・・なんか不公平だな。私って女としてどうよ、って」
「何言ってるのよ。あなたには友華ちゃんにない武器がいっぱいあるよ。愛くるしさというか、かわいらしさ。残念だけど彼女にはない。凛としてはいるけど、冷たい感じは拭えない。それはどうにもならないわ」
「そんなもんかなあ・・・でも、あいつやたら水着なおしてるなあ。最初の撮影のときから。今なんかキャンディ舐めなのに、水着が食い込んで。水着のサイズがLだったけど、クラブでオーダーしたときはOだった。このプロフィールの3サイズってこんなもんかな?身長の163にしても過少申告じゃない?」
「彼女、筋肉がしっかりついていて、アンダーバストも大きいよね。ヒップもそうだけど。それでいてウエストが細い。だから水着が引っ張られるのかな。身長が高いと余計よね」
「ブレスト・・・平泳ぎだから、どうしても上半身はついちゃうかな」

佳奈の考えどおりだった。友華は最近サイズアップしていっていることに少しコンプレックスがあり、樹里には、Lサイズで伝えていた。身長はごまかそうというつもりはないものの、高校生になって少しまた伸びた。
一方、佳奈は過大申告していた。それは3サイズでなく身長だった。樹里には148と伝えたが、実際は144しかない。以前、身長でサイズを伝えたら、ジュニア用の140が届いてしまった。身体はもう女になっていて、収まりが悪く困った。もちろん背が低いのもコンプレックス。
それぞれに悩みも抱えていたが、モデル体形もミニマム体形も、どちらも男にとっては魅力的だ。


⑤疑似フェラ、いや、キャンディ舐めが終わり、クライマックスはくすぐりとなった。
黒いリボンで両手両足をベッドに固定するのだが、
「なんで縛んなきゃならないんですか。もういやです」
「安全のためだよ。私、樹里さんの手から逃れようとして、ベッドから落ちたんだから。ハジメさんが助けてくれたけど」
「本当にくすぐるの。ふりでいいじゃない」
「あんた演技できる?私でも無理だったんだよ」
友華はあきらめて、手足を固定された。

佳奈が水着の上にジャージを着たままベッドに登り、友華の太腿の間に入る。
「なんであんたなのよ。樹里さんじゃないの?」
「樹里さん用事で出ちゃったから」
「いやだ。あんた絶対ロクなことしない」
「信用ないなあ。じゃあ、玲華さんにする?」
「玲華さんだったらいいよ」
なかばうれしそうに言った。

佳奈は玲華と交代するとき、すれ違いざまに
「先生、全力で」
「もう。ひどいなあ。友達でしょ」
「女の悦びを味あわせてやって」

友華の喘ぎと絶叫が、ベッドルームに響き続けた。

「はあ、はあ・・・ダメ。もうダメ・・・」
「もう、激しい声出しちゃって」
「玲華さんが激しすぎ・・・何よあんた」

佳奈がジャージを脱いで、黒い水着姿でベッドに登っていた。競泳水着が黒のハイドロでおそろいだった。
「やだっ!友華さん、ぐっしょり。エッチなんだから」
「何言ってるのよ、いやっ、コラ!触るな!」
「撮影の続き。仲良し水泳部員の戯れ」

佳奈は友華の太腿の間に入って、顔を下腹部に持っていき、あごで陰部をカメラに写らないように隠した。
下から友華の表情をみながら、水着の股間部分を、サッとずらし、すっかり濡れ濡れになった膣に中指を滑り込ませた。
「いやんっ!何してるの!ああん・・・」
中指を上に向けて恥骨の裏を上がっていく。そして・・・
「ああん!う、うう・・・あっ、あっ、あっ、あん!」
指の関節緩やかに動かす。上下するたびに、友華の吐息がリズム良く漏れる。
だ、だめえ・・・何、これ、ああっ、やめっ・・・ああーー!

どえらいシナリオにしたな、玲華。絵柄はすげえいいけど、別モンになってねえ?ほんとにいいのか?
佳奈ちゃん何してるのかな?ソフトにレズっぽい感じにするって言ってたけど・・・まさか?

「あっ、ああっ、はあ、はあ・・・ああんっ」
快感の波が大きく小さく繰り返しやってくるたびに、身体がくねり、のけぞる。両手はリボンを必死で掴んでいた。
そしてフィニッシュがやってきた。友華が生まれて初めて経験する快感が・・・
「あっ、ああっ、イ、イク、イクッ、イクーーー!・・・はあ、はあ・・・」
掴んでいたリボンを放し、ぐったりとした。

佳奈が両腕のリボンをほどき始めると、彩が足のリボンをほどいていった。
友華は横をむいてぐったりしている。吐息が徐々におちついていく。
「どう?疲れた?」
「いまの・・・なに・・・あんた何したのよ。ちょっとひどいじゃない・・・」
「別に男の体を知らないわけじゃなし」
「そりゃそうだけど、何したのよ。もう、とんでもない。こんなに・・・感じるなんて。なんか変なことしたでしょ!」
「えっ、そんなに特別なことはしてないけど」
「だ、だって・・・こんなの、初めてだから・・・」
「でも、俊とやることやって・・・まさか、俊って、あんたをイカせたことないの」
「・・・・」
友華は赤くなって、手で顔を覆った。
佳奈は少し、いや、全くもって友華が気の毒になった。
「なんであんたにイカされなきゃならないのよ・・・」
「仕返し・・・私があんたを犯してやろうって。まあこれでチャラってことで」

友華が突然、佳奈の身体を両手で抱いて、自分のほうへ倒した。
「何がチャラよ。こんな恥ずかしい目に・・・カメラ回ってるところで・・・」
と言って、佳奈の唇に吸い付いた。しかし・・・キスの腕前は佳奈が上だった。
友華の下唇を挟み込み、舌先でちょろちょろとなめる。続けて上唇も。
「う、ううん・・・」
そして、大きく口を開けて下を中に絡ませていったが、友華の逆襲に遭う。
舌を絡め合うが、友華の長い舌の方が、動きが勝り、圧倒されていく。
恐るべし百合の光景だった。

友華が手を下に回すと、その身長差から、佳奈のヒップを抱える形になった。
ヒップを撫で回し、割れ目を撫でる。
「いやん!きゃあ、くすぐったい!」
友華の手が大きく蜘蛛のように這いまくり、ヒップの割れ目から股間へと入っていく。左手でアナルをつつきながら右手は秘肉の間をさする。
「いやあ、あ、あん!やだあ、もう」
佳奈は友華の手から逃れるように身体を下へずらすと、目の前に友華の大きなバストがあった。そこに顔をうずめる。
「うわあ、ぷにぷにだあ。気持ちいい」と言いながら、両手で乳房を揉みながら、乳首を愛撫する。
「きゃあ!いやん、いや、やっ、ああん!」
佳奈が乳首をほおばって舌を動かした。

絶叫のような友華の喘ぎ声が響いたとき、
「はあ、はあ、ごめんなさい、任せっきりで・・・今何してるの?」
息を切って樹里が入ってきた。
「暴走中です」
玲華が半ばあきれ顔で言った。
「まあ、とにかく、佳奈ちゃん、友華ちゃん、着替えて帰り支度して!スタッフはすぐに撤収。急いで!」
2人は控室に戻った。シャワーも浴びる暇がなく支度をして、
「彩ちゃん、水着と衣装に小道具は全部2人に渡せるようにして。出来たら出るから2人とも荷物もらったらエントランスへ」
3人はタクシーに乗り込んだ。
「大変なことが起きたのよ。ジュニアアイドルの撮影プロダクションが摘発されて、ディレクター、カメラマン、スタイリストまで逮捕されたの。ダンナからすぐに対応するように連絡があって。ご飯くらいしたかったんだけどごめんね。また連絡するわ」


2人は自宅近くの駅でタクシーを降りた。歩きながら
「大変そうだったね。DVDどうなるんだろう」
「私はどうでもいい。ギャラもいいや」
「友華にしては投げやりじゃん」
「撮影のことはどうでもいいの。いろんな楔がポロポロとれていって・・・あんたとの楔もとれた、でいいのかな」
「うん。すべてが解決だね」
2人は手をつないで歩いて行った。


女子2人の楔がとれたとき、男子2人に楔が打ち込まれていた。

「事の善悪の判断もつかないのか、バカが。俺の立場を考えろ。こんな事で経歴に傷がついたらどうする。おまえの人生も終わってたんだぞ。しかも慰謝料」
俊平は父から怒鳴りつけられていた。母はその横で泣いてばかりだった。俊平の父は霞ヶ関の住人。所得は高いが、土日も含めてほとんど家にいない。
「よりによって、輪姦。情けない。ホントに我が子か疑いたくなる。被害者の女子とつきあっている?馬鹿げた話があるか。何の魂胆だ」
「何か謀ろうとしているなんてことはないよ」
「そんなことわからないだろ。もうつきあいは禁止だ。またこんな事件にまきこまれたらたまらない。自分だけじゃないんだぞ」
父親は地位や身分、体裁に捕らわれて、俊平の言い分を聞こうとはしなかった。
このままではダメだ。何か考えないと・・・


「いきさつはわかった。だが、犯罪は犯罪。相手が許してくれたといってもそれは拭えない。相手はずっとその傷を負う。おまえも、それを一生背負い続けろ。慰謝料はたいした問題じゃない。親はそれしかしてやれない。それと同じような過ちは繰り返さない。わかったか」
僚太の父は、地方銀行の幹部職員。部長や支店長に就いている。行員からのたたき上げだ。
「僕はダメだ。勇気がなかった。佳奈さんが被害にあったこともわかってなかった。最初に逃げたから・・・」
「だったらやさしくしなきゃ。今からできることをやりなさい」母親が優しく諭した。
「子どもが未成年である以上、今回のことは親の責任だ。後のことはおまえを信じる」
両親とも常に僚太と向き合っていた。
気が弱すぎるのは困ったことだが、それもまたよいところだからなあ・・・


撮影の翌週、友華と佳奈は樹里の自宅に呼ばれた。オートロックのマンションのエントランスを入っていくと、入れ替わりで女の子がでてきた。スタジオですれ違った子だった。
「こんにちは」
とお互いが声をかけた。
「私たちよりは年下だよね」
「かわいらしいね」


樹里からは、摘発されたプロダクションがあったことで、これまでの作品、マスター類は会社からひきあげて、この自宅に保管することになり、2人のテープもこちらで保管する。
そのため、DVDのリリースは一旦中止。状況を見てから編集、販売を検討する。関係者に累が及ばないよう、今の法人は閉鎖する。自分はダンナが設立する子会社の代表になるとのことだった。

「それで、非常に申し訳ないんだけど、売上がでなくなったのと、会社の清算で、残る資金が限られちゃって、ギャラを半分にして欲しいの。契約違反なんだけど、今は捻出できなくて。
リリースできたら、残額は払うつもりだけど、難しいかな。それでどうかしら」
「いいですよ。お金のことは、ね」
「うん、事件が解決して、私たち2人、うまくいって、それで十分」
「じゃあこれ」と言って封筒を渡されたがやけに分厚い。
「えっ、これ?撮影ギャラが5万円@1hの6時間が2日。時給1500円の10時間が2日。合計63万円?もとのギャラ1万円て、時間単価だったんですか!」
「そりゃそうよ。1日1万円のモデル料なんてないよ。普通プロに頼んで30万くらいよ。今回は厳しい撮影お願いしたからね。これでいいかな?」
「納得いかない」
「えっ!?」
「だって、撮影ギャラの時間単価が、どうして私が佳奈の半分なの?あんなことされて、撮られて、私の価値は半分なの・・・」
「それはそういう意味じゃなくて、ちょっといきさつがあって・・・」

「そっかあ、じゃあ、あんたは樹里さんに騙されて、私は2人に騙されて・・・樹里さんって、酷い人だね」
「そう、樹里さんは酷いのよ。香奈恵さんはいい人だけど」
「ちょ、ちょっと、あなたたち、感謝してるって言ってくれたよね」

こうして、DVDは一旦お蔵入りとなった。


水泳部の練習が再開の予定だったが、ミーティングが行われた。再度工事が入り、練習開始は新学期になると伝えられた。
事件を受けて、セキュリティ対策の見直しを行っていた。事件のことは知らされなかった。


部活からの帰り道
「りょ、う、た」
「あ、佳奈ちゃん・・・なんか、久しぶりかな、話すの」
かわいい。何か変わったかな。薄くメイクしてる?唇も。髪も、いい香りだなあ。
「そうだね。今年に入ってから初めてだね。お互いいろいろあったから・・・」
「終わったことでいいじゃない。友華と仲直りできたし。でも、私、汚されちゃったから」
「それを言ったら僕のほうがひどいよ」
「うち・・・寄っていかない?一応、謹慎中だから、外で一緒にいるとまずいかな」
「大丈夫なの?僕、当事者で・・・家族の人、大丈夫?」
「今日はみんな温泉旅行に行っちゃって。私練習だから行かなかったけど。誰もいないよ」


「シンプルな部屋だね」
「まあ、性格的にね」
ただただ佳奈が、僚太を家に入れるわけがなく、
私がやろうとしたことも大概だったけど、その前に、こいつ友華を強姦して処女奪ってんだよなあ。それで、いけしゃあしゃあと私と付き合って、セックスして。僚太にも落とし前をつけてもらう。


佳奈がお茶を持ってきてテーブルに置こうとしたとき、ジャージがずれた隙間から、水着のヒップがチラッと見えた。光沢のあるパープルにnuxのマークがついていた。
目の前で見た僚太は少しドキッとした。
「水着着てたの?」
「家から着ていって、練習なかったから着たまま、って見た?覗いたの?」
「チラッと見えたんだよ」
「どうだか。いやらしい」

2人は、最初に行った・・・ランドのデートのことや、来年部員が増えるかな?と言った軽めの会話をしていた。

「なんか暖かくなってきちゃった」
ジャージのジッパーを下ろした。胸から腹筋まで光沢のあるパープルnuxに形がうきでる。佳奈は乾いている状態でも乳首が目立つタイプで、胸ポチがチラッと見える。
水着のハイレグが腰骨の上にあり、太腿が少し見えていた。
僚太にはたまらない状態だった。少し愚息が反応していた。

「そうだ、おやつもってこよう」
と言って、立ち上がったとき、ジャージのパンツが下にずれた。
さらに、下腹部と太腿が現れた。僚太は凝視してしまい
「ちょっと。どこをじっと見てるの。いやらしいわね」
と言って、ジャージのパンツを引き上げて、部屋を出て行った。
フフフ。そりゃそうよね。女ひでりだったのよね。今の僚太じゃ平常心は無理だわ。
まいったなあ。ご無沙汰だもんなあ。佳奈ちゃんのこと想いながら、することはしてたけど。今日、どういうつもりなんだろう?

「はい、お菓子持ってきたよ。どうしたのよ?なんか固くなっちゃって」
それとも硬くなってる?
「わ、わかっててやったるだろ。ひ、久しぶりだからさ・・・あ、あのお、し、したいなあ」
「何どもりまくってるのよ。したい?何が?何をしたいの、僚太く~ん」
「わかってるくせに。我慢できなくなってきて・・・」
「謹慎中でしょ。それに残念だけど、今日、女の子デイなのよ」
「そ、そう・・・それじゃ無理だね」
「でも我慢できないんでしょ。ハイ」
と言って、ティッシュのボックスを机の上に置いた。
「サービスにジャージ脱いであげる」
水着姿の佳奈が現れる。パープルのnuxを着ているところは見たことなかった。

僚太のペニスは完全にそり勃った。手で股間を押さえていた。
「ティッシュって。ここで、自分でしろって言うの?」
「だって、私のこと想像して、やってだんじゃないの。今日は生で見られるよ。よかったじゃない。興奮する?」
「恥ずかしくて、佳奈ちゃんに見られながらなんてできない」
「かえって興奮するんじゃない。どれどれ」

前かがみになって、僚太に近づいてきた。以前より少し大きくなった胸が迫ってきて、ピクッと反応した。
佳奈が僚太の股間に手をやる。思わず僚太が腰を引いた。両手で身体を支えたため、前が開いた。
「やだあ、もう、いやらしい。こんなに大きくなってるう・・・じゃあ、私がしてあげようか?エッ、嫌?」
「・・・し、してほしい」

佳奈は、僚太のジャージをずらしていった。そり勃ったペニスがビキニのブリーフを突き破らんばかりだ。血管がうきでているところまでわかった。
人差し指で、ペニスの裏筋をさすっていく。指先でちょろちょろとさすり、会陰から睾丸の裏を4本の指でさする。これを繰り返した。じらされているようで
「はあ、う、うう、ああー」
ペニスがピクピクと跳ねる。佳奈が大きく手のひらで撫ではじめ、亀頭を指先でつまむ。その都度ペニスが反応する。

ペニスの先は、カウパーでべったり。ブリーフも濡れていた。佳奈は人差し指を、ぬめりで濡らし、口元にもってきて、舌でペロリとなめて。舌を丸めながら、また人差し指でペニスを撫でながら
「もう、お漏らししちゃって。舐め舐めしてあげようか?」
僚太は高速で首を縦に振った。
佳奈は、僚太のブリーフを太腿までずりさげた。
僚太の顔が赤くなる。
佳奈が上目遣いで僚太の顔を見る。
「あら、恥ずかしいの?近くで見るの初めて。こんなだったんだ」
佳奈の吐息が、僚太のペニスにかかる。じろじろと見ていた。
「は、恥ずかしいよ・・・じ、じらさないでくれよ」
ペニスの先を、唇で包みながら舌先でちょろちょろと舐める。
「ああーっ!はあ、はあ・・・」
舌先が、カリの部分を這っていく。筋をちょろちょろと下りていく。
「はあ、はあ、も、もうダメ・・・」
もう、こんなの、すぐいっちゃうよ、だ、だめ・・・
ピンピンだなあ。もうでちゃうかな。よし・・・

佳奈は、亀頭をくわえ込んだ。舌が亀頭を舐め回す。そして唇でカリをこする。
「ああ、いいー!ああ、もう、だめ、でちゃうよ!あ、イク、イクー!」
僚太は、佳奈の口からペニスを離そうとしたが、佳奈はくわえ込んだままで、僚太は我慢ができず、大量の精液を佳奈の口の中で発射した。
佳奈は舌で精液をブロックして、ほっぺたに溜めた。量の多さにびっくりはしたが、うまく含むことができた。
「はあ、はあ、はあ・・・」
僚太はこれまで経験したことのない快感に浸っていたが、佳奈が上目遣いで見ているのに気づいた。
佳奈は両手をあわせ、口から手のひらに、精液を垂らした。大量の精液が手のひらに溜まった。
「酷い・・・口の中に出しちゃうなんて。気持ち悪かった・・・」
と言って、ティッシュに精液を包み、捨てた。ジャージを着て、部屋から出て行ってしまった。
しまった、我慢できなかった。まさか口に出しちゃうなんて。怒ってるよ。なんとかしなきゃ。

佳奈は洗面台で、口をゆすいだ。
さすが玲華さんのテクニックだな。あんなに早くイクかな。いつもの僚太らしくない、楽だったわ。いじめるとかいいながら、いい思いさせちゃった。
さて、どう出てくるかな。小心者の僚太君は。

佳奈が部屋から戻ってきた。
僚太は机に手をついて謝った。
「何でもしますから、許して」
「ホントに?まあ、そこまで言ってくれるんなら、許してあげようかなあ?で、何してくれる?」
何でもって言ったけど、とんでもない要求されても困るからなあ・・・、そうださっき・・・
「・・・ランド行ったときにさ、オフィシャルホテル見て、泊まってみたいって言ってたでしょ。どう?」
「うわあ、うれしい・・・って、泊まり?何かあんたの希望じゃない。まあいいけど」
これで僚太は、佳奈の下僕に成り下がった。


僚太は父親の書斎にいた。
「・・・ランドのオフィシャルホテル、会社でとったことがあるって言ってたよね」
「あれは、クライアントにとってあげたんだ。・・・ランドもクライアントだから」
「そうか・・・取るの難しいんだね」
「夏休みは無理だろう。行きたいのか?でも、家族連れとカップルばっかりだぞ。彼女と行くのか?」
「そ、そんな。まだ高校生だよ。泊まりでなんて。部活にいた先輩からどうかな、って」
「ふ~ん。いつ頃なんだ」
「夏が無理なら、冬休みかなあ」
「取るのも難しいけど、金額もすごいぞ。2人で10万くらいかな」
「な、なんとかなるんじゃないかな」
「そうか。まあ聞いといてやるよ。難しいかもしれんよ」
僚太が部屋から出ていった。
あいつどうやって10万を準備するつもりなんだ?

僚太は部屋に戻り、机の前で頭を抱えた。
その机の下には本が並ぶ。
「〇〇が教える女のための・・・」
「・・・できれいになる・・・」
女性向け、女性を感じさせるセックス本が並んでいた。
経験人数が1人にして、俊をはるかに上回るテクニシャンなのは、いろいろな意味で勉強熱心だった。


プールは冬の工事により、屋外プールを廃止して、授業は男女共用。3月の工事でセキュリティ強化された。また運動部の施設は全体に拡充。成績奨励に加えスポーツ特待生を設置した。


学園は新学期を迎えようとしていた。


【プールのシーズンオフ終わり。続編執筆中です】




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