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「銀英伝〜メアリーの戦い(前編)〜」 著者: はむねも様 投稿日: [2021.07.31]

ある時、銀河は二つの勢力によって争われていた。
銀河帝国と自由惑星連合である。
そして、両者の戦争は、すでに一五〇年もの永きに及んでいた。

1


自由惑星連合は首都星ハイネケン。高度に合理化されたハイテクビルが立ち並ぶ大都市。普段は車や人通りの多い中心部も、今朝は祝日とあって閑散としている。

バウハウス調の古くも新しくもないモダンな屋内プールには、コースロープに沿って水しぶきを立てて泳ぐ一人の少女がいた。サイドに白の切り返しの入ったハイカットの青い水着は、それが競技用のものだと一目でわかる。

彼女がプールの端に手をつき顔を上げると、白いTシャツを着た亜麻色の髪の少年が立っていた。
「ルシアン!」
彼女はゴーグルを上げながらそう叫ぶと、少年の手を借りてプールサイドへと上がる。プールの水が心地よく彼女の体に追従し弾ける。
「君の家に行ったら留守だったから、多分ここにいるんじゃないかと思って」
ルシアン・ミッチェ少年はそう言いながら、彼女にタブを切ったドリンクを手渡した。
「ありがとう」
自由惑星連合の五稜星の国徴の入った光沢のある白いスイムキャップを取ると、彼女のオレンジがかったブラウンの濡れた髪が解かれキラキラと輝く。 
「メアリー、今日の最高評議会の式典には君も出席するんだろう? それなのに直前まで泳ぎに来てるなんて、本当に君は水泳が好きなんだね」
「あら、セレモニーは十二時からでしょ? まだたっぷりあるじゃない」
やや呆れ顔のルシアンに、茶褐色の瞳をした凛とした印象の少女・メアリーは、タオルで肩の水滴を拭いながら自信たっぷりに答えてみせた。

「練習したらお腹がすいたわ」
「じゃあ僕の官舎に来なよ。ちょうど朝食の準備をするところなんだ」
「でもお邪魔じゃないかしら? せっかくのお休みなのに」
「大丈夫。あの人にもそろそろ起きてもらわないと困るしね」
メアリーは更衣室で、制服の紺のジャケットとホワイトグレーのパンツに着替えると、ルシアンとともに軍関係者のための住居地区へ向かった。

ルシアンの住居は真四角のモジュールを繋ぎ合わせて構成したごく簡素な外観で、軒先の郵便受けとちょっとした芝生以外にはこれといって特徴のない、この辺りではごくありふれたものだった。
「おじゃまします」
玄関から掃除の行き届いた廊下を抜けて、ルシアンは真っ先に寝室へと向かった。
「閣下、まだ起きてらっしゃらなかったんですか!」
本や書類で散らかり放題の部屋には、男が一人ベッドにくるまっていた。
「ルシアン…今日は休みじゃないか…。『朝寝坊をする』という市民の崇高な権利を侵害してはいけないよ」
「ウェン・ヤンディー閣下、おはようございます!」
メアリーが部屋の入口で威儀を正して敬礼すると、彼は驚いて飛び起きるが髪の毛はボサボサだ。
それを見たルシアンとメアリーは二人してクスクスと笑い出すのだった。



「ルシアンがウチに女の子を連れてきたから驚いたよ。失礼、えっと、メアリー・スー少尉、だったかな?」
「はい、先の戦いでは父がたいへんお世話になりました」
「いや、大したことは…。リオネール閣下はお元気なのかな?」
「はい。今は統合作戦本部の参謀長を仰せつかっております」
メアリーの父・リオネール・スー中将は、冷静沈着で知られ、堅実な実戦指揮で下士官からの信頼も厚い人物だ。
「父君のような方が軍の中枢にいてくださるのは連合にとってありがたいことだ」
「そのうち准将もお呼びがかかるんじゃないですか」
軽口をたたきながら朝食を運んでくるエプロン姿のルシアンに、まだ湯気の絶ちきっていない目玉焼きに塩を振りかけながらウェンが反論する。
「バカを言うな。私は今の地位にとても満足しているんだ!」

LuLuLuLuLuLu…

電話が鳴り、ウェンが受話器を取る。
「なんだ、おまえか。てっきり出るのはルシアンだと思っていたよ」
TVモニター越しに皮肉を飛ばすのは、統合作戦本部後方支援課 次席参謀のキャナルゼ少将だ。ウェンとは士官学校時代からの腐れ縁である。

「これはこれは、休日の朝っぱらから何のご用でしょうか、先輩」
「おお、今日の式典だがな、軍関係者は全員中継を視聴するようにとの最高評議会直々のお達しだ」
「はて、吾々の政府は、いつから市民の休日の過ごし方にまで口を出すようになったんです?」

キャナルゼはやれやれという困ったような顔で続けた。
「どうせおまえさんのことだから、そんなことだろうと思ったよ。とにかく、後で面倒なことにならんようにテレビの前には座っておけよ。そうでなくてもおまえは目立つんだ」
「とんでもない。私はただのしがない研究所の中間管理職ですよ」
キャナルゼはいよいよ頭をかかえた。
「まったく、かつて連合軍の英雄と讃えられた『奇跡の(ミラクル)ウェン』も、いまや『博物館の(ミュージアム)ウェン』というわけだ」
「私は今の仕事に満足していますよ。少しばかり給料が安いことと、束の間の休日の朝のひと時を邪魔されるということを除けばね」
「とにかく、要件は伝えたからな!」

「キャナルゼ少将ですか?」
「ああ。宮仕えの悲哀ってやつさ」
ウェンがテーブルに着こうとする頃には、すでに食事の準備が整っていた。
「准将は、何と言ってもあの『エル・シフェルの英雄』ですから。きっと期待されておいでなのですよ」
嬉しそうに話すルシアンを遮り、ウェンは伏し目がちに語った。
「ルシアン、その呼び名はやめなさいと言っているだろう。あれはそんなに立派なものではないよ」

「エル・シフェルの奇跡」それは、八年前、当時連合領であった有人惑星 エル・シフェルの民間人300万人を、進軍してくる帝国軍を目前に無傷のまま脱出させることに成功した出来事である。その脱出作戦を指揮したのがウェン・ヤンディーであった。

「当時僕はまだ十歳でしたが、ウェン准将の活躍はとてもよく覚えています」
ルシアンは今年で十八歳になるが、その顔貌にはまだ幼さが残っている。彼は六年前、戦災孤児救済法、通称「トラバーユ法」によってウェンのところへに引き取られたのだ。一方、その庇護者たるウェンは生来の無精者で、ルシアンのおかげでようやく人並みの生活を確保することができていた。

「当時、私はまだ士官学校を出て間もない頃で、勤務態度も最低な中尉だったがね。
…だが、あの事件によって英雄化された私を政府は危険視した。花形の作戦本部からは左遷。そして、充てがわれたポストは解体寸前の歴史研究所の所長”代行”さ」

戦況の悪化に伴い、連合の文教部門の公共支出は激減。もっとも、従来から決して潤沢とは言い難かった連合軍「戦史編纂所」もさらに予算削減を余儀なくされ、いまやウェンがその事実上のトップとなっていた。

「たしかに、英雄を作らないというのは民主共和制の理念とするところです。でもそれは口実で、ほんとうは政治家たちは単に自分の地位を守りたかっただけでしょう?」
この話をするときには、ルシアンとはいつもこのやり取りになる。ウェンは困ったようなポーズをして言った。
「ま、そのお陰で、私は、歴史家になるという子供のころからの悲願が叶ったわけだが―」
そんな二人の話に、メアリーは興味深げに耳を傾けていた。

「ああ、すまないね少尉。とんだ愚痴を聞かせてしまった」
「いえ、そんなことありませんわ。閣下には到底及びませんが、私も自分の特技で連合に貢献できることをとても名誉に思っていますもの」
屈託なく感想を述べる彼女に、気後れしたように言った。
「…その、『閣下』はやめてくれるかな」
ウェンは頭をかきながらはにかんだ。

「たしか少尉は、軍の競泳選手だと言っていたね」
「はい」
「メアリーはこの前の大会でもすばらしい記録を出したんですよ」
「ほう。それは、これからが楽しみだ」

「メアリー、そろそろ出た方がいいんじゃないか」
「ええ、そうね」
「ステーションまで送るよ」
メアリーはウェンに敬礼すると、宅をあとにした。
「メアリー・スー少尉か… ルシアンと同い年だって言ってたっけ…」



「准将、ただいま帰りました」
ルシアンが帰宅すると、ソファーに座ったウェンが面倒くさそうに壁に掛けられたテレビのチャンネルを公共放送に合わせていた(もっとも他のチャンネルでも同じ内容なのだが)。
オープニングのファンファーレとともに式典会場の映像に切り替わる。
壁に掲げられた自由惑星連合のエンブレムの旗の元、テーラーメイドのダークグレーのスーツを洒脱に着こなし、髪をオールバックで固めた長身白眉の伊達男が壇上に登場した。

「親愛なる自由惑星連合の市民のみなさん、そして、連合軍将兵の同志諸君!
私は、最高評議会議長 兼 国防委員長のヨブ・トリューガーです」

「出たよ。だから嫌だったんだ」
顎肘をついて半目状態のウェンがつぶやいた。

「今日、吾々がこの場に馳せ参じた目的は何か? 先の帝国との戦い、アルスター戦域で散華した一五〇万の英霊を慰めるためである。かれらは尊い命を、祖国と自由を守らんがために捧げたのだ」
客席では悲しみに沈む遺族たちが、伏し目がちに議長の演説を聞いている。
「私はあえて問う。一五〇万の将兵はなぜ死んだのかと?」

「指導部が無能だったからさ」
事もなげにウェンが言い放った。

「かれらは自由と祖国を守るために自らの命を投げうった。これほど崇高な死があるだろうか! 同志諸君! 今日、私が訴えたいこと、それは、吾々の自由と祖国は、命をかけてでも守るに値するものだということ、これなのだ!」

少し間をあけて議長が続ける。
「さて、ここで我らが自由惑星連合の「自由の女神」をご紹介しよう」
合図とともにステージに軍服の少女が現れ、凛々しい表情で議長の傍らへと進んだ。
「メアリー・スー少尉だ」
会場は拍手とどよめきが起こる。

「こんにちは、みなさん。私は、いまこうしてみなさんの前に立たせていただいていることを、一市民として、そして、軍人として誇りに思います」

議長は彼女の肩に手を置いて言った。
「ここにいる彼女は、昨年士官学校を主席で卒業し、現在は連合軍スポーツ評議会に所属する競泳選手として、優秀な成績を収め、数々の栄誉ある賞にも輝いている。お分かりだろうか諸君。これが我々の強さと正義の証であるということを」

後ろにはメアリーの競技映像が映し出され、その華麗な姿に誰もが見惚れ、ほんの一瞬だが戦傷の悲嘆を忘れさせた。
だが、生き々とした表情で泳ぐスクリーンの可憐な少女が、いま目の前にいる勇ましい軍服の彼女自身だとは誰も思うまい。

「過去の旧弊にしがみつき、封建的な専制政治などという無知蒙昧に堕した銀河帝国と、われらが自由惑星連合との決定的な違いはここにある。自由惑星連合は、人種、職業、身分、そして、性別によらず、すべての人々の自由と平等を掲げるものである。そして、その誇り高き『自由』の意義は、つねにわれらが、祖国の一層の発展と繁栄を希求すればこそなのだ。  
だからこそ連合は強い。連合は正義なのだ。ゆえに、彼女メアリー・スー少尉の惜しみない才能と努力による卓越した活躍こそ、吾々連合市民の統一された最高の『意志』と『自由』の象徴なのだ!
さあ同志諸君、祖国のために戦おう! 自由惑星連合万歳!! 帝国を倒せ!!」

会場全体が興奮と歓喜の渦に包まれた。

「これだから政治家ってやつは。自分の立身出世のためなら、こんな女の子でも利用する」
「でも、なぜ議長はメアリーを?」
「見え透いた大衆扇動(アジテーション)さ。一つ目は軍に対する市民の高感度アピール。ただでさえ、長い戦いで厭戦気分が高まっているからね。二つ目は志願兵募集のための広報塔。そして、三つ目は、彼女の威光を借りての議長自身の選挙対策ってわけさ」
「ひどい。そんなことのために使われるなんて」
「だが、そんなやつでも、国民が支持する限り変わらないのさ…」
ルシアンは、いっけん冷めて構えるウェンの心中が穏やかならざることを、はっきりと感じていた。

2


式典が終わり、メアリーは高級将官の控室を訪ねる。
「メアリー・スー少尉、失礼します!」
扉を開けると、顎髭を蓄え、胸に参謀装飾を付けた体格のよい初老の軍人がいた。
「お父さま! 私、上手くやれたでしょうか?」
「ああ、とっても。亡くなったお母さんにもぜひ見せたかったよ」
そういうとリオネール・スーは彼女を胸に抱きしめた。
軍人から父、そして、少女へと戻る瞬間だ。

その後、メアリーは、残務処理に追われる父を待って、夕食をレストランで摂ることにした。

「こんな時期だからあえて言うのだが、私にとってお前は大事な一人娘なのだよ。その、軍人である私が言うのも妙だが、女性として、もっと別の道があるんじゃないか?」
オードブルの料理に手を付けながら父リオネールがそう切り出した。
「お父さま、その考え方は古いですよ。専制政治の打倒を掲げる、自由惑星連合の将帥が聞いて呆れるわね」
困った顔をする父。
「お父さまに憧れて軍人を志したけれど、結局は、小さいときから得意だった競泳の選手という形で軍への就職が許された。…でも、ほんとうは、お父さまのように私も戦場で戦いたいのです!」
父は黙ったまま、首を横に振るだけだった。



翌日、統合作戦本にスーが登庁すると、廊下で本部長のドーソン・ロックウェル大将とすれ違う。彼は他の将官よりも一際物々しい階級章装飾を身に着けている。
「おはよう、スー中将。昨日の式典では貴官の令嬢が大活躍でしたな!」
「いえ、あれも軍人としての務めを果たしただけですから」
下品な声を張り上げるロックウェルはこともなげにやり過ごされると、苛立ちの表情を隠そうともせず捲し立てる。
「そうか。しかし、議長のご指名があったとはいえ、戦没慰霊式で『銃後の兵士』が祭り上げられるというのも妙なものだな」
その嫌味な口ぶりに対して、スーは無表情で応じた。
「本部長、そのような雑談をするために呼び止めになったのでしたら、私は失礼させていただきます。…それから、艦隊の再編計画が遅れております。かねてから要請していた事務手続きを早急にお願いしたい。それでは、小官は職務がありますのでこれにて」

…くそ、スーめ。調子に乗るなよ!

ドーソン・ロックウェル。彼は統合作戦本部長という軍令部のトップにありながら、周囲からは尊大な態度に似合わぬ「蚤の心臓」、実務能力なしの「木偶の坊」、権力者に媚びへつらう「小役人」、さらには汚職にも手を染める「不潔漢」などとという不名誉な烙印を押され散々な評判であり、直属の部下に当たるスーとは事あるごとに諍いを起こしていた。
しかし、そんな彼が軍の要職に居続けられたのには、ある理由があった。

執務室に一本の電話が入る。

「ロックウェル大将、トリューガー国防委員長からお電話です」
「わかった。…もしもし」
「ドーソン君、私だ。艦隊編成の方は順調に進んでいるかね?」
「は、はい、もちろんです委員長、いえ、議長閣下!」
上ずった声のトーンが一段階高くなる。
「そうか。選挙が近いのでね。しっかり頼むよ。ところで、次の出兵では、最高評議会としても、何か決定的な成果が出ることを希望しているのだが?」
「と申されましても、まだ敵の出方を見極めませんと、どうにも…」
ロックウェルはハンカチで額の汗を拭いながら腰を屈めている。
「君、誰のお陰で今の地位にありつけたと思っているのかね。
あー、帝国にスパイでも送り込めんのかね?」
「ス、スパイと言われましても…」
「たとえば、えー、なんといったかなあの、先日の式典に出てきた少女士官がいただろう?」
「メアリー・スー少尉のことでありますか」
「そう、彼女だ! 機転も効きそうだし、何より美人だ」
その瞬間、ロックウェルの心中に普段から沈殿していたドス黒いモノが芽吹いた。
「議長閣下、よい考えを思いつきました」
「そうか、ではその件は君に任せるよ」
「はい、ご期待ください」

3


統合作戦本部に呼び出されたメアリーは、本部長の執務室に入ると、ロックウェルは、あからさまに横柄な態度でデスクに鎮座していた。
「お呼びでしょうか」
「うむ。早速だが少尉、貴官に極秘任務を命じる。
近々、吾が連合領に対し、帝国軍による大攻勢があるとの情報をキャッチしてな。そこで、貴官にはその帝国領本星に潜入し、詳細な戦略情報を持ち帰ってほしいのだ」
「ですが閣下、私にはまったく実戦経験がありません!」
メアリーは訝しげに答えた。
「問題ない。それに今回の作戦にはまさに君のような人物がうってつけなのだ」
そう言うと、ロックウェルは作戦要綱書を手渡した。
電子端末の内容を繰りながらメアリーは驚きを隠せなかった。
「こ、これは…」
そこには、帝国軍内に設置されているとされる「慰安所」のスタッフとして諜報活動を行う旨が記されていたのだ。
「つまり、間諜として色仕掛けで敵を誘惑し、情報を入手しろ、と…?」
「もちろん、君は進んで協力してくれるはずだ」
ロックウェルは咳払いをして椅子の向きを外した。
「次の作戦では、リオネール・スー中将に前線指揮を任せようかと考えているのだよ」
「そんな、父は後方勤務のはず!」
メアリーは思わず取り乱した。
「もちろん、すべては君の選択次第だが、ね…」
横目で睨みつけ、彼女に返答を迫る。
しばしの沈黙の後、メアリーは命令を受諾した。



家でメアリーが夕食の支度ができたころにリオネールが帰宅した。
夕食。浮かない表情を察して話しかける。
「どうしたんだいメアリー、元気がないじゃないか。父さんでよければ相談にのるよ」
「ううん、何でもないの」

「お父さん、私、今度の合宿で二ヶ月ほど留守にするの」
「二ヶ月も?! 随分急な話だが、大丈夫なのかい?」
「私は心配いらないわ。それよりお父さんこそ、私が留守の間、ちゃんと自分で料理や洗濯やってよね!」
父を心配させまいと精一杯気丈に振る舞った。

…お父さんにこんなこと絶対に言えないもの。

だが、これが二人にとって生涯最後の親子の会話となることを、この時はまだ知らない。



数日後。ロックウェルが薄暗い執務室で電話をかけている。相手はおよそ軍人とは縁のない裏社会の輩だ。
「『アレ』の様子はどうだ」
「はぁい、上手くいってますよ。でもさすがは腐っても軍人ですね。私らが仕込んだ業もすぐに覚えてくれましたよ。でもそれにしても、競泳水着でのプレイなんて、またマニアックな趣味ですねぇ」
指にこれ見よがしに金の指輪を嵌め、細身で丈の切れた派手なストライプのスーツを着崩しニタニタと笑う男の背後では、女性の呻くような悲鳴と喘ぎ声が響いている。
「でもこんなことして、一体どうするんですぅ?」
「君らには知る必要のないことだ」
そう言って電話を切ると、口元を歪め薄ら笑うのだった。


「極秘訓練」を終えたメアリー特務少尉は、間もなく「シュテルン・アメリー」として帝国領民に偽装し、中継地であるセザーン自治領を経て、帝国首都星へと進発した。


メアリーの戦い(前編) 
Ende




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